2009年5月アーカイブ

私が持っている資格の一つに「パソコン検定(P検)準2級」がある。

約3年前、職場でP検を実施した際、生徒と一緒に受けたのである。「ノー勉」すなわち「試験勉強を全くしない状態」で受験した。初受験だったが、一発合格した。自分自身に感心した。なお「ノー勉」ってコトバ、私が学生のトキは無かった気がする。近年の「学生用語」だと認識している。
未だに心残りなのが「一太郎検定1級」の同時取得を逃したコトである。さんざん一太郎を使い、礼賛しているのに、一太郎検定を通過できなかったなんて...orz

「P検」のシステムは、年々洗練されてきている。そのシステム開発費はそれなりに必要だろう。
5級は無料で受験できる。

高校3年生に5級を受験させてみた。
全員合格した。やはり「合格」は嬉しいようである。パソコン検定協会と私の策略にハマッたようだ。

なお、それ以上の級も「模擬試験のプログラム」はあるようだ。試したコトは無い。


他校の教員、特に情報科教諭のブログは、地味にチェックしている。それらを見ていて「今年は一応タイピングもやろう」と思った。
「書画カメラ」を用い、指の置き場を確認した。シフトキーの使い方(逆の手の小指で押す)も伝えた。

その後、「Type Trainer」を用いた。
「キーボードを見ないように」と念を押した。タッチタイプに一番必要なのは「手元を見ない根気」であろう。このソフトは、画面だけを見ていれば、操作ができる。優れものであると思う。


で、ストレスを与えた後、最後に「タイピング君」を行った。「キーボード見て良いよ」と伝えた上で。
「タイピング君」って、無作為なのか、作為的なのか、ネーミングが凄い。

「タイピング君」は、解凍した後 typing.exe を実行するだけだ。インストールは必要ない。使いやすいソフトである。

私は100点を叩き出します。先ほどは、1分14秒を余したッス。
typing_kun.jpg


以下は「各種検定」の経費についての私の見解。

P検。
先にも述べたが、システム開発が結構大変だろうと思う。下請けのカイシャに金を払っているのだろう。

英検。
受けたコト無い。
職場の先輩の英語科教諭は「面接官」としてシゴトをする場合があるらしい。このシステムには「面接」が必須らしいから、人件費がかかる。

漢検。
実は、ちょっと受けようかと思っていた。
コイツは「紙っきれ」で完結する。相対的に安上がりなハズ。主催者は私腹も肥やしたくなろう。「P検2級」よりは「漢検2級」の方が魅惑的だ。そりゃ、受験者も多かろう。「平成教育学院」等の後押し(?)もあるだろう。打倒ウジハラ君。

そういう不埒な発言をなさる方、基本的に「旅行者」なんでしょ?

日本以外のクニにいるらしい「目の輝くこども達」。そのヒトビトから見れば、「異国のヒト」は珍しいコトでしょう。ましてや、「カメラ」みたいな存在は。
瞳孔は開くでしょうね。「興味津々」だろうから。


まことしやかに「日本悲観論」を延べるオッサン。君の方がダメ人間なのでは無いかい? 私もダメ人間である自負を持つが、なるべく真っ当なヒトに見えるよう、日々それなりに努力をしているつもりでありますよ。

チナミに職場での私を知っているヒトで、「おめぇ、部活の指導ほとんどしてねぇじゃねぇか。嘘つくな!」って方がいらしたら、こちらの日記をご覧くださいませ。
「部活動の指導をするために教員になった」ってヒト、私は基本的に理解できません。「なりゆき」で部活にハマるのは、仕方ないとは思います。
イタイのは、「部活指導をしたいので、センセイになりたいのです」って宣う学生。私は「なるほどねぇ」って言います。口では否定も肯定もしません。心の中は否定です。


普段の学校の授業だって、「とても集中している生徒」には度々出くわします。
そりゃ、毎日毎時間ってワケじゃ無いッスよ。そんな生徒が居たら、単なる「躁」でしょう。心配しちゃう。

銀河鉄道?

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たまたま、実家からの帰りに乗りました。
最初に遭遇したときは、「変な色合いの車両だなぁ」って思いました。

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昨今?の銀河鉄道は、ロングシートなのですね。「不況」は地球ローカルなのでしょう、通勤ラッシュもあるみたい。

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ロケ地:西武池袋

東京の下町を軽くサイクリング

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秋葉原と錦糸町、必ず連休中に行こうと思っていた。

秋葉原では、「不要なパソコンソフト」を売り払うつもりだった。錦糸町ではオリナスに行き、ちょっと前に貰った「福引きの券5枚」を消費してくるつもりだった。


連休中に実家を訪れた際に、「絵馬が付属した破魔矢」とか「お守り」とか「お札」など、「湯島天神関連グッズ」が再発見された。なお、絵馬は巳年だった。私が大学受験した年である。

職場の個人ロッカーには、湯島天神のお札がちゃんと置いてある。
大学時代の旅行サークル帰路の長崎でゲットした「亀山社中の木製お守り」とか、勤務先の修学旅行引率で買った「太宰府天満宮のお札」とかと一緒に。
私は割と信心深いのかも知れない。「無神論者」を自称している割には。


実家の「湯島天神グッズ」は、20年近く置きっぱなしになっていたようだ。妹の分(だと思う)も一緒に湯島天神にお返しするコトにした。

公式サイトのFAQには、以下のような記述がある。

Q 古くなった御神札(おふだ)・お守りはどうしたら良いのでしょうか?
A 御神札・お守りはお受けになってから一年ほどしましたら新しいお御神札・お守りに受け替えていただくのが一番よろしいかと思います。古い守札は境内に「古札納所」がございますのでお納め下さい。

「古札納所」とやらがあるコトを、そのサイトで知った。


で、実家に行った翌日、矢やお守りをお返しすべく、さらっとお参りしてきた。現在の住居からは、自転車で楽に行ける距離である。秋葉原や錦糸町を含めて。


上野公園をサンダル&ママチャリですり抜けた。「私は地元民だよーん」って主張しているようで、ちょっと誇らしいような気がした。単なる自意識過剰である。

秋葉原の歩道は混んでいたが、ソフマップの買い取りセンターは空いていた。

福引きでは、微妙な「福」を引いた。最下等である6等賞の「ポケットティッシュ」を5個ゲット。
電車やバスを使わなくて良かった。アシが出る。


大学時代に所属したサークルは「伸歩会」という名称で、年に3回ある長期休業中の「徒歩旅行」が最大の行事だった。
「そのサークルに入ったから歩くコトに興味を覚えた」のか、あるいは「歩くのが好きだったからサークルに入った」のか、定かではない。ま、何しろ歩いたり、チャリンコで移動するのは嫌いではないのである。


見知らぬ土地を歩くのは面白い。
もちろん、見知らぬ土地自体を訪れるコト自体が面白い。だから、初めての場所に、無理に徒歩でアプローチする必要なんて無いのである。若さって素敵。
もちろん、「車窓見学」ばかりの旅行は味気ないケド。

自転車や徒歩の利点は、「普段、自動車や電車で通り過ぎてしまうような場所を、比較的ゆっくりと移動し、その周辺についての情報を得られる」って点にあるような気がしている、ここ数年。


で、気になっていた「東京スカイツリーの根元」も行ってみた。
住み処から買い物のために錦糸町へ車で向かう際、その横を高速通過していたからだ。
20090504.jpg

地味に人出があった。

8年前に私が危惧した「地上波デジタル化の成否」は、今も流動的である気がする。
しかし、スカイツリーの現場では、鉄骨を組み上げる努力が続いている。
「構造」を設計した職人、「業務遂行方法」を設計した職人、「鉄骨そのもの」を組み上げる職人。

私も私なりに、職人として精進したい。

「教育員制度」解説

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どうして教育員制度を導入するのですか。


 これまでの日本の学校教育は、教員や事務員、教育委員会という教育の専門家が中心となって行われてきました。丁寧で慎重な教育がされ、またその結果優秀な人材が輩出されることによって高い評価を受けてきたと思っています。
 しかしながら、「学校は旧態依然としていて、もはや死んでいる」という「云われ無き評価」や、「教員は神聖な職業である。ただひたすら、勤務時間も関係なく働けばよいのだ」という見方があったりして、今の学校教育と、それを司る教員は「許し難い存在である」という印象操作が行われてきた面もあったと考えられます。
 そこで、先般から続いている「教育改革」の中で、国民全員による教育参加の制度の導入が検討され、国民全員が教育員として、それぞれの知識経験を生かしつつ一緒に「子どもの教育」を行うことにより、より国民の納得できる「学校教育及び生涯教育」を実現することができるとの考えのもとに教育員制度が提案されたのです。

ま、ブッチャケ言うと、「タバコのポイ捨て」とか「やたらに臭う化粧は止めろ」と。
あるいは、「政治家だからと云って、身内に便宜を図ったりするなよ、この腐れ外道!」ってコト。
きちんと教育を受けたならば、漢字はちゃんと読みたいし、金にもキレイでありたい。

以上、法律の趣旨を踏まえ、ご協力よろしくメカドック。


元ネタはこちら

「裁判員制度」の導入、私は全然同意できません、未だに。
てめぇのケツは、てめぇで拭いて欲しい。裁判官は、皆、志願して法曹界に入ったのだろうから。
自己の鍛錬で「わかりやすい裁判所」を目指して欲しいよ、全く。

数年前の法曹人口を増やそうという動き、私は全然理解できませんでした。「(聞くトコロのアメリカのような)訴訟社会」、全然魅力的でない。日本は「和」でしょ、とりあえず。で、最近は「やっぱり減らそうか」とか言ってる。グダグダ過ぎ。

止めようよ、裁判員。
「昔のDNA鑑定が誤っていたかも」ってニュースがあるが、裁判員は検察などが集めた物証等を元に判断を迫られるわけだ。高知白バイ事件(ウィキリン)などもあった。
そんな砂上の楼閣での「戯れ」なんて、さらさらゴメンだ。時間の無駄だ。

ただし、政治家とかの贈収賄に関わる裁判には、是非とも参加したいなぁ。被告にケツを向け、両手で鉄砲つくって「死刑 !」って言いたい。何で「裁判員の関わる裁判は限定されている」のかしら、超フシギ。


過去の関連する日記
主権の行使
「本当の情報」は何処にも存在しない
死刑制度と冤罪と

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目を疑った。数日前の事である。
update.gif

アップデートが「300MB超」でした。
私が昔に買ったパソコン、下手すると、その「アップデート1回」でハードディスクが満杯になったはず。

結果、IE8(Internet Explorer 8)が、導入された。特に使っていない。
基本的に Firefox を使っているから。


「14年前、初めてのボーナスを注ぎ込んで購入したパソコン」は、PC-9821Xa10/C12 である。
定価 \498,000- である。高っっっっっっっっっ! 当然(?)ボーナスだけで買えたわけではない。毎月の「お給金」の残りもだいぶ入っている。
ま、高かったからこそ、今でもちゃんと起動するのかも知れないが。

型番の"10"は"ペンティアム100MHz"を表している。"12"は"ハードディスク1.2GB"である。隔世の感。

5万円ケチると、PC-9821Xa10/C4 しか買えない。"ハードディスク400MB"である。IE8 は入るが、Windows は入らないのかな?
"800MB"が \50,000- ってコトだったんでしょうね。パソコンハードウェア鎖国時代の末期でした。


Windows7、別に試す予定はないですね。
インストールとか面倒くさいし、特に不具合もないから Vista でいいや。
ちなみに、上記"98"では、Windows98 が走っています。

『キャッチャー・イン・ザ・ライ』のペーパーバック版を最近読み終えた。『ライ麦畑でつかまえて』じゃなくて、村上春樹の訳の方だ。
村上春樹訳のハードカバーも、発売当初に買った。

『ライ麦畑でつかまえて』は、「がっきゅーぶんこ」に置いておくコトにしている本なのだが、度々無くなる。今も無い状態が続いている。

今回は新しい「村上春樹版ペーパーバック」を置こうかと考えたのだ。しかし、まずは自分が一度読まないと、もったいない気がしたので、読んだ。
このサリンジャーの『The Catcher in the Rye』は、私がもっとも繰り返して読んだ物語のハズだ。

新潮文庫には、同じサリンジャーの、他の作品がある。
『ナイン・ストーリーズ』はまだしも、『フラニーとゾーイー』『大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章』の記憶が、ほとんど無いのですね。
今、Amazon の書評を見てみたところ、改めて『フラニーとゾーイー』は読んでみようかと思った。今度、実家から拾ってきましょう。しかし、なにしろ『ライ麦畑』は、他の作品に比べ、頭抜けていた記憶がある。

結局、ペーパーバック版は、キレイでもったいないので、とりあえず手元に置いておくことにしました。
また、古本屋で「がっきゅーぶんこ」用を買うことにします。


で、何でそんなことを書いているかというと、以下のサイト(どちらも昨日作成された)を見て、主人公ホールデン・コールフィールドの主張を思い出したからである。彼は"Good luck!"という挨拶が嫌いらしい。

H-Yamaguchi.net: 「お祈り」する人、される人

Diary or Notes: 「さようなら」 そうならなければならないなら・・・


「お祈り」というコトバの新しい意味は、初めて知りました。

ようこそ」とか「ありがとう」の意味は考えたことがありましたが、「さようなら」は気付かなかった。
かなり奥が深いコトバだったのですね。

礫(つぶて)

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Web屋のネタ帳 : 厚生労働省に「医薬品のネット販売禁止はおかしいだろ」とパブリックコメントを送ろう(締め切り5月18日)
を見て、私も一応コメントを送ってみた。

上記サイトから、引用します。

1. 厚生労働省:パブリックコメント受付というページにアクセス
2. 「件名」の欄に 薬事法施行規則等の一部を改正する省令の一部を改正する省令案について と書く。
3. そのほかの欄を適宜埋める。
4. ご意見の欄に、「ふざけんなバーカ」とか書いてはいけません。もう少し理知的に思いのたけを書きましょう。


私はこんな風に書いたッス。
pubcomme20090512.gif

薬事法の改正に反対します。
私自身はネット上で医薬品を購入したことはありません。
しかし、「第6回  医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」における、三木谷氏による資料を見る限り、ネット販売の規制は、日本における様々な消費者にとって、一利も無いように思われます。


ぶっちゃけ言いますと、私は「どっちでもいいや、どうせ意見を言っても仕方なかろうから」って思っていたのです。
過去何度か、パブコメとやらを通じ、意見を提出したことあります。しかし「梨の礫」って感じでした。ホント、意見募集するなら反映させろって感じですわ。
しかしまた、今回も「着てはもらえぬセーターを、涙こらえて...云々」って感じで意見提出してみた。懲りない私である。

三木谷氏の資料をざっと読んでみましたが、現在ネット販売に頼っている方々は、本当に切実であろうと思われます。

「礫」に続き「パンくず」

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この「腐れ日記」近傍の、古典的な「ほーむぺぇじ」、要するに"ariori.com 以下の手書きのhtml"に、「パンくずリスト」を設置した。
前から、微かに設置しようかと思っていたのだが、やっと実現した。思ったよりも簡単だった。

チナミに、この腐れサイトが置いてあるのは、coreserver です。お世話になっております。

新型、首都圏襲来

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八王子で「発見」されたらしいですね。
あんまり、職場にいるのも何なので、帰宅することにしましょう。

もう、だいぶ広まっているのでしょうね、東京でも。

正しいマスクの使い方: 咳やくしゃみの人にそれを譲ってあげること: 極東ブログ

さすがに、「アルファブロガー」であらせられる「弁当爺」だと思った。


私は、「現在風邪(あるいはインフルエンザ)に罹患していない自分」にとって、マスクは不要だと考える。

毎日電車通勤であるが、今日はちょっと早めに家を出て、なるべく空いた電車に乗ろうとしてみた。しかし、電車の接続の関係か、あまり空いていなかった。明日は別の時刻の電車に乗ろうと思う。
職場(東京都内私立中高)でのマスク着用の指示に備え、自宅からマスクを複数持参して出勤した。電車の中では、特にマスクは着用しなかった。

私がマスクをするのは、自分の咳やくしゃみが酷いときか、風邪をひいていて口と喉の周辺に湿気を保ちたいときだ。


話は変わる(ように見えるかも知れない)が、ネクタイってあんまり好きじゃない。
しかし、一応社会的な活動(日本のヒト社会での勤労)を行っているので、「フツー」に見えるよう、ネクタイとかをしている。


職場では、本日より「マスクをつけて授業しましょう」って指示が出た。自分の感覚とは異なるのだが、素直にマスクをしましたとさ。私も丸くなってしまったものである。
釈明すると、「教師全員マスク着用」に対していちいち反論するのは、「非生産的」だと思ったからである。決定事項に反論するよりは、マスクを付け、さっさと授業を行った方が良いに決まっている。
なんてったって、ここは「マスク天国」の日本である。


なお、職場では「朝、体温を測ってね」って指示も出ていたので、ちゃんと測定してから出勤した。起き抜けは35℃台前半だが、およそ2時間後の職場到着直後は36℃台半ばになっていた。知識としては知っていたが、自らの体温経時変化は、初めて観察した。


2009/05/28追記
数日前に、「マスク着用せよ」って指令は解除されました。26日火曜日だったかな?
なお、体温測定は継続しています。その判断は良いと思います。
ま、検査しなければ、東京都からはインフルエンザは出ませんよね。「高度な政治的判断」とも言えるのかも知れません。見ざる聞かざる言わざる。
北朝鮮も、東京都も、市井のヒトに「情報を与えない」って点では同じですね。北朝鮮よりは東京都の方がマシなのは、多分確かです。
私はそれほど飢えたコトは無い。


過去の関連する日記
文化の不思議
微かなる反抗
腰パンって見苦しくない?

雷雨のランゲルハンス島

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本年度は、1週あたり16コマの授業を担当している。
2コマ連続×8クラス。楽と言えば楽である。1種類しかないというコトで。

で、本年度も昨年度も、土曜日はほとんど潰れないのである。
積極的に学校行事を突っ込んでしまえば、他の曜日との時間差も減るのかも知れないが、学園祭が入っているくらいで、ほっとんど潰れない。

簡単に「自習」としてしまうのは、教員としての自覚に欠ける気もする。しかし、特定のクラスだけ様々な授業を行うというのも、他のクラスの生徒に悪い気がする。って、言い訳か?


私の職場だけの表現かも知れないが、一応1週間以上前から「売りに出」してみた。
1コマだけ売れた(他の教員が、元々私が授業を行うべき時間に、代わりに授業を行った)が、3コマはそのまま自習としてしまった。

まぁ、生徒と私の利害が一致したとも言えよう。


ホームルームの担任をしていると、毎日毎日「学級日誌」を見ることになる。
そこには「どのような授業を行ったか」が書かれている。
歴史やら数学やら、理科ならば、だいたい想像はつく。体育や家庭科も然り。国語の古典もだいたい定番は決まっている。
しかし、英語(のリーディング)などでは、時々「...どんな内容?」って疑問に思うことがある。英語の先生って、大変だと思いますね。英語という言語と一緒に、その教科書で扱われている内容についても、理解が必要となる場合があるようだ。私は時々、科学的な事項について、英語科のセンセイなどから質問を受けることがある。

そして、「学級日誌」を見ていて最も疑問に思うことが多いのが、現代文である。

そんなわけで、「自習監督」となったヒマな時間、私によくやるコトに「生徒が使っている、現代文の教科書を借りて読む」がある。


ここしばらく、学級日誌には「平気」って文字があった。
「平気」って何スか? って、ずっと思っていた。
正岡子規にまつわる文章だった。作者は失念しました。知らないヒトだった。使われている教科書は、東京書籍のものでした。東京書籍は割と好きです。
現在、勤務先の中学理科の教科書は、私の趣味で東京書籍にしたッス。地学の教科書も、勝手に東京書籍にさせてもらった。実は、高校地学の教科書としては、採択率はそれほど高くないらしいですけどね。私は東京書籍のヤツが好きです。

で、「平気」が何か判明したので、ぱらぱらと目次などを眺めてみたら、「村上春樹」の文字が目についた。
入っていたのは『カンガルー日和』だった。

サリンジャーの"A Perfect Day for Bananafish"は『バナナフィッシュにうってつけの日』あるいは、『バナナフィッシュ日和』と訳されている。"BANANA FISH"ってマンガ、大学時代に中学校社会科の元ラガーメンのマンガ好きの先輩に借りて読ませてもらった記憶がある。面白かった記憶はあるのですが、最終的な結末が全然記憶にありません。ま、どうでも良いけど。

で、私もあやかって(?)『ホニャララ日和』って文章を書こうかと思ったが、あまり小説風なものは思いつかないのだった。で、この文章がダラダラと続いている。


話は東京書籍の『現代文』に戻る。
パラパラとページをめくると、怪しい(と私は思う)科学者の茂木某の文章があった。
ま、文章はどうでも良いのだけど、その挿絵が安西水丸のものだったのだ。ペンギンが書いてあった。

同じ本に村上春樹と安西水丸が同居しているなんて、『ランゲルハンス島の午後』その他の作品みたいだと思った。さすがに『カンガルー日和』には、安西氏の挿絵は合わないのだろうと思った。
純粋に文字だけで想像する方が、『カンガルー日和』に「うってつけ」だろう、高校生が読む教科書としては。

国語の教科書、現代文の物語文に挟み込まれる発問って、どうしてもみんな愚問に見えてしまう。『カンガルー日和』の場合も例外でなく、きちんと所々に問題(?)が書いてあった。
「彼女の心情は、どのように変わったか」なんて書かれていた気がする。「どうでもいいじゃん」って思っちゃうのですね。小説ってのは「なにか読ませるところ」があり、何かが澱(?)として読者の心に残れば、それで良いと思うのです。
私は『カンガルー日和』のための「定期テスト対策の勉強」はイヤだなぁ。

なにしろ、私は高校時代から、もしかすると中学時代から、「現代文はだりぃなぁ」って思いを抱いていたような気がする。
取り上げられている文章自体は、どれも「読ませる」ものが多く、面白いと思いますよ、現代文の教科書は。ただ、発問がねぇ...。
ま、国語科教育学は詳しくないから、突っ込みはこの辺で終了。


で、どうでも良い個人的な話になるんだけど、ってか、元々、例によってどうでも良いコトしか記していないけど、『ランゲルハンス島』に関わる私の履歴を記してみる。

多分大学時代・・・・『ランゲルハンス島の午後』中の、「女子高校生の遅刻について」が印象に残る。
大学卒業後・・・・予想だにしなかった女子校勤務が始まる。
その後・・・・予想だにしなかった「生物の授業担当」となり、「ランゲルハンス島」が何ものなのかを、ある程度正確に知る。
今・・・・勤務先では、学校に忍び込んでいる子もいるのかなぁ...。 私は知らないなぁ...。

この「履歴」話は、前から日記に書こうかと思っていて、しかし書いていなかったコトなのですね。
私は、高校~大学では、「物化生地」中では、生物が一番興味なかったです。当然「ランゲルハンス島」が何かも知らなかった。
今は、生物学は面白いと思います。


過去の関連する日記
もしも月がなかったら ←東京書籍の本の題名

先に白状しますと、たびたび意識を失いました。
しかし、意識を保とうとする努力は続けました。
お話は面白かったです。
生物科の教員にとっては、部分的に難解な用語・概念があったんじゃないかと思います。


ネット上で検索しても、私が本日お聞きした講演の話題は出づらい。
ってか、「埼玉県高等学校生物研究会」で検索して知りましたが、この団体の公式(?)サイトは無いのですね。
改めて、「都生研(東京都生物教育研究会)」のナベタセンセイは偉いと思いました。


具体的には、以下の講演会に行ってきました。
2009年5月27日(水)埼玉県高等学校生物研究会講演会「新しい生命進化論:銀河からゲノムまで」 | 都生研 blog

自然科学を、(なるべく)広く深く知ろうとしている私は、クバプロ(ま、この団体の活動資金の出所も怪しいがなぁ...)の『第13回「大学と科学」生きている地球の新しい見方-地球 生命 環境の共進化-』を自腹で買いました。もう10年近く前なのでしょう。

その本(講演録?)の著者の一人であらせられる「丸山茂徳氏」は、妙に印象に残っていました。
内容が面白かったからだと思います。


上記「都生研」のメール経由で知った講演会、本日行ってきたわけです。


センセイの話を聞いて疑問に思ったコトに

「(太陽系の属する)オリオン腕は、他の腕に対して、明らかに異なる運動をしている」ってのが前提の話題がありますが、そのハナシは確かなのですか?

ってのがある。
部外者&居眠りする生徒だったから、質問しませんでした。

「オリオン腕は、銀河系の他の腕からは分離していて、独自の運動をしている」ってのは、どこかで見たことがある。
帰宅してググってみたけど、今のところ見つけられません。

銀河の「腕」って概念自体が、これからは消えていく気がするのですね。力学の結果としての「構造」があるだけで、「腕」はその「スナップショット」なんじゃないかと思うのですよ。
大体、「銀河系は"棒渦巻き"カモ...」って話もありますし。

今、さらに気づいたが、ダークマターと銀河系の(オリオンその他の)腕の関係が、「今日お聞きした丸山理論」ではまったく無視されている希ガス。


でも、プルームテクトニクスって概念は、鉱物学の実験と地震波の解析に裏打ちされている(と思える)から、そちらは信用します。(偉そうな私)


めちゃくちゃに"log"ッスね。

繰り返しますが、全体的には大変勉強になりました。
丸山センセは59歳には見えませんでした。若い。

ろぐ

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出張の帰り、母校である東京学芸大学構内を散歩してきました。

自分の視力低下を初めて認識したのは、自然科学系講義が多く行われた「410教室」です。200近くの座席があったハズです。講義棟は1号棟から4号棟までありました。それらが無くなったのは、もう10年くらい前なのでしょうかねぇ?
410教室跡地の横にあるのは、私が死にかけた「学芸大学のシケイン」。ケータイで撮影しようかと考えました。しかし、現役学生の人通りが多く、スーツ着たオッサンが「おもむろに写真撮影」するのは、彼我共に違和感を覚えるだろうから控えました。


上(北)から下に向かってバイクで突っ込み、転倒したのですね。


自分が「印象深いセンセイにお会いしたなぁ」って思うのは、中学・高校です。
出会った「友人」が印象深いのは高校・大学ですね。
もちろん、教官に深くお世話になったのは大学時代です。教官1人あたりが担当する学生数が少ないものねぇ。

私の卒業した中学@豊島区は統合されて消失しました。高校は校舎が建て替えられた。

母校という「風景」で、一番変化が少ないのは大学です。

20090528.jpg
およそ20年前、日曜日以外はこの風景を眺めつつ、構内に入ったのですな。
東門からのケヤキ並木です。武蔵小金井から、てくてく歩くと、たどり着きます。

道の駅「尾久橋」

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遠景
20090529_1.jpg

寄ってみた
20090529_2.jpg

私のココロの琴線にバント&ラン(意味不明)。
訪問4回目にして、やっと撮影しました。


似たような日記
過ぎたるは...

ここにあるのは2009年5月に書かれた日記です。

前のアーカイブは2009年4月です。

次のアーカイブは2009年6月です。

最近の日記はこちらで見られます。過去に書かれたものはアーカイブで見られます。