脳内パラレルワールドでの入院

定期的に見る夢がある。それは「大学院生となっているが、修論が書けていない」という状況の夢である。そもそも、私は高等教育とは4年でおさらばしている。そして勤め人になった。大学院へは進学していない。

この数日、自分の「卒論」をパワポのスライドに編集し直していた。学年の「進路指導(的なもの)」のためである。「画像の出典」などを示し、整形したpdf(1.72MB)を、こちらに置いた。

で、今回知った。「山崎の天然水」なるナチュラルミネラルウォーターは、廃番になっていた。
「山崎」はサントリーのウイスキー工場がある場所である。当時(20世紀末)はサントリーが「山崎の天然水」を売っていたのである。普通の値段でね。
ウイスキーの「山崎」はうまい。高いだけのことはある。ひと瓶、義父から貰ったことがある。それも「他人からの貰い物」だと言っていた。義父はあんまりお酒を飲まないヒトなので。

ウイスキー「山崎」が有名になったからこそ、その水も「プレミアム化」させたのだろう。今では炭酸水しか売っていないようだ。それも結構高い値段で。うまいことやりますな。
ま、真面目にウイスキーを作ってきた結果でしょうから、良いことですけど。


改めて自分の研究を振り返る。「よくやったなぁ」と思う。
で、この論文を作成している際(それは「卒業後の勤務先が決まっていなかった時」でもある)、指導教官に「この研究について、(義務教育などでの)教材化を進めるためにも、もう少し研究をしてみても良いのではないか」という話を受けたことがあった。大学院進学、或いは聴講生?についての、軽いお誘いだったと認識している。

私は、大学院に進学するつもりは無かった。
・さっさと教員になって、自分で稼ぎたい。
・地学(あるいは理科教育)の研究を続けていく気がない。
・原子吸光分析は、小学校~高等学校で行うには高度すぎる。機器も高価で繊細。
・小学生が「カルシウムが何ppm、ナトリウムは...」ということに興味を持つとは思えない。

そんな私なのに、夢の中では大学院に進学しているのである。母校、東京学芸大学のね。
夢を見るたび、微妙に話が進行している、というか、過去に見た夢の内容が反映されていたりする。毎度毎度、何故かなかなか指導教官に会えないのである。修論のテーマがきちんと決まらず、悶々としたまま夢は終わるのである、毎度毎度。

「脳内の世界が続いている」というと「世界の終り」だ。村上春樹の小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』のヤツね。村上春樹の小説では、一番好きな作品だ。書名が「終わり」じゃなくて「終り」なのは何でだろう? ずっと謎のままだ。
夢の中の母校は、実在の母校と比べ、やたらと樹木が多い。それも「世界の終り」っぽい。

最近は全然、村上春樹氏の本は読んでいない。フィクションの小説自体をほとんど読まなくなってしまったのですけどね。テレビゲームもしなくなったな。
とりあえず、現在の私は「架空の物語」をそれほど欲していないようだ。

そして、脳内入院はこれからも続くのであろう。何故だろう。ま、卒論のテーマが決まらなくて苦労したのは事実ではあるけど。ちゃんとパワポにも記しておいた。


過去の関連する日記

塩化水素吸引事件(2000年11月)
皮膚癌発病疑惑(2000年12月)
パソコン破壊未遂(2000年12月)
突然ですが...(2003年8月)
Change the World(2009年1月)
trump king deadzone(2016年5月)

ここにあるのは2019年1月25日 18:53の日記です。

ひとつ前の日記は「2019「センター試験」ベンチマーク結果」です。

次の日記は「文科相の文章にツッコミ」です。

最近の日記はこちらで見られます。過去に書かれたものはアーカイブで見られます。