2017年12月アーカイブ
よう喋る朝の電車の山ババア
私の勤め先でも、少々前から「Web出願」というものが導入されている。なんでも「紙の要項や願書を作成するより、安く済む」とのことだそうで。ってコトは、前にも書いた気がしていたら、やはり書いていた。
何か「良くなった点」を挙げるとするならば、「氏名の入力やそのチェック」が不要になったことだ。例えば住所に含まれる「ハイフン」などは、「全角入力で」とした場合、「長音記号」が混じったりして、多少厄介ではある。しかし、氏名の漢字チェックに比べれば、よほど簡単な話である。
ただし、私の勤め先では、真面目に「戸籍にある文字で書類を作成します」ってコトで各種作業が行われており、未だに「外字」を運用していたりする。(その周辺の腐れ日記)
実働部隊は私ひとりなのだけれど。
この間『キラキラネームの大研究』(アマリンク)って本を読んだ。読み始めた理由は後述する。なかなか面白い本だった。
その本の中に「子供の名前に使いたい文字の希望として、『腥』があったが却下されたという話がある。詳細は『日本の漢字』に」ってなコトが書いてあった。で、そっち(アマリンク)も読んでみた。
この本は「じじい」が記しているのだと思っていた。著者は笹原宏之なる御仁。で、一通り読み終わり、驚愕した。私よりも5歳しか上じゃないらしい。やはり「その道のヒト」というのは、凄いのだなぁ...、って思ったのだった。
「腥」は「なまぐさ(い)」としか、私は読めない。が、世の中には「月に星で綺麗だなぁ」って思うヒトもいるからこそ、そういう「子供の名前に使いたい」という要望が出たんだとか。
なお、私の子は「ごく普通に読め、漢字にも意味を込め」て付けた名前である。しかし、ヒトによっては「キラキラネーム」的に見えるらしい。その点に苛ついて(?)いた私でもあるので、『キラキラ...』を読み始めたのであった。
しかし『日本の漢字』を読み進めていくと、私も「キラキラネームを子供に付けるヒト」も五十歩百歩なのかも知れないなぁ...、と改めて考え直すことになった。なにしろ、勉強になりました。
『キラキラネームの大研究』『日本の漢字』、どちらも面白い本です。
昨日、職場ではほとんどの先生方が採点に勤しんでいた。
私より年上(だと思う)の先生から、飴を一粒もらった。ありがたくいただいた。ブルーベリーの飴だった。
「皆さんは大丈夫かも知れないけど...」というようなフレーズと共に、その飴は配られたのだった。
これは「目に良いという『疑似科学』を信じてしまっているのだろうなぁ...」と気づいた私は、近くに居た理科教員に聞いてみた。
「ブルーベリーが目に良いっていう話、どう思います?」と。
「え?目に良いんじゃないですか?」との返答。彼の方が若い。刷り込みを受けちまった世代のようだ。
私はざっと「ロドプシン界隈に対して、ブルーベリーが影響を与えるという説もあるようだが、私は嘘だと思っている」と伝えた。
ってな話をしていたら、私の隣の先生(私よりすこし年上)が「昨日、配偶者から『イチョウ葉エキス』を買い与えられた」という話をなさってた。
ブルーベリーについては、10年以上前に調べたっきりだったので、改めてググってみた。
数分後、理科教員の彼と私は、同じページを見ていた。
ブルーベリーエキス | 疑似科学とされるものの科学性評定サイト
である。
上記ページ、全体に「科学的」であろうとしているので、やはり説明が長くなる。一通り読むのは、私のような「物好き」であろう。ブルーベリーの効果を疑わない方は、そのような検索もしないのだろう。で、とりあえず前述の「飴を配ってくれた年上の先生」には、今のところ知らせていない。
知らせた方が良いのかな...?
私は、別のページもいつか読もうと思う。
ここまでが昨日の話である。
先ほど、イチョウ葉について調べてみた。その効果の真偽は今のところ保留にしておく。
とりあえず、興味深い記事があった。
試験勉強には"効かない"イチョウ葉なのに......機能性表示食品の今 | FOOCOM.NET
私が数年前からその存在を知り、尊敬している松永和紀氏の記事だった。この方、最初は男性なのだと思い込んでいた。
FOOCOM.NETなるサイトも、過去に見たことがあった。今後はもっとチェックしよ。
松永氏の本は、ついこの間一冊だけ読んだ。たまたま、勤務校の図書館の棚にあったので。
『メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学(光文社新書)』(アマリンク)
重い内容なので、この「腐れ日記」には記していなかった。以下の本は刊行直後に読んだ。
子宮頸がんワクチン、副反応と闘う少女とその母たち
https://www.amazon.co.jp/dp/4087815684
私はこの本を読んで、「厚生省などが言うように、ワクチン禍は『心因性』なのだ」との認識を持った。
ただ、その私の「認識」を記してしまうと、「厨二病を拗らせ続けて後戻りできなくなっている、自称『被害者』たち」を中傷することになると思い、文章化はしなかった。できなかった。
「ジョン・マドックス賞」もあったので、この日記を記している。そして今日、改めてAmazon上で上記書籍のレビューを見てみた。びっくりした。
あの本を読んだとしても、「ワクチン被害は実在するのだ」と思い込んでいる人は、「ワクチンは危険だ」という認識になるらしい。あの本の中の後半部分、ある少女について記してあったことを、私はよく覚えている。
「状況によっては、何故か『苦労の源』である不随意運動がピタッと止まる」という「著者の観察結果」が記してあった部分だ。手元に本が無いので、何ページだったのかは不明ではあるが。
私はそこに「著者の本心」を見たように感じた。
著者は少女やその親の心に寄り添っている。そして、徐々に真実も見えてくる。『被害者たち』の症状が心因性であることに気づいてしまったのだ。しかし、今更それを明記することはできない。「微かに匂わせる表現」を一文だけ記すのが「精一杯」だった。
私が読み取った「真実」は以上の通りだ。私の読み方は「偏りすぎ」なのだろうか?
この数日で目にした、一番誠実であると思った「子宮頸がんワクチン」関連の文書へ、リンクを張っておく。
根拠なきワクチン批判で救える命を見殺しにしないで
https://www.buzzfeed.com/jp/hiroyukimoriuchi/hpvv-moriuchi-1