2006年10月アーカイブ

新しくなった Google Reader

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Google Reader が見やすくなっていた。気づいたのは確か一昨日。
インプレスの報道によると、その2日前には今と同じようになっていたらしい。

以前にも記したが、私は楽天(infoseek)のRSSリーダーを使ってる。しかし、こいつは最大50箇所のサイトしか登録できないので、ちょっと手狭に感じていたのだ。Google Reader のルックスが楽天のリーダーに似てきたので、以前より使いやすくなった気がする。「未読」のページ数(エントリ数)が表示されるので便利になった。

お気に入りサイトの1軍は楽天のリーダーに、2軍(あんまり更新が頻繁でないケド、更新が知りたいサイト)は Google Reader に所属させる(登録する)ことにした。

腎臓移植に思う

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生体腎移植ってヤツは、「身内」からしかできなかったってコトを知った。
でも、海外へ出かけちゃえば、臓器は買えるのだろう。有名ドコロではジャンボ鶴田。かれはたまたま移植待機中に死んじゃった。だから、私(たち)は彼が臓器を買いに出かけたことを知るコトができた。彼の熱烈なファンや身内じゃない限り、彼が臓器を買いに出かけたことは知らなかったはずだ。健康(?)なまま無事に臓器を買い、日本に帰国できたならば、彼が臓器を買いに出かけたコトは発覚しなかっただろう。


今回の騒動、私は最初は勘違いしていた。「金の貸し借り云々」ってフレーズを見たので、「金を借りてたヒトが借りた金を返せないので、その代金として腎臓で支払った」のだと解釈してた。
新聞の報道が正しいのかどうかは知らないが、「臓器をあげちゃったヒトは、臓器を与えた相手に200万円を貸してた。さらに、腎臓を贈呈する代償として300万円をもらう約束だった」とか。とっても不思議である。腎臓を300万円で売ったってコトになるのだろう。

って、ここまで書いてたら、「情にほだされて決意」って記事も。"「助けたいんです」などと訴えた"とか。「たいんです」って、あんたは鳥肌実かっ! (意味不明)


今回の臓器のやりとりでは、ドナーからの「同意文書」があったか無いかとかが、若干問題になっているらしい。

病院での同意文書って、鼻白む感じがするのですね。病院は基本的に選べるハズだ。その病院に初診の申し込みをした段階で、自分の処遇を相手に預けてる。だから「アナタは同意しますか?」って尋ねられたとしても、あんまり拒否しようがない。とりあえずサインするっしょ。

これは、学校なんかでも一緒だと思われる。
受験生が入学試験を受けただけでは、そのヒトは学校には入れない。学校が許可することにより、初めてそのヒトは学校に通えるのだ。だから、義務教育ではない学校に通ってる高校生や大学生は、その通っている学校のシキタリに従うべきなのである。

校則違反の腰パンとかしてんなよ! 君のパンツ、全然見たくないよ!
校則破ってスカートの裾を上げんなよ! 君の太い足、それほど見たくないよ! …多分。

何しろ、病院や学校などに入る場合は、支配されるコトに同意していると思うのです。
で、その支配下でわざわざ「契約書」や「同意書」を書かされるのは、「訴訟対策」って感じをモロに受けるのです。冷淡な感じを受けるのですね。学校や病院などでは署名を求めるべきではないと思うのですよ、私は。


この世の中には数え切れないほどの生命がある。
その生命達、契約や同意の上でこの世に生を受けたわけでは無かろう。

少なくとも私、生まれる国を選んでない。生まれる星や宇宙も選んでない。
でもとりあえず、「日本国憲法」には従わなきゃならないらしい。本当ならばそんな束縛には従いたくない。性善説を信じ、契約書の無い世界で暮らしたい。

そんな私は、パソコン使ってる。全然読み切れない「同意書」に「OK」を出してる。ソフト会社はそんなに訴訟が怖いのだろうか。悲しい商売だ。


ジャンボ鶴田氏の冥福を祈りつつ、ジャンボ白田氏の大食いっぷりを讃えつつ、この文章を終わる。

傘を大事に

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本日の東京は大雨&暴風だった。

最寄りの駅から自宅まで、うち捨てられたビニール傘が3つくらいはあったハズ。
今回、確信できたので「強風の中、傘を壊さずに使う方法」を発表する。

・傘の柄は可能な限り上部を保持
・柄を強く握らない
・意識的に風上に傘の先端を向ける

以上のコトを行えば、手持ちの傘が「お猪口」になってしまうことを防げるはず。
傘を保持する手は、可能な限り傘の上部に置く。傘の先端が風上に向けられるよう、手首や指先はリラックス?させておく。
umbrella.gif
まあ、相当な暴風雨ならば、傘で雨風を防げるのは頭部くらいでしょうけどね。そして、私の頭部は雨に濡れても大した問題はないのだ。だったら、暴風下では傘をたたむ方が正しい気もするのである。

この画像は、私自慢の作品である。
folder1.jpg
何かといえば、リーフレットホルダーとでも言おうか。
製品として売っているものだと、リーフレットスタンド(画像ググリンク)の方が近いのかも知れない。

私の所属しているのは理科なので、他の教科に比べると、大学や各種団体からポスターやリーフレットが送られてくることが多いハズ。
ポスターは画鋲で貼れば良いが、リーフレットやチケットは生徒が自由に持って行けるようにしたい。その処理は結構面倒なのである。テーブルを出して、その上に積んでおくのもアリだが、それではテーブルが邪魔になるし、近くでハンドボール部が激しく練習したりすれば、恐らくリーフレットは飛んでいってしまうだろう。
で、この作品を思いついた。

最近の郵送物(やメール便)には、透明なプラスチック製封筒が用いられていることがある。その封筒から作成したのが画像のホルダー(製品版)なのだ。最初はハサミで適当な大きさに切り、そのまま画鋲で掲示板にくっつけてた(バージョン1)。リーフレットはA4版であることが多く、プラスチック製封筒もA4の冊子等がちょうど収まるようなサイズが多い。
しかし、「バージョン1」には欠点があった。画鋲を刺した穴の部分から、プラスチックが傷んでいくことがあった。
次に、画鋲を刺す位置に、予め小さく切った布製のガムテープ(布粘着テープ)を貼り付けることにした(バージョン2)。だいぶ耐久性が増した。ただ、プラスチック製封筒の横の部分(多分、熱で圧着されている部分)から、プラスチック自体が裂けてくることがあった。
そして、製品版が完成した。

folder2.jpg
このピンぼけ画像を見てもらえば分かると思うが、プラスチック製封筒の表裏にかかるように、小さく切った布製ガムテープで補強したのだ。そして、ガムテープの上から画鋲で掲示板に貼り付けるのだ。これでリーフレットホルダーは、半永久的に使うことができるようになった。
この製品の著作権などは主張しないので、お住まいの学校(?)でも是非作成し、ご使用頂きたい。


おまけであるが、この画像は私が担任している教室の掲示板である。
youline.jpg
「ゆうライン」というのは、杉並区にある相談室である。
キャッチコピーは「いいたい・ききたい・なんでも話そう」であり、小学生から高校生までが対象であるようだ。

本年度は無かったような気がするが、ここ数年、この名刺大の案内書カードが、生徒全員に行き渡るように配布されてた。ただ、生徒がこんなカードを貰ったとしても、お世話になる生徒はほとんど居ないだろうし、貰ったカードはいつの間にか無くしてしまうだろうと予想された。配布している杉並区は、このカードを財布にでも入れてもらうつもりで作成したのだろうけれど。

私が高校生だったとしたら、というか今でも、こういった類の「無料人生相談所の案内カード」を、後生大事に財布の中に入れておくのは「なんだかなぁ...」って気がする。また、こんなカードを財布に入れているようなヒトとは、あんまり友達になりたくない。ってか、友達だったらその悩みについて、直接に相談するコトだろうと思う。

で、私はここ数年、このカードは「好きなときに手に入れられる」よう、教室に放置することにしたのだ。何かに悩める生徒が、ふと、このカードを手に取れるように。
面白いことに、このカードは徐々に徐々に減っていくのだ。本のしおりに使っているのか、本当に電話しているのかは不明だが。
なお、このカードに記してある電話番号は古いようである。現在の電話番号は上のサイトを参照すれば知ることができるはず。

ニンテンドーDSライトを買ったのは、今年の7月1日である。
今、家にあるソフトは、『ニュー・スーパーマリオブラザーズ』と『脳を鍛える大人のDSトレーニング』である。めちゃめちゃ定番だ。
テレビCM見てた配偶者が「スーパーマリオがやりたい」と言いだし、私もちょっと気になっていたのだ。
たまたま出かけたオリンピック三ノ輪店で、たまたま入荷していたのだ。この9月末、三ノ輪店は改装されたらしいのだが、まだ行っていない。行ってみたい気もするが、特に用事があるわけでもないのだな。

で、何度か別のソフトを買おうと思ったことがある。最も強く惹かれているのは『MOTHER 1+2』なのだ。
大学時代、同級生だったカネコ氏が「オガワちゃん、MOTHER は絶対お勧めだよ。俺は泣いた」って言ってたので。それも1度や2度ではない。なお、カネコ氏はかなり濃いゲーマーだった。彼を含めたクラスメイト数人で、大学をサボって『ドラクエ4』を買いに行ったりしたっけ。既に10年以上昔なのだなぁ...
調べてみたところ、『MOTHER』が出たのは1989年、『同2』が出たのは1994年だそうだから、彼が薦めていたのは一番最初の作品なのだろう。

で、電器店なんかに行ったりすると、私はどうしてもゲーム売り場に行ってしまう。そして『MOTHER 1+2』を手に取ったコトもあるのだ。しかし、大人になってる私は冷静に考えた「まだ、スーパーマリオが全然終わってないじゃん」って。
配偶者は、一応クリアしたらしい。コイン集めは完璧では無いらしいが。私は、まだ途中のステージまで進んだだけである。きちんとスーパーマリオの全ステージをクリアできたなら、改めて別のソフトを買うことにしようと思ってる。


時々、私と同じくらいの年代のヒトが、あるいは私よりも年上っぽいヒトが、電車の中で堂々と、PSP とか ニンテンドーDS で遊んでいたりする。あれって、恥ずかしくないのだろうかと思うのだが、多分恥ずかしくないのだろうな。
また、電車の中でケータイをいじり続けているヒトが居たりするが、あれも見栄えが良いとは思えない。しかし、特に許せないわけではない。
世代の違いだと思うのだが、私の職場では、「あの姿」が見ていて許せない方もいらっしゃるそうだ。「あの姿」ってのは、電車内でケータイをいじってメールを送ったりする姿のコトね。いつだったか、職員会議で発覚したコトです。
価値観というのはヒトそれぞれであると、改めて思ったのでした。

まだかな まだかなぁ …

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705NK 早く出ないかなぁーって今日この頃である。『ドラクエIII』ほどには、ましてや『学習と科学』ほどには切望していないケド。

私がケータイに求めるのは、以下の機能である。

・メールできる
・電話できる
・パソコンの Outlook と簡単に同期できる、可能ならば Bluetooth にて

ついでに求めるのは、

・カメラ機能
・音楽プレーヤー機能
・パソコン用サイトの閲覧

であろうか。

家族割引に入ってしまっている関係上、現在のケータイ 702NK を買い換えるならば、元「東京デジタルホン」であり、元「J-PHONE」であり、元「vodafone」である「SoftBank」のケータイを購入するつもりなのだ。
804NK って折りたたみケータイは今でも売られている。しかし、そいつのモックを触ってみる限り、結構重くて分厚いし、それほど惹かれないのであった。そして、昨今良くあるキーボード付きのケータイを持ちたいとも思わない。重いし、壊れやすそうだし、そんなにネット中毒じゃないし。

まあ、現在使用している 702NK を使用し続けていても、あんまり問題は無い。ただ、妙に通話が不安定なのである。よく起こるのは、こっちの音声が届かないという現象である。これがとってもランダムに起こる。だから困る。
ずーっと起こっているなら、それはケータイが壊れているってコトだろう。タマに起こるから困るのだ。基地局のせいなのか、キャリアのシステム上の不具合なのか。
なにしろ、私のケータイは悪くなさそうな気がしてます、今となっては。だったら、買い換える必要性は更に減りますねぇ。

って、試験問題作成から逃避してみた。

選ばれしヒト達

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昨日、職場のセンセ方に披露した笑い話?を。
この腐れ日記に記したつもりで記していなかった。

前々回の日記に記したカネコ氏、彼は生物学的にテンパ(天然パーマ)をしみじみ考察したそうだ。彼は思いっきりテンパであり、私もテンパである。

世の中に無理矢理「境界線」を引くならば、北緯38度とか、オッサンベルトとか、いろいろ考えられる。
そして、人の頭髪について言えば、「テンパ」か「直毛」かって境界線が引ける気がする。しかし「境界線の掟」に漏れることなく、この境界線を厳密に引きたいならば、その定義はかなり困難を極めるだろう。
しかし、私もカネコ氏も、100人のヒトに「私は(天然)パーマかかってる?」って尋ねたら、その全てが「そうだね」って答えそうな、そんな「バリバリにテンパ」な頭髪の持ち主である。

詳しく調べたわけでは無いが、頭髪が直毛にカテゴライズされる方でも、脇の下の毛や股間の毛はパーマなのが普通だと思う。彼、カネコ氏もそう思っているそうだった。
で、彼曰く「オガワちゃん、直毛のヒトでも陰毛はテンパじゃん」「陰毛ってのは"大事な部分を守るため"にテンパになってるんだよね」「オレは気づいたのだけど、テンパのヒトは"選ばれしヒト"なんだと思うよ」「カミサマが"コイツは守らなきゃいけない"ってヒトの頭をテンパにしてるんだよ」と。

「なるほどー」と、同意した私だった。
約15年前、そんな下らない話をした私も彼も、今では教職ってヤツに就いてるらしい。彼は多分、今も小学校勤務のハズだ、ここ10年くらい連絡取ってないケド。
小学生相手だと、この笑い話はあんまり披露する機会が無いだろう、可哀想に。

改めて「疑問集」

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電車の定期券がほとんどプラスチック製になった現在、定期券入れを使うヒトが居るのは何故か。

昔々、約20年前、定期券は確かに紙製だった。定期券は数ヶ月にわたり使用するものであり、それをヘタらせずに使い続けるには「定期券入れ」が必要だったろう。
しかし、昨今の定期券はプラスチック製である。Suica は相当に頑丈だ。自動改札に飲み込ませるタイプの定期券だってかなり頑丈である。
だったら、無理に定期券入れに入れておくよりは、ズボンのポケットなり、財布のポケットなりに入れておくほうが、何かと楽なのではないだろうか。「定期券入れ」を購入する必要も無いだろう。


パウチ(ラミネーターフィルム)に画鋲で穴を開けるのって、無意味では。

ポスターや掲示物をパウチするのは良いですよ。でも、そいつに穴を開けてしまうと、パウチした意味が無いと思うのですね。
laminate.gif
図のAの場所なら、まだ良しとしましょう。しかし、図のBの位置に穴を開けたら、穴ぼこからどんどん空気が侵入します。多分、パウチしない方がマシなくらいにポスターが見づらくなるはずです、パウチフィルムとポスターの間での乱反射が多くなるから。それでもアナタはパウチしますか?そのポスターはどれくらい掲示されるのですか?


杉並区は何故レジ袋にこだわるのか。

私は以前、杉並区に在住していました。
そして、以前の日記にも記しました。
多分、現在も杉並区では「レジ袋をゴミ袋に転用できる」のです。だったら、「ゴミ袋を買うよりレジ袋もらう方が、金がかからない」ですよね。そして、数年間杉並区に住んでいた私は、レジ袋を「ゴミとして廃棄」したことは無かったはずです。
ヒトは基本的に安いものを買います。今のところ、レジ袋は「炭酸カルシウム入り(および、何らかのリベート入り?)ゴミ袋」よりも安いと思います。


私は今何故、試験問題の作成よりも、駄文生成に力を注いでいるのか。

何故でしょうか。私もその理由を知りたいです。

ブログ川柳

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「1ゲット」
吼える3着いとむなし

アンチ「ケータイ賛歌」

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あくまで、今のところですよ。

私は、ケータイに電子マネーを入れることは無いと思う。
また、ケータイに定期券(Suica)を統合することも無いハズ。

だって、ケータイ落とすのがコワイから。
ま、今までにケータイを落としたことは無いですけどね。物理的に落下させたことは多々あるけれど、紛失したコトは一度もない。それでも、私はケータイはケータイとして使っておくだけにとどめたい。


財布を落としたコト、一度だけある。
何を思っていたのか忘れたが、高校時代に自転車通学に勤しんだ時期があったのだ。
ナイロン製バッグのポケットに財布を入れていたのだが、学校に着いたら財布が無くなってた。珍しく3000円くらい入っていたのに。
バッグのポケットにはフラップもボタンもファスナーも無かった。にも関わらず、そのボストン風バッグの持ち手を両肩に掛け、豊島区長崎から池袋経由で文京区本駒込までドロップハンドル27インチのチャリンコで疾走したのだ。ま、財布は落ちて当然でしたね。
それからは財布は落としてないや。

それ以降、私はリスクというものを更に認識するようになりました。
そんな高校時代の私、テレビゲームは続けてました。面白くない授業は寝続けました。
そのリスクを被りました。
今に至ります。

フェミニスト様へ

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前からずーーーーーーーっと思っているコト。

多分、日本中で日曜午後に放映されてる「噂の!東京マガジン」内コーナー「平成の常識 やって!TRY」って、性差別に該当しないのかしら?
チョコチョコっとググッてみた。一番同意したのは、以下の文書。
http://www.geocities.jp/jazznack/column-kogoto/column-kogoto/uwasano-tokyo-magajin.html

「私はジェンダーフリー推進論者だぁ!」みたいな方がいらっしゃるならば、是非ともあの番組のあのコーナーは糾弾して欲しいのだ。ってか、糾弾しなきゃ、嘘でしょ。

なんで、女子は料理を作らされ、男子は日曜大工をさせられるのだろう?
まぁ、日曜午後にヘラヘラと笑いながら見るには良いコーナーだが、現代社会的には非常に悪質なんじゃないでしょうか?


また、何となくの印象だけど、このコト「やって!TRY は 性差別だ」っていう思いをネット上で披露しているのは男性が多いみたい。


私はここに誓う。

「やって!TRY」のロケを発見したら、是非とも料理を作らせてもらう。
「からくりTV」のロケを見たら無視する。
「やって!TRY」もヤラセが入っているのかしら、やはり?
それも、チョット疑問ではあるのですねぇ。


2019/01/11追記
リンク先が切れていたのは知ってたのですが、放置してました。
データを
https://web.archive.org/web/20091204082942/http://www.geocities.jp/jazznack/column-kogoto/column-kogoto/uwasano-tokyo-magajin.html
から浚ってきました。

2006/05/04
噂の!東京マガジン

北海道で、日曜日の午後放送されている「噂の!東京マガジン」という番組をご存じだろうか。
TBS系列で、森本毅郎氏が司会。 その他レポーターやアシスタント等々総勢10人程度で進める番組で、住民が困っている問題等を取り上げて各方面の意見を取材するという内容である。

毎週必ず見ている番組ではないが、「噂の現場」というコーナーでは、官僚の無駄遣いを追求したり時には企業などを取り上げて、なかなか興味深い番組である。

最近の「噂の現場」では、厚生労働省がアガリスク茸を含む製品の一部に、発ガン促進作用があるという発表によって、アガリスク茸の農場経営が厳しくなっているという内容であった。

当然こうした内容なら、以前厚生省が発表して訴訟問題に発展した「カイワレ大根」騒動を思い出すのだが、今回の厚生労働省は、ま、当然のことながら「風評被害はない」という立場で、番組の取材を受けないということのようだ。

このように、この番組で取り上げる様々な問題は、一般的なニュース番組などで取り上げられないことが多く、またある程度深く取材しているので、興味深く見ることが多い。 

その他に、電車内に吊り下げられる週刊誌の広告(中吊り)から、興味深い記事を取り上げて表彰する「中吊り大賞」もあって、なかなか見せる番組である。

ということで、私が気に入っている番組なのだが、ただ一つ気に入らないコーナーがある。
「平成の常識/やって!TRY」である。

内容はどうということはない。
料理、例えば「いなり寿司」を作る、というテーマで一般人に料理させ、できるかできないかをトライさせるコーナーである。 これだけの内容なら、別段言いたいこともないのだが、出演させる一般人が女性だけというのが釈然としないのである。

いつも思うのは、このコーナー制作の発想がどこか変だ、ということである。
一つは、根底に「料理=女性」という発想がないか? さらに、こんな形で若い女性を出演させ、「こんなこともできないのか!」とある意味笑いものにするような内容が許されていいのだろうか?

じゃ、制作の現場やテレビの前でみている男達は、「いなり寿司」が作れるのか? 作れるという前提で、この番組を報道しているのか? そうじゃないでしょう。

「料理は女性が担当する」という発想があって、この番組が成り立っているのは明白である。 男達は、若い女性ができるかできないかをニヤニヤして見ながら、そのダメさ加減に溜飲を下げる、というのが見え透いている。

私は、大いに不満である。
世に「ジェンダーフリー」などと訳の解らないことを言い出す御仁がいるというのに、この番組に関して何も言い出さないのは、まことに不思議である。 それとも、私が知らないところで問題になっているのだろうか。

昔、「あなた作る人、私食べる人」というコマーシャルがあってやり玉に挙がり、放映中止になったことがある。 これなども、「料理=女性」という前提があっての批判であり、その結果の放映中止だと記憶している。

他の企画は残して、このようにしょうもないコーナーは即刻中止すべきと考えるが、如何に・・・。


必修単位未履修

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恐らく、今後もバンバン発覚するでしょう。必修科目の単位未修得問題。

この現象には、少なくとも3つの原因があると思われます。

1.大学側が、入試問題のレベルを下げない。
2.高校側が、難関といわれる大学へ生徒を放り込もうとしている。
3.生徒は、学業に熱心ではなくなっている。

予め断ります。以下の文章は「自慢」と「回顧」を含みます。


まず、大学について。
大学教授は、傾向の新しい問題を作りたがるものだと思います。そうでなかったら困りますけどね。先進の気概が無いヒトが、教育に携わっているのは拙いだろうから。特に、入学試験ってのは真面目に作成されるものだろうと思います。私の職場も、入学試験は一番気合いを入れて作られています。
しかし、それがうまく叶わない場合、単なる知識を要求する問題が作成されてしまうこともあるでしょう。重箱の隅をつつくような、マニアックな暗記問題などが作成されるってコトもあるでしょう。


次に、生徒について。
私は1971年1月の生まれです。第2次ベビーブームの「はしり」だと思われます。
確か中学校のときだったと思うのですが、「君たちの世代は、恐らく大学入試が最も激戦になる世代だ」って文書を見ました。確かに言われてみれば、私の世代は人数が多いし、下の世代はもっと多い。
下手に浪人でもしてしまった場合、受験生の数はどんどん増えますから、大学に入りにくくなる。中学から高校にかけては、本気で勉強しておかないと、大学に入ることができないというハナシも、説得力がありました。
私自身、受験勉強は「自分で問題集を解いて」進めていくものと認識していました。分からない問題があったら、分かるまで参考書を読むか、問題が解けるように暗記事項を脳みそに押し込みました。基本的に、(ペーパテストで計測される)学力は自力で何とかしました。
今は「大学全入時代」とも言われています。高校入試も大学入試も、推薦入試が花盛りです。生徒を何とかして確保しないと、学校は潰れちゃいますから。大してペーパーテストへ向けた受験勉強をしなくても、高校や大学へ潜り込めてしまうことがあります。必然的に、学業に対する執着心も薄れるでしょう。


最後に、高校について。
高校の教員(あるいは、予備校の講師)は、そういった重箱の隅をつつくような入試問題に対応しなければなりません。そして、その入試を受けるのは、学業に対する執着心の薄い生徒達です。
必然的に、授業は昔よりも親切なものとなっているはずです。親切な、つまり「分かりやすい」授業の為には、授業時間数の確保も必要でしょう。
また、高校を管理する「教育委員会」からは、「高校の存在意義」も求められるでしょう。「進学校」ならば、受験科目とならない授業に、限られた生徒達の時間を割くのは「無駄」という思いも生じることでしょう。


以上のような状況があるから、現在世間を賑わせているような、「指導要領から逸脱したカリキュラム」が実行されてしまうのですね。


この問題は、高校だけを責めてもダメです。

変化すべきは大学でもあります。また、指導要領自体の正当性も、もっともっと議論されるべきでしょう。生徒や児童に「勉強は楽しい」と思わせるよう、初等教育も重要であるはずです。


今回のニュースで、とーっても不思議なのは、「何故、このタイミングで発覚したのか」というコトです。

もしかすると、推薦入試の為に提出された、「(間違って)本当の修得単位数を記した調査書」が、大学側に送られ、そこからニュースとして発展したのかなぁ… なんて思うのです。


って、この文章記している最中にも、「未履修情報」が増加してますね。
うん、最新のネタを扱ったぞ。ブログっぽいね、フフフ。

単位未履修の謎

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数年前から謎に思っているのですが、「高等学校指導要録」には「留学」欄が存在しているのです。

高校在学中に海外留学したけど、3年間で高校を卒業できたヒトって、必修科目を履修しないままに卒業を許可されちゃうのかなぁ? って疑問を放置している私でした。

このネタ、2ch でも触れられていないハズ。いわんやマスコミをや。

第3款 各教科・科目の履修

1 次の各教科・科目は,すべての生徒に履修させるものとする.なお,その単位数は,標準単位数を下らないものとする.ただし,その各教科・科目の特質及び生徒の実態からみて,著しく履修が困難であると認められる場合に限り,その単位数の一部を減ずることができる.その際,第2章に示す教科及び科目の目標の趣旨を損なわない範囲内で,その科目の内容に関する事項について,基礎的・基本的事項に重点を置き適切に選択して指導するものとする.

(1) 「国語Ⅰ」,「現代社会」,「数学Ⅰ」,「理科Ⅰ」,「体育」及び「保健」
(2) 「音楽Ⅰ」,「美術Ⅰ」,「工芸Ⅰ」及び「書道Ⅰ」のうち1科目

2 普通科における各教科・科目の履修については,上記1のほか次のとおりとする.
(1) 「体育」について,全日制の課程のすべての男子に履修させる単位数は,11単位を下らないようにすること.
(2) 芸術について,すべての生徒に履修させる単位数は,3単位を下らないようにすること.

上に引用したのが、私が全日制普通科の高等学校に在籍したときに有効だったハズの「学習指導要領」の一部です。
http://www.nicer.go.jp/guideline/old/s53h/chap1.htm
機種依存文字も入っていますが、そのまま引用しました。政府系サイトなのに、機種依存文字が入っている段階で、かなりダメダメではある気がします。


高校1年の段階で、「理科イチ」を履修した私ですが、内容は生物と地学でした。別々のセンセイに教わっていました。同じく「現代社会」の内容は倫理と地理でした。
成績表をもらう度、「何だか変だなぁ」とは思っていたのですね。
申し遅れましたが、私は東京都立小石川高等学校に在籍していました。昭和61年入学、平成元年卒です。
工芸はちゃんと2年間、計4単位履修し、修得しました。あの時間が一番不毛で辛かったとデス。

今回ビックリしたのは、「体育」の単位数の縛りです。手元に調査書等がないので分かりませんが、体育を合計11単位もやった気はしないですねぇ。そんなにやったっけかなぁ…?
まあ、教育委員会と高校の間で話し合いが行われ、「単位数の一部を減ずる」措置が行われていた可能性もありますけど。


「まともに納めなかったのに、いろんな年金がもらえたりする前首相コイズミ」や、「基準に満たない脆弱な建造物を許可してきた自治体」などに比較すれば、今回の問題は全然「コモノ」だろうと思うのですね。
問題を大きくまとめ(?)、本日の日記を終了します。

更に疑問を連ねておきます。
高等学校における「1単位」は「50分の授業を35回」で良いのか?って話題です。

現行の学習指導要領から引用。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301/03122603/001.htm

第2款 各教科・科目及び単位数等

1 卒業までに履修させる単位数等
各学校においては,卒業までに履修させる下記2から5までに示す各教科に属する科目及びその単位数,特別活動及びそれらの授業時数並びに卒業までに行う総合的な学習の時間の授業時数及び単位数に関する事項を定めるものとする。この場合,各教科に属する科目(以下「各教科・科目」という。)及び総合的な学習の時間の単位数の計は,第3款の1,2及び3の(1)に掲げる各教科・科目の単位数並びに総合的な学習の時間の単位数を含めて74単位以上とする。
単位については,1単位時間を50分とし,35単位時間の授業を1単位として計算することを標準とする。


平成18年度、私の職場に於いて計算する限り、27回程度しか授業が行われない「曜日」があります。また、例年のことですが、「ハッピーマンデー」だか何だかにより、月曜日の授業はだいぶ減っています。
1年間は約52週でありますが、学校は結構休みが多いです。かといって、教員の休みが多いわけではないことはご存じ?の通り。

時間割上「週に1回の授業」が設定されていたとしても、私の職場に於いては最大でも31回程度しか行われないハズ。でも、生徒には単位を与えているみたいです。

今回、「必履修科目」の「履修逃れ」が発覚しましたが、その補習の基準となっているみたいなのが「50分を35回で1単位」です。この「35回(35週)」、必然性あるいは根拠はあるのでしょうか?
チョット探したけど、よく分からなかった私です。

ここにあるのは2006年10月に書かれた日記です。

前のアーカイブは2006年9月です。

次のアーカイブは2006年11月です。

最近の日記はこちらで見られます。過去に書かれたものはアーカイブで見られます。