ニュースによると、既に日本から200億円を超える税金がインド洋津波被害地域へ投入されたらしい。ふぇー。
ところで、私には行動規範がいくつか存在する。
例えば「自分自身をセンセイと呼ばない」「煙草を吸わない」「一日のお酒はビール1杯まで」とかね。例によって最後は嘘だけれど。
で、規範とは呼ばないまでも「募金を行わない」っていうコトも心がけていますね。
募金ってのは本能とかではなく自発的な行為ですから、殊更自分に厳しくしなくても「無募金」は達成できるのでありますが。で、例によって"募金 しない 税金"でググってみた。
で、発掘した情報ではホントか嘘か知らないけど、松任谷由実(ユーミン)ってヒトは「募金はしない、税金をたくさん払っているから」って発言したとか。私も同じスタンスですな、以前にもこの日記(2000/9/23)で記したことあるのだけれどね、このネタは。
アルバイター時代を含め、私はもう15年以上立派に税金払ってるんだから、既に相当量募金を行っているハズなんだよね。日本ってクニがODAとかいう名を借りて税金を日本の企業に回していようが、被災地復興のための公共事業という名を借りた「お馴染みの税金消費」をしていようが、何しろ私の働いて稼いだカネは立派に外国(発展途上国?)や国内外の被災地なんかに流れているはずなのだよ。
ま、私と同じこと考えている同志はやっぱり結構居るようではありますが、まだまだ私と同じ考えのヒトってのは少数派なんだろうな。だからこそ、この文章を作成しているとも言えるのですけれども。
パッと見「ヒトのために...」って言って募金をするという行為は美しいような気がしがちですが、それって結局自己満足じゃないですか。どうすか、そこの奥さん?今となっては一番片腹痛いのが「NHK歳末助けあい・海外助けあい」とかですね。昨年末も行われたみたいですが、それに乗っちゃってるヒトとかって、私はちょっと退いちゃうなぁ。募金なんてものは、そいつが本当に有効に使われるかどうかなんて、税金の使われかた以上に追跡することは難しいじゃないですか。ましてや、「あの」NHKですぜ、旦那。
このニッポンというクニで「自己責任」ってヤツを取る気概があるならば、偽善者として各種募金に自分のお小遣いを投入してその行く末は放置しちゃって誰かの私腹を肥やさせるよりも、権利としての参政権を行使したり職場の業務が円滑に進行するように努力したりする事の方がよっぽど勇敢な行動だと思うのですな。ま、要するに普通のことを普通にやるってコトですね、あくまでも「自分のため」って納得しながら。