私は、30年以上前、教習所で「ブレーキを踏む際は、かかとを床につけないように」と教わりました。
ま、「オートマ限定」が無い時代ですけど。
自分はやったことは無いが、「ヒール&トゥ」という技術があることは知っています。それをやるならば、確かにかかとは床に置いておいてはダメでしょうね。でも、今の「半マニュアルトランスミッション高級車」は、シフトダウンの際、自動でエンジンの回転数を合わせてくれるとも聞きます。だから、より「ヒール&トゥ」は意味の無いものになっているのでしょう。
で、自分はずっと、家の車はオートマでした。親が買ったものも、自分が買ったものも。
レンタカーや他人の車で、マニュアル車は複数回運転したこともあります。トラックでも幾度か。でも、数えるほどしか無いッスね。
で、この数十年、ずっと「かかとは上げろって教わったけど、上げてないんだよなぁ...」というモヤモヤを抱えて生きてきました(表現が大げさ)。まぁ、根が真面目ですのでね。三つ子の魂百まで。
でも、この数年、JAFが送ってくる冊子を見ると「ブレーキ操作時もかかとは床につけたままで」という表記に出くわすのです。
何故昔は「ブレーキはかかとを上げて」と言われていたのか。実際、私が考えただけでも「ヒール&トゥ」以外の理由に
・基本はマニュアル車であり、クラッチはかかとを上げないと操作できない
・昔は「倍力装置(ブレーキブースター)」が少なかった(のではないか...)
・ポンピングブレーキなんて、かかとをつけていてはできない
という理由が思いつきます。で、ググってみた。同じような記事がいくつか見つかりました。
今は、ポンピングブレーキも不要らしいですね。そりゃそうか。ABS(Antilock Braking System)はだいぶ昔からありますもんね。ブレーキベタ踏みすれば、きちんと車は止まる。
調べてみたところ、今では「ブレーキもかかとを床につけたまま」と指導する自動車教習所はあるようです。しかしまた、昔ながらの指導も生きながらえているらしい。「アクセルはかかとをつけて繊細に、ブレーキはかかとを上げて」と。
難しいッスな。