『謎』というか、受験化学界に対する疑問です。ささやかな疑問だし、「このまま」で問題も無いのですけど。
約35年前、合唱部の同級生か先輩、どちらかに教わりました。
「炎色反応は『リアカー無きK村、動力馬力借るとうするもくれない』で覚えるんだよ」と。
改めて記します。
「リアカー」Li(リチウム):赤
「無き」Na(ナトリウム):黄
「K村」K(カリウム):紫
「動力」Cu(銅):(青)緑
「馬力」Ba(バリウム):(黄)緑
「借るとう」Ca(カルシウム):橙
「する(も)くれない」Sr(ストロンチウム):紅
で、大学受験の化学では、この7種以外の炎色反応は、覚えていなくても大丈夫です。
この7種以外は、大学入試問題では見たこと無い。この30年以上。
が、Cs(セシウム)とかRb(ルビジウム)という元素は、その炎色(反応)から名づけられた元素なワケです。でも、受験界では無視(?)されている。
以前、地学基礎の授業案作成のため、「炎色反応」の画像を探しました。吸収線(フラウンホーファー線)の説明に際して。そうしたところ、「古典的な7種」に加えて「セシウムとルビジウム」を加えてある、「良心的な画像」を発見したのでした。
本日、改めて検索してみました。
中條敏明(ちゅうじょうとしあき)という都立高校にいらした先生が撮影なさっていたようで、名前で検索したら「公式ページ」も見つかりました。SSLじゃないから、リンクは見合わせますが。
以前より、授業の際に使わせていただいておりますm(_ _)m
過去の関連する日記
「光の速度」語呂合わせ(2004年6月)