2019年8月アーカイブ

燃えた浴衣

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もう、15年くらい前の話である。

「足立の花火」を河川敷で見た。地べたにレジャーシートを広げて。
私の前にはカップルが居た。ま、私もカップルの片割れとして、花火を見上げてたのだけど。

で、前の女の子は浴衣を着てた。

花火大会の終わり近く、花火の破片などが落ちてきた。灰が降ることはままある。風向きの関係もあるのだろう。
で、その日は「火が消えていない破片」が落ちてきた。運良く、いや運悪く、何故かその破片は地面でバウンドし、女の子の浴衣の袖(袖口、って言うのか?)に入り込んだのである。記憶の中ではワンバウンド。ダイレクトでも、ツーバウンドでも無かった。綺麗に入ってた。

で、微かに浴衣が焦げた。と言うか、軽く火の手が上がった。袖には穴が開いたはずである、間違いなく。
見ていた私も動揺した。


あれ以降、浴衣の女の子達を見ると、その光景を思い出してしまうのである。そして、浴衣が燃えないことを微かに祈るのである。

今日は神宮外苑の花火大会らしい。
行ったことない。


遊園地の花火大会を除くと、至近距離で花火を見たのは、土浦(以前は茨城に住んでた)、隅田川(大学の同級生に地元民が居た)、そして十数年前の足立(荒川河川敷)だなあ。

複眼的視点

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てなコトバを聞くことがある。私は使わない。「意識高い系」臭がするから。

つい先日、職場の同僚と雑談してて気づいたのだ。
「本当の(昆虫などの)複眼は、物体を多角的に見ることには適していない」ことに。

複眼で思い出されるのは、トンボとかハエだ。彼らは立派な複眼を持っている。
その機構はよく分かっていない(というか、ヒトの視覚すら未だ謎だらけらしい)ようだ。
とりあえず分かってるのは「複眼を構成する一つひとつの感光体(個眼)」が1個だけあったとしても、それだけではほとんど使い物にならないらしい、ということ、らしい。

たくさんの個眼は、それぞれ「目の前」だけを注視してる。馬鹿の一つ覚えのように。
その馬鹿どもの情報が多数脳に集まることにより、結果的にかなり高度な「視覚」が生じると考えられているようだ。

複眼というのは「自分を取り巻く世界」をあくまでも「一人称的に認識」するために発達した仕組みである。その仕組みはハエやトンボに発達しており、彼らを捕まえたり、叩き落としたりするのは、かなり難しい。
ま、茨城にて幼少期の数年間を過ごした私にとっては、素手で休憩中のトンボを捕まえるのは、さほど難しい事ではないが。


そんなわけで「複眼的視点」なんてコトバ、私は今後も使うことはないだろう。
「多角的な見方」なら、使うかも知れないけど。

と、「複眼的視点」という語について、多角的(自然科学的)に考察してみた。

二大巨悪

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チコちゃんのスタンプ見つけ調べ住ぬ
吉本そしてNHK

半オンスの拳

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Chage & Aska が解消したとか何とか、ってニュースを見た。
たとえ、そのグループが無くなったとしても、楽曲は無くならない。ファンの方にとっては、解散は悲しいニュースなのかも知れないけど。

で、私は日本語の使い手としての飛鳥涼氏を尊敬している。
ま、あんまり熱心なファン、というわけでは無いけれど。

で、1つだけ「この歌詞はいかがかなぁ」って思っていたやつがある。
有名な曲(だと思う)の『LOVE SONG』である。コメント欄は基本的にベタ褒めのようだ。ま、音楽の動画は大体そうだけど。

歌詞にこうある

ひどいもんさ 生きざまぶった
半オンスの拳がうけてる

普通に解釈すると、飛鳥涼氏が自らが作った歌について述べているように見える。
で、私が問題としたいのは「半オンス」である。ま、やはり、普通に考えれば「ボクシングのグローブ」ってことになるのでは無かろうか。

「半オンスの(ボクシンググローブをつけた)拳」ってのは、ほぼ素手ですよ。かなり本気である。
ボクシング グローブのオンスとは?おすすめの重さはどのくらい? | ソバネコ

おそらく、拳(世の中を叩くために存在しているもの、つまり自分の歌)と「半人前」を掛けて「半オンスの拳」に相成ったのであろう。結果的(ボクシングの世界的)には、かなり「本気の拳」になっちゃってますけどね。

『あしたのジョー』を一通り読んだ自分としては、ずっと引っかかっていた話題?なのでございましたm(_ _)m


関連する過去の日記
2月という名の山場(2012年2月)
「ボタンの掛け違え」と飛鳥涼(2006年6月)
天国に一番近い便(2011年8月)
日本語を変えた飛鳥涼(2019年8月)

勤務校の同僚に伝えるついでに、こちらにも披露しておきます。

勤務先には「電子黒板」が常備されていますので、理科関係の動画を簡単に見せられます。
数年前までは静止画(教科書や板書)と口頭説明で「頑張っていた」ことについても、動画を用いることで「簡単」に伝達することが可能になりました。授業の眠気覚まし(アクセント)にもなりますしね。

必要であれば、この「再生リスト」のアドレス自体を、生徒に教えてやっても良いのかも知れません。私はやったことないし、やる必要が生じるとも思いませんが。
生徒に見せたい動画については、メールなどを用い、そのアドレスを個別に伝えることはあります。「再生リスト」を提示する必要は感じたことがない、ということです。

で、私のプレイリストです。
https://www.youtube.com/channel/UCIKJ6kzbH_yXQqa80mVHacA/playlists

その作成方法については、こちらの「公式ヘルプ」をご覧いただくと良いのだろうと思います。
再生リストの作成と管理 - パソコン - YouTube ヘルプ


また、つまらぬものを斬ってしまった真面目なことを書いてしまった...。

「コスモ星丸」つれづれ

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コスモ星丸は、このサイトで久々に思い出した。
素晴らしい記事だった。既に2年以上経過していたのね。
32年間眠りつづけた「コスモ星丸」を発掘した :: デイリーポータルZ

どうも、ライターの方は同業者らしい。ってか、まぁ、間違いなく同業者なのだけど。
まさゆき研究所

「加藤氏の記事が好きなんだけど、最近はDPZの記事が減っているなぁ...」って感じていたら、毎日小学生新聞(吾子が愛読)に彼を見たのだった。3年くらい前だっただろうか。

その後、確かにこんな記述がDPZに出てた。ウケた。

加藤さんの担当編集である編集部安藤さんが「忙しくなったので月1にしてください!と言っていたのに、段々と書かなくなって、気がついたら新聞で連載を持っていて悲しくなった」と言っていたのは、ここだけの話にしてください。

これがオカルトのカードダスだ :: デイリーポータルZ より


ここだけの話にせずにおいてみた。
私は、ライター江ノ島茂道氏のファンでもある。加藤正行氏のファンでもあるけどね。


で、とうとう機会があったので、つくばエキスポセンターを初訪問してみたのだ。
「コスモ星丸萌え~」であった。


つくば科学万博は1985年のイベントだったようだ。私は中3だった。既に東京(城北地区)に住んでた。
中学の友人をそそのかし、深夜から自転車でつくば市にサイクリングしたこともあった。というか、その印象が鮮烈に残っている。朝に万博会場に着き、万博を満喫してから、東京へ自転車で戻ったのだ。夏休みだったはず。
当時、自分と周囲の友人達は、自転車とラジコンカーに凝っていた。

ちなみに、自転車旅については、中3の春に同じく日帰り(深夜発、夕刻帰宅)で神奈川県の城ヶ島まで行ったり、高1の夏(それぞれ、既に別の高校などに通ってた)に1泊のテント泊を兼ねて千葉の鋸山まで行ったりした。鋸山に行った時は、神奈川県は久里浜からフェリーに乗って千葉県の金谷に行き、そこから館山まで行くつもりだった。途中で皆で挫折したのである。それでも、かなり長距離ですけどね。
あれ以来、鋸山のメンバー4人では会っていないなぁ...。テントが狭かったっけなぁ。花火もしたなぁ...。

話が逸れた。

で、つくばエキスポセンターに、初めて行ってみたのだ。
体験型の自然科学に関わる展示が多く、吾子は楽しんだ様子である。私も楽しんだ。
で、なつかしついでに、コスモ星丸グッズを買ってきたのだ。クリアファイル。

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かわいい。大事に使おう。

杉並区、パネェ

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私の勤務先は杉並区にある。居住地は都内の別の区。
それぞれの人口は、杉並区が56万人前後、私の居住区はその4割弱。

で、私は両方の「図書館利用証」を持っている。
時々、ネット上などで面白そうな本を見つけると、とりあえず図書館の蔵書検索をしてみる。

今朝見たニュースはこれだ。

芥川賞作家・羽田圭介さんが「投資と資産運用」で成功できた意外な理由

羽田さんオススメの1冊は?
 10年近く投資を行ってきた羽田さんにも「今でも読み返すたびに新たな発見がある」本があるという。それがジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』(日経BP社)だ。

「シーゲルは著名なインデックス投資の研究者。この本は米国株投資家のバイブルと言われ、世界的なベストセラーにもなりました。

羽田圭介って方は、ちょっとブッ飛んでる感じがする。著書は読んだこと無いが、テレビを見て気になっていたお方だ。
で、上記記事を見たので、その「お勧め本」を読んでみる気になったのだ。杉並区で検索。
20190828.png
で、本日の8時50分時点で「予約数」が15である。10分くらい前、その数は14だった。

私は、居住区の図書館に予約をしてみた。そちらは「貸し出し中」ではあるものの、予約者の1番目になれた。

この『株式投資の未来』についての記事は、今朝の5:30にリリースされたっぽい。ほんの3時間程度で、杉並区においては十数件の「貸し出し予約」が集まるのだ。

私の居住区と杉並区、人口は杉並区が2.5倍程度多いのだが、私が「ネット上で気になった書籍」は、大概居住区の方が簡単に借りられる。
住民の「情報収集意欲の高さ」が、数字として如実に表れている気がする。

気がつけば、そのような作品に連続して触れていた。

自分の子は、アニメの『しろくまカフェ』が好きらしい。私も面白いとは思う。公式サイトもあるのだけど、当時の世相?を反映してなのか、Flashを多用しているかなんかで、Windows上のedgeやChromeではきちんと開けない。で、リンクを貼らない。

面白さ、というか世界の深さという点では、玖保キリコ氏の『バケツでごはん』の方が上だと思うので、実家から単行本を持ってきた。勤め人としての初期の給料で購入したもののはずだ。1993年から1996年にかけて、『ビックコミックスピリッツ』に連載されていたとのこと。その頃は、毎週スピリッツは買っていたはず。

で、自分でも改めて単行本8冊を一通り読んでみた。やはり面白い作品であった。子も貪るように読んでいた。
電子書籍へのリンクを貼ってみる。私は買ったこと無いけど、電子書籍。


で、「書名は知っているし、当時話題になったけど、読んだこと無かった、が、子の希望により図書館で借りた」本2冊も、「表題のような条件」を満たしているのである。

山田詠美氏の『僕は勉強ができない』と、梨木香歩氏の『西の魔女が死んだ』である。
前者は2015年に文藝春秋から出た「文庫」を、後者は2017年に発行された「新装本」を借りて読んだ。
いずれも著者のコメントとして「四半世紀前に云々」と書いてあった。

どちらも、それぞれに面白かった。
良いものは、多少時間が経ったって、良い。

ここにあるのは2019年8月に書かれた日記です。

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最近の日記はこちらで見られます。過去に書かれたものはアーカイブで見られます。