この間の日曜日、高校の時の部活動の同窓会をした。合唱部である。
10年前にも、ほぼ同じメンバーで会合を行っている。言い出しっぺは私である。一応部長だったしね。
1999年の2月だった。
同学年だったヤツが死んじまった。10年前の2009年は11回忌?で集合したのである。今回は21回忌ということか。「11回忌」や「21回忌」なんて、普通は聞かないですけどね。ま、死んじまったそいつを偲び、集まって酒を飲む、ということである。切りよく10年ごと。
10年前には「あいつは死んじまったのか、ピンと来ないな。我々は生きているけれど」と感じた。
今回は「死んでしまったそいつに生かされている」ような気がしたのであった、私はね。
合唱部であるので、宴会の最後には「練習の最後にいつも歌っていた曲」を歌ったのである。10年前に合唱をした記憶は無い。10年前の1次会は池袋の居酒屋だったってこともある。今回は「同窓生のご母堂」のお店に、最初から集合した。
この曲は、結構難しいのである。
最初はヤツに向けて歌ったつもりでいたが、「天国(なのか?)に居るそいつに届ける」というよりは、「ヤツに招集をかけられて、歌を歌わせて貰った」というような気がしてきた、後から。
過去の関連する日記
涙についての告白(2000年3月)
小石川高校音楽研究会讃頌(2009年4月)