この2つは「自認」し、「公言」してはいけないのではないか。その理由は異なるが。
「私は綺麗だ」と自称するヒトは、一定の割合で存在する。
本当に綺麗な方だとしたら、その事実を告げられるのはせいぜい家族とか、本当に気心の知れた相手くらいだろう。「本当に綺麗な人」が、大勢の前で「私は綺麗だ」とか喋ったら、それこそ「総スカン」を食らうだけだ。多分、良いことは起こらない。
で、私の知る「自称綺麗」の大半は、本人がそう思っていない(ように、私には見える)。
「自分が綺麗なこと」にしておくことにより、「受け狙い」で場を和ませることを目論んでいるように見える(ヒト達しか、私は知らない)。
そのような精神状態で「私は綺麗だ」と言い続けていると、その方のルックスは良い方向には向かわないだろう。病は気から。ルックスも気から。
本当に綺麗になってしまうと、「私は綺麗だ」なんて、言えなくなってしまうわけだから。
「私はデブだ」と自称するヒトは、一定の割合で存在する。
そう言うヒトは、本当にデブな場合がある。しかし、標準体重前後なのに「太っている」と自称するヒトも多い。多分、加齢により体重が増えたってコトなのだろう。また、十代女子あたりだと、自分がデブなのだと「本気で勘違い」している子も多いようでもある。
で、今問題にしているのは、オッサン・オバサンによる「本物のデブ」。
彼らが「私はデブだ」というのは、自己肯定・自己憐憫のためなのだろう。他人や自分に対して「分かってはいるのだ、どうにかしたいのだ」という主張なのだろう。そして、そのような心持ちで生き続けていても、デブは改善しないだろうとも思うのである。
そんなわけで「私は綺麗だ」と「私はデブだ」は、口にしない方が良いと思うのである。