この画像のネクタイは、どんどんどんどん、繊維が抜け出てくる。
何度も何度もカットを続けている。ま、遠目で見る限りは、特に違和感は生じないのだろう。しかし、ネクタイは自分の首元にあるので、この「ほつれ」が気になってしまうのである。
"COMME ÇA DU MODE MEN"の製品である。で、今ググって知ったのだが、2007年にこの「ブランド名」は変更になったそうだ。ということは、このネクタイは「10年選手」なのですなぁ。ま、ずいぶん長持ちしている方なのかも知れない。ちょっと考えを改めた。でも、繊維が抜け出てくるのはいただけない。
そもそも、今日は「ネクタイの寿命って、買う前には判別できない」というコトについて書こうとしていたのだ。10年も使えているということは、まぁまぁ寿命が長い方かも知れない。
ネクタイは、大概の場合「角がすり減った」ことにより、処分を検討することになる。一番良くないのが「生地が暗いのに、芯地が白っぽい場合」である。すごーく「擦り切れ」が目立つのである。
一番今までで長持ちしたネクタイは、妹に貰った「イタリア土産」の赤いネクタイだった気がする。ただし、少し丈(?)が長めだった。
一番長持ちしなかったのは、荒いチェック柄に編んであるものの、平織りや綾織りにすらなっておらず、糸の上下で柄を形成しているネクタイだった。当初はおしゃれ感があったのであるが、どんどんほつれていった。日本製だったはず。
なお、どちらも絹糸でできていた。
かれこれ20年以上ネクタイを締めているわけだ。若かりし頃は「左右(前後)の長さのバランス」を取るのに苦労したような記憶があるが、今は「直感」で大体きちんとネクタイが締められるようになった。プレーンノットかセミウインザーノットしか使わないけれども。