という歌があった。チェッカーズの歌だ。
四半世紀ほど、ずーっと心に引っかかったまま、しかし特に誰にもそのことを(多分)言わぬまま、月日は流れてきた。
ここでちゃんと記しておこう。
この歌のサビにはこんな歌詞がある。
♪ONE NIGHT GIGOLO VodkaとMuskの香り残し
20歳前後に酒飲むようになって知ったのだが、そもそもウォッカには「香りらしき香り」なんて存在しない。ウィスキーとかブランデー、あるいはジンなどの蒸留酒ならば、「香り」があると言えるのかも。ウォッカに近いところだと、譲って「ズブロッカ」なら多少は香るのかなぁ...。
歌とは全然関係ないけど、現時点で私がどうしても受け入れられない唯一の酒がズブロッカ(
ググリンク)なのである。
「酒飲み酒を選ばず」という格言(?)どおり、私も基本的にはどんな酒でも好きである。ウィスキーはバーボンよりはスコッチが好みだ。たまに飲むとバーボンもおいしいと思うけど。ジンだったら、ビフィーター、タンカレー、ギルビーなど、半アル中のときに一通り(?)はその味を確認した。それぞれ、微妙に違ってた。ウォッカもちゃんと冷凍庫に保管したヤツを何通りか飲んでみた。ウォッカの違いは分からなかった。単純に注射の消毒液の臭いだ。
香りが強い酒と言えば、中国の白酒もある。五粮液とか、茅台酒とか。好んで飲むわけではないが、たまに飲むとおいしいと思う。ただし、あんまりたくさんは飲めない感じの香りではある。
そして「ズブロッカ」。あれだけは、臭いが受け付けない。どうも飲めない。もし、世の中にズブロッカしか酒が無ければ飲むかも知れないが、他の酒があればそれを飲む。
で、つい最近「ロシアでメタノール入りの液体(入浴剤等)を飲んで人が死んだ」というニュースがあった。おそロシア。
日本の「発泡酒」とか「第3のビール」なんて、可愛らしい話だと思うのだった。日本人は真面目だなぁ。ロシアの人々は「そこまでして飲むのか」とも思ったりするが、安くて濃いアルコールが必要な人は、そういったものを飲むのでしょうね。私も最近自宅でもっぱら飲んでいるのは焼酎のソーダ割りあたりである。あまり値段は高くない。焼酎のロックだと飲み過ぎてあまり良くない。焼酎はビールよりも尿酸値が上がらないと思い込んで飲んでます。
話は戻り、ワンナイトジゴロ。
「ウォッカの香り残し」って、どんだけおしゃれなアル中野郎なんだよ...って思ってしまうわけです。作詞者でありボーカルでもある藤井フミヤ氏、あんまり酒を飲まないのでしょうね。納税者としては半人前だけど、健康には良いでしょうな。