2016年6月アーカイブ

何故か。それは「太陽と地球が教室にほぼ収まる」からだ。

諸元を先に。
太陽:ソフトボール(直径約9.7cm)
地球:大きめの砂つぶ(直径0.9mm)
太陽〜地球間:10.42m(多分、ほぼ教室の対角線。メジャー使用のこと)

この10.42mが丁度良いのである。
私の職場では、ギリギリ教室に収まる。場合によっては少し教室から出る。教室からはみ出た方が、生徒にはウケる。

地学や中学校理科の(教員向け)指導書には「校庭に〇〇分の一模型を」とか書いてある。めんどくせーっつーの。机上、誌上の実験、いい加減にしろ。

ソフトボール、その大きさの定義は「外周12インチ」である。舶来のスポーツだから。
「直径10cmのスチロール球」よりは、「ソフトボール3号球」の方がありふれている。この「簡単に手に入る」という点こそ、現場の教員に必要なことなのだ。

ああ、また無駄に有意義なことを書いてしまった。
検索に引っかかるように、キーワード追加しよ。
地学、演示、模型、太陽系、地球、距離、天文学、天文分野、導入、2分野、理科...

私が高校を卒業し、大学に入ったのが1989年だった。その年、昭和が平成になった。共通一次試験の最後の年だった。天安門事件が起こり、ベルリンの壁が崩された。その翌年である1990年には、東西ドイツ統一という巨大な出来事があった。

その「東西ドイツ統一」を印象深く覚えている。生中継を見たから。

「生中継」は、九州のひなびた温泉旅館で、徒歩旅行サークルの男4名で見たのである。4月8日の日記「(東)桜島魂不屈の心」を見る数日前のことだ。
温泉の名前は「安楽温泉」だったような記憶があるが、定かではない。確実に覚えているのは「木造で川沿いの温泉宿」「泊まった部屋は2階」「掛け布団が毛布1枚だけでとても寒い」「テレビがある」ということである。
酒を飲みながらだったか、酒を飲んだ後だったか忘れたが、テレビを眺めてた。思えば、男4名のうち、私だけは未成年だったのかも知れない。同学年の1名、後輩の2名とも、浪人生(多浪生含む)だったはずだから。
寒い部屋で、テレビの中の花火を眺めてた。「巨大な歴史の転換点に居るなぁ」って思いながら、テレビを眺めてた。


その後、EUというものができあがった。それは、東西ドイツ統一がなければ、できなかった「モノ」なのであろう。
それがまた、徐々に分解していくのかも知れない。まぁ、分解しないのかも知れない。何しろ、今日も「歴史の転換点」なのだろうなぁ...、って思うのだった。

歴史ってのは、ヒトが作るものである。ヒトは「しばらく経つと忘れちゃう」生き物だと思う。こうやって「行きつ戻りつ」しながら、歴史は刻まれていくのだろう。その先がどうなるかは分からないけど。

EU残留も、EU離脱も、どちらも一理あると思うんですよね。
大英帝国EU離脱のニュースは「自分が被害を受けないと思い込んでる、すごく身近に迫っている台風」を眺めているような、ちょっとしたワクワク感を覚えます、私は。

試験前で部活動の指導(「近年は普段から特に指導なんてしていないだろう」というツッコミを自分から入れる)も無かったので、株式会社内田洋行主催の「プログラミングワークショップ」に参加してきた。副題?は「レゴ®マインドストーム®EV3を使ったワークショップ。初めての方大歓迎です。」である。

私は、一応「情報科教員免許」を持ってはいるが、ここ数年間行使していない。ま、情報科よりは理科の授業を展開する方が楽しい。だから、問題は無い。
で、情報科の世界?には、"lego mindstorms"という「アイテム」があることは知っていた。で、触れたことが無かった。そもそも「お高い」らしいことは聞いていた。で、それに触れる研修は、都合がつかないことが多かった。

今回、ちょうど「無料」でやってくれるってコト、職場出入りの内田洋行の営業氏からメールを貰って知った。

結構楽しかった。

lego mindstorms の動作を二人一組でプログラムしているとき、頼んでもいないのに説明してくださる方がいた。ま、有り難いのだが「自分で探しますけど...」と思ったりもした。「人の振り見て我が振り直せ」と思いましたね、何度も。
自分自身は「抑制的(?)」なスタイルの教員だと思っているのだけど、本当に「生徒が必要としている時に、適切に声をかけているか」ということを、気にすることにしました。今日ね。

その研修は定員20名だった。
プログラミングでペアになった方、静岡県からいらしたということだった。私は都内在住勤務であります、楽しててスミマセン。
で、その方は授業では「ロゴ坊」というのを使っていらっしゃるとか言ってた。「ロゴボウというカネムネ先生の作られた...」という話を、一通り研修が終わった後に聞いた。カネムネ先生は知ってる。兼宗先生だ。「兼宗先生は知ってます。ドリトルを作られた方ですよね」って、一応知識?を披露しておいた。
さっき、とりあえず「ロゴ坊」をダウンロードしておいた。無くならないうちに。


私は「プログラミング」を学校で習ったコトは無い。ヒトに習ったコトも無い。本を買って多少勉強した。また、学校でコンピューターに触れたこと自体がほとんど無い。大学で少し触れたくらいだ。1990年前後に。
大学での化学実験で「滴定がどれほど正確に行えているか」という判定に際して、(多分BASICで組まれた、教官か研究室の学生が作成しただろう)判定ソフトの世話になったことがある。その経験は、理科の実験で生かす場合がある。やはり、物理や化学の実験では、「即座に判定・グラフ化する」という用途で、ノートパソコンとエクセル、そしてプロジェクター等を用いることがある。
同じく、大学の地学実験の授業では、BASICにて組まれた「データをプロットするプログラム」を模倣する実験?があった。その技術は「卒論発表」で使わせて頂いた。
「実験データを画面に映す」→「画面のハードコピーをプリンタに出力」→「大学生協のコピー機を占領し、OHPシートにコピー」→→→「卒論発表」したっけなぁ...。
ま、今はエクセルとパワポで簡単にできることでしょうけど。


「レゴ®マインドストーム®EV3」は、一式52,000円だそうだ。やはり、安くはない。
自分のおもちゃにするには高いし、そもそも遊ぶ暇も無い。職場の教材として買うには高価すぎる。そして壊されそう。
もし、自分の子供が「欲しい」と言ったら、買っても良いかもしれない。けど、そんな「アイテム」を自分で見つけることは、まず無いだろうな。


関連する過去の日記
ドリトル、マジ半端ねぇ(2009年1月)

グラスを共洗い

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やはり、記したつもりで記していなかった話を。
ま、これも「昔話」なのです。私は着実に「老化」しているってコトの証なのでしょう、この執筆欲も。

今し方、1杯目に飲んだ焼酎の炭酸割りから、2杯目の日本酒に移行した。同じグラスを使って。なお、ビール(や発泡酒)を飲まないのは「痛風対策」ではある、一応。ま、どうも私の場合は酒自体が「尿酸値向上」に寄与しているので、何を飲もうとあんまり関係ないのではあるが。

で「共洗い」。
これは化学系の技術・作法である。真面目に「高校化学」を修めた方なら、「中和滴定」をやっているだろう。そして、ビュレットはこの「共洗い」をすべき器具なのである。
共洗いとは「(ガラス)器具等を洗浄する方法の一つ」であり、「通常の洗浄液である『水』は用いず、『これから器具に満たす液体』で、その器具を洗い、器具に満たす液体の濃度に影響を与えないようにする」洗浄方法である。
とりあえず、ウィキペディアも見てみよ。

共洗い

共洗い(ともあらい)は化学分析時に行う準備作業の名称である。
液体を容器に採り、当該の液体に対する化学的分析を試みる場合に、液体採取に先立って行われる作業であって、もっぱら次のような手順で実施される。

1.洗浄済みの容器に、分析対象の液体を適量採る。
2.容器を十分振るなどして、容器内部を分析対象の液体を用いて洗浄する。
3.いったん容器から液体を(おおむね)除去する。
4.改めて、分析対象の液体を分析に必要な量だけ容器に採り、実際の分析を実施する。

共洗いの主たる目的は、容器内部に付着している、分析対象となる液体以外の物質を、予め除去することにある。同時に、容器洗浄に用いた水分が付着していることで、分析対象の液体の濃度に影響を与えることのないようにする目的もある。
分析対象となる液体がふんだんに採取できることが、共洗いを行うための前提条件である。

ふむふむ。
ま、百読は一実験に如かず、ですかね。

以上の文章を読んでも、分からないヒトは分からないと思います。

で、私は大学時代の先輩達を思い出しつつ、さっきも「共洗い」をしたのですね。ゴンちゃんとか、いくちゃんとか。
彼女らは、2学年上の先輩です。同じサークルの。ゆきお先輩も理科ではありますが、前述の2名よりは「飲み会参加率」が低い方でした。

多分、私が大学1年の時の「合宿(7日間前後の徒歩旅行)」にて、この「共洗い」を披露?したような記憶があります。上記先輩方にはウケた。で、東京に数多ある大学の数多あるサークル内のごく一部に於いて、この「共洗い」という作法?は市民権を得たのであります。今でも、あっきー(2学年先輩)とまつも(同学年:前々回の日記の場にも居た)は「共洗い」という作法を覚えていらっしゃるハズ。

ってだけです。
酔った勢いで、「共洗い」の必要が無い酒(同じ日本酒)を注ぎ足し、職場の組合向けの文書作成を開始しようかな。

河北新報に続報が載った。

<RV死亡事故>色覚障害で信号誤認 被告訴え


 2014年6月に仙台市泉区で衝突事故を起こして2人を死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪で在宅起訴された仙台市吉成中教諭の千葉厚志被告(52)の公判が28日、仙台地裁であり、被告は「色覚障害があり、信号の赤と黄色を見間違ったまま交差点に進入してしまった」と述べた。
 信号は事故当時、赤の点滅で被告側に一時停止義務があった。被告は黄色の点滅と思い込んだ上、「左右からの車に気を取られ、3灯式の信号のどの位置が点滅しているか確認しなかった」と話した。
 赤と黄色の区別については「すごく似た色で、通常は明るさの違いで見分けている」と打ち明けた。色覚障害が原因の事故や違反歴は過去になく「同じような事故をなくしたい」と障害への理解を訴えた。
 被告は「先天性の色覚障害」との診断書を地裁に提出しており、弁護側は情状酌量を求めている。
 起訴状によると、被告は14年6月16日午前5時10分ごろ、RV車を運転中、泉区鶴が丘4丁目の市道交差点でタクシーと出合い頭に衝突。タクシー運転手の男性=当時(65)=と乗客の無職女性=同(63)=の2人を死亡させたとされる。
 色覚障害者は国内に約300万人いるとされる。色覚障害者が判別しやすい信号の普及を目指す九州産業大の落合太郎教授(環境デザイン)は「色覚障害者にとって、より見分けにくい発光ダイオード(LED)型信号の導入が進む中、国際的に議論されている問題だ」と指摘。「免許を取り上げても根本的な解決にならず、社会インフラの整備こそが必要だ」と話す。

2016年06月29日水曜日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201606/20160629_13017.html

「被告は黄色の点滅と思い込んだ」
この点だけで、完全に有罪だろ。

「同じような事故をなくしたい」
おまえ自身と、他の「普段から努力している色覚異常の人間」を同一視すんな。ふざけんな。

「弁護側は情状酌量を求め」
私が裁判長なら、情状酌量など一切認めん。弁護士のおまえらだって、本心は同じだろ。金になるからって、そういう「下らないシゴト」してんじゃねーよ。恥を知れ。


千葉厚志というふざけた男についての日記(2018/10/25追加)

色覚異常が事故の原因だと?ふざけるな。おまえの不注意だろう。(2016年2月)
仙台市吉成中教諭の千葉厚志、ふざけるのもいい加減にしろ(2016年6月:当ページ)
千葉厚志に「禁錮3年求刑」らしい(2016年7月)
千葉厚志 一審結審(2016年7月)

ここにあるのは2016年6月に書かれた日記です。

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