個人的情報と個人情報

GoogleMaps を使うことは度々あるが、あの画面に情報を書き込んだ記憶は無い。多分ね。

まあ、変な仕様のサービスを提供してた Google もマズいが、ああいったオンラインのシステムに個人情報を書き込んじまったタカギヒロミツ氏たちは、もっと拙い。何でも、今回問題とされている現象、それは大昔(数ヶ月前ね)から知られていた仕様(?)らしいし。

Amazon のウィッシュリスト(欲しいものリスト)が公開されて騒ぎになったときも、タカギ氏が騒いでくれたから、私もその存在を知ることができた。
それぞれのヒトが、どれだけ恥ずかしいもの(?)を欲しがっていようと、それはアカウントを持っているヒト内部のコトだ。訴えられる危険性は無いだろう。笑われることはあったとしても。
ちょっと似たサービスに、"はてな"や Google による「オンラインのブックマーク保存」がある。それらのブックマークには、個人の趣味・嗜好や周辺環境が反映されるだろう。流出させたくはない。でも、流出しても致命的とは言えない。


でも今回は違う。バッチリと個人情報が流出したワケだ。

私は、普通のメールだって恐る恐る使ってる。私も人の子?なので、Gmail その他のウェブメールを使っちゃったりしているが、少なくともウェブメールのメールボックスには、個人情報は放置しない。流出したら拙そうな内容のメールはさっさと削除してるつもりだ。
まぁ大体、メールは第三者に見られているという前提で使用しているから、本当に重要な情報は、少なくともメール本文には記していないつもり。


タカギ氏の偉いところは、自分の失策を全世界に公表したコトだ。ま、その判断までにはかなりの葛藤があったコトだろう。有名人は辛いッスね。


ところで、私は非常に不思議に思うことがある。
むかーし昔、「"個人情報流出事故"が起きたとしたら、その場合は1件数百円だか数千円、あるいは1件数万円の慰謝料がかかり、企業は一発で倒産する」と脅かされていた気がする。しかし、そんなニュース、一向に耳にしない。私が寡聞なだけッスか?
リスクマネジメントのコンサルタントをしていた輩は、今、何を生業にしているのだろうか? オレオレ詐欺でもやっているのかしら?

余談であるが、私は実家に電話をかける際、最初に自分の名前(ファーストネーム)を名乗る。誰に教えられたわけでも無いが。
既に数年前のコトだが、実家はオレオレ詐欺の被害を免れたそうな。


個人的に超不思議に思ってるコトのひとつに、出身校の都立高校同窓会名簿が、オンライン化されたってヤツがある。個人情報保護法ができるかできないかっていう時期だったハズ。数年前ですな。どういった了見でそんなシステムを導入したのか、よく分からない。そのときは、時代に凄まじく逆行していると思ったっけ。
私の実家には、住んでいない私に対して、様々な儲け話の勧誘があるらしい。ごく稀に職場にも勧誘が来る。紙ベースの同窓会名簿から流出した情報だと思われる。現在のところ、オンライン化された同窓生情報が漏洩したような形跡は無いが、そういった情報がまとまって存在しているコトは、何となく不安ではある。

ここにあるのは2008年11月11日 20:00の日記です。

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