「三つ子の魂百まで」と言う。私が茨城の小学校に仕込まれた習慣に、「ハンカチ・ちり紙持参」と「置き傘」がある。
村上春樹の文章に「ハンカチを持っている男は信用しない」みたいなヤツを見た記憶があるが、私は村上春樹に嫌われようとも、ハンカチは持ち歩くのである。前にも日記に書いたが、電動タオル(?)やペーパータオルは不経済だと考えるからでもある。できるコトから地球に優しくするのだ。単純にケチとも言えるが。
で、置き傘も完全に習慣化している。ロッカー内に傘が無いと、何か落ち着かない。雨上がりの晴天の朝でも、ロッカーに傘を補給するべく(?)、私は粛々と職場へ向かうのだ。
実は、現在の通勤経路ならば、自宅最寄り駅までの10分弱が「露天」なだけである。その他は、「電車に乗っての移動」か、「屋根の下(あるいは露天)の徒歩移動」だ。職場が中央線の高架横にあるから。なお、念のため記すと、高架下は JR の私有地だから、そこで車に轢かれたりしても、歩いていたヒトの「自己責任」になるのだ、多分。だから、高架下の移動はあまり勧められない。
私が最初に通った茨城の小学校は、小学生の足で歩いて30分かかった。確かにその距離だと、雨の中を傘も無く歩くのは、あまり勧められる行動ではないだろう。置き傘が推奨されるのも頷ける。
かの教えを受けてから30年以上経過した。未だに私は職場に置き傘を常備し、加えて折りたたみ傘をカバンの中に携帯していたりする。