2006年8月アーカイブ

上海住宅事情

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7月30日から上海に滞在している。
上海は劇的に都会である。面積もそれなりに広いが、上海市には楽に1000万を超えるヒトが住んでいるらしい。しかも、1000万というのは「公称」であり、実際はもっと多いとのコト。私は今回改めて知ったのだが、上海市は省というものに属さない存在らしい。
で、やたらとヒトが多い上海市内なので、マンションも超高層化している。
私が滞在しているのは、マンションの25階なのである。

このマンションは35階まで部屋があるのだが、階数が飛び飛びになっている。4,13,14,24,34階が無いのである。なので、「35階建て」といっても実質30階建てであり、「25階」といっても実際には21階なのだ。しかしまあ、上海の建物は高層であることには間違いなく、日本に比較するとやたらと細っこいビルだらけなのである。地震がないから許されるらしい。まあ、それは上海などの話であって、雲南などの方は地震が多発しているから事情は違うハズです。
また、上海のすべての高層建築物の階数が飛び飛びになっているワケでは無いです。というか、このマンションが変わっているみたいです。

中国電飾事情

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8月6・7日と、杭州へ連れて行ってもらった。
杭州は上海の南西およそ200km に位置している、浙江省に存在する古都である。西湖を中心に発展した町であり、今でも市街地の真横にそれは横たわっていた。
大都会の横に周囲20km弱の湖があり、その向こうには山が見える。湖の周囲は観光用の車が走り回り、湖には遊覧船がプカプカと浮いている。なんだか不思議な町であった。
高層ビルが乱立する大都会と、結構大きな湖が同居している観光地なんて、日本では思いつかない。
水道水も上海より臭わない、滞在していて快適な場所であった。

杭州では、霊隠寺に参詣し、超有名レストラン(であるらしい)楼外楼で東坡肉(トンポーロー)やジュンサイのスープなどを頂き、遊覧船で西湖上の名所を巡ったりした。

中国に来る度、日本と違うなぁと感じることの一つに「古刹等の電飾」がある。
日本ではここ数年、古寺や神社等がライトアップされていることが多くなった気がする。私が小さい頃、お寺のライトアップなどは少なかったように記憶しているのだが、それは時代の流れというヤツなのだろう。
私が中国に初めて来たのは3年前のことであるので、それ以前の中国の電飾については知らない。私が見る限り、中国では結構な割合で、お寺などの屋根の稜線や縁に「電球入りチューブ」がネロネロと這っている。
日本のライトアップは、あくまで「外から照らしますよ~」というタイプである。投光器やらスポットライトやらを建物(歴史的建造物)の周囲に配置し、周囲の風景から建造物を浮かび上がらせるように仕向けられている。
中国のライトアップはもっと豪快である。オレンジ色の電球や赤色の電球が入っているチューブ(クリスマスの時に使われる電飾をもっと丈夫にし、点滅機構を排除したもの)を、屋根の上とか、屋根の縁とか、建物の輪郭線などに合わせて配置してあるのだ。遠くからその塔なり伽藍なりの建築物の形が確認できて有り難いような気もするが、建物に申し訳ないような気もする。
もし、チューブの電灯が点滅していたら、日本の歌舞伎町か何かみたいになってしまうだろう。今後もそれは避けていただきたいと勝手に思っている。

今気づいたが、上海の外灘の建物群は、既に昔からスポットライト風の電灯でライトアップされている。ただ、外灘の建物の電飾では、電飾が建物の外壁に据え付けられているので、「中国日本折衷式」あるいは「東京タワー方式」とも言えるのだろう。
今後は、中国の観光地などでも、徐々に日本方式のライトアップが増えていくのかも知れない気もするし、現在の方式のままで21世紀を突き進むような気もする。どちらの見栄えが良いとも悪いとも言えないが、何しろ今後の「中国ライトアップ事情」の展開を見守ろうと思う私なのだった。

夏の終わりの日記

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gmail のアカウントが簡単に取得できるようになったらしい。
早速、私もアカウントを取得してみた。

今思っているのは、「遠い知人などに、gmail に招待してくれるようにお願いしなくて良かった」ってコト。
何かしら人に頼み事をするってのは気が引けるのである。家族みたいに自分に近い存在で、恩を売ったとか買ったとかってなコトを考えない相手ならば、gmail に招待して貰う気にもなる。しかし、そんなヒトは居なかったのだ。
ネット上では時々「gmail に招待しますよ」っていう文章を見たりしていた。しかし、顔見知りでもない人に招待してもらうってのは、何だか「ムダな借りを作る」気がしてた。


ってコトで、久々の日記更新である。
海外への旅行などもあり、日記を書かずにいたら、書くタイミングを失ってしまっていた。
私の中では、ネタとしてデカかったのは、コイズミのヤスクニ参拝である。

面白くて気に入っていたのに、ここ数ヶ月更新されていなかったブログ Irregular Expression が、コイズミの活躍で復活した。

上記ブログの8月15日「小泉総理の終戦記念日靖国参拝が炙り出したもの」内にリンクとして存在していた 2006/8/15靖国神社参拝後記者会見の模様 を見ると、新聞社も信用できないことに改めて気付く。

首相コイズミの言うところも、一部分は正しい気がする。15日午前の彼は、普段とは違って雄弁だった。私はコイズミマニアではないので、彼の全発言をチェックしているわけではない。もしかすると、普段の彼はあの映像のように基本的に雄弁なのに、マスコミが情報操作(記者会見映像の編集)をしているのかも。そのため、コイズミってヤツは言語中枢に障害を負っているように見えてしまっていたのかも。
なんてね。

念のために繰り返し記すと、小泉純一郎というヒト、私は特に好きではない。きっこ氏が8月9日に言っているコトは印象的であった。

更に念のために記すと、私は自由民主党の代議士に票を投じたことは一度もない。私(タチ)は、別に首相の直接投票をしたわけでもない。また、自民党員でもないから、その蚊帳の中?の選挙に関わったわけでもない。しかし、2006年現在、日本国憲法などに従ってクニが運営されていった結果、彼が首相になっちゃっているみたいだ。主権を保持している私は、1億数千万分の1くらいは、彼を支持していることになるのだろう。


私は戦争ってヤツを考え出すと、「兵器を作らなければ済むのだ」という考えに達する。
とは言っても、世の中は善人ばかりであるはずもない。個人・国家に対して、その存在を脅かすような攻撃に対しては、何らかの自衛手段を用意しておく必要は感じるようになった。
そんな私は憲法改正論者でもあったりする。

Movable Typeコンテスト 2006

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第2回「Movable Typeコンテスト 2006」とやらにエントリーしてみた。
実は、エントリー申し込みはしてみたものの、エントリーを許可されるとは思っていなかったのだった。

この日記は確かに Movable Type を利用して作成しているのだが、タグなどの最新機能を使っていない。というか、このページをご覧になっている方には、改めて伝えるまでもないのだが、トラックバックのやりとりもなければ、コメントというシステムも無いのだ。こんなサイトのエントリーを許可してくれた主催者ラピッドサイトは、太っ腹な会社である。ま、コンテストは応募者が多い方が盛り上がるだろうから、特に内容等に問題が無ければ、エントリーを許可してもらえるのかも知れない。

私がコメント・トラックバックを使わないのには理由がある。

まずは「コメント」を使わない理由。
・コメントが付くと、それに対してコメントをするのが礼儀のような気がするが、そんなことをやっていられるのはコメントが少ない場合だけだろう。間違って超有名サイトになってしまった場合、コメントがおろそかになってしまう可能性がある。それだったら、最初からコメントを受け付けない方が良い。
・ブログのコメントには、「建設的で友好的」なものよりも、つまらない揚げ足取りなどの「非建設的で敵対的」なものの方が多い。そんなコメントを見てヘコむのは面倒である。
・私は基本的に、他人のブログの本文は読んでも、コメントは読まない。

ほとんど上と同じ内容だが、「トラックバック」を使わない理由。
・ブログで面白い記事に出会った場合、その記事からリンクされているサイトには面白いものが多い(アタリマエ)。そして、その面白い文章にトラックバックしているサイトで、その面白さを超えるものに出会ったことがほとんど無い。
・トラックバックを許可すると、エロSPAMがやってくる。これは放置するのも汚いし、いちいち削除するのも面倒だし、半分自動的にトラックバックを弾く処理をすることすら面倒である。

なにしろ、サイトを運営する上で面倒が増えるのがイヤなのだ。もともと私のページ群は「無意味に日記を発信する」ことから始まっている。掲示板を置こうと考えたこともない。当然の流れとして、「コメント」や「トラックバック」を利用しようとは思わないのだ。
なお、「タグ」ってヤツを使わないのは、「タグの記述が面倒である」「テクノラティなどから情報を検索する人々は現時点では少数派である」「Movable Type をアップデートするのも面倒」という理由による。

こんな駄文を記している間にも、コンテストのエントリーサイト一覧からは、お客様がやってきていたりする。有り難いことである。また、何故だか分からないが、最近 Google 様経由の来訪が妙に増えてきた。そういった一見(イチゲン)さんにも、この駄文群の「日本国憲法スーパー104条」化への検討をお願いしたい。なお念のため記しますと、日本国憲法は103条が最後の条文になっています。

PARKER のローラーボールをついに GET

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ここ1年以上にわたり、ずっと欲しいと思っていたものがあった。
今回の中国旅行でそれを手に入れることができた。

parker.jpg
画像の上側にあるペンがそれだ。
パーカーの(ちょっと高級な)ローラーボールである。「ソネット」という製品だ。夢見る三十路の詩人には「うってつけ」のペンであろう。

画像下側のペンは、配偶者から約2年半前に「タイ土産」として貰ったものである。このペンと同じようなものは、空港の免税店などへ行くと5本セットで安く売っている。パーカーの「ベクター」という製品だ。「ソネット」も「ベクター」もローラーボールだから、書き味はほとんど変わらないのである。

仕事をする上で、ペンはそれなりに使う機会がある。今までは大してペンにはこだわっていなかった。職場にあるボールペンや、貰い物のボールペンを適当に使っていたのだ。しかし、この「タイ土産」の使い心地が気に入り、日本で買っても1000円強のペンに、わざわざ数百円のリフィルを購入して使用していた。しかし、この「ベクター」には難点があった。ペンの本体とかキャップが構造的に弱い様子で、ひびが入ってしまうのだ。そのため、ここ1年以上にわたり、頑丈そうなローラーボールを探していたのだ。

日本国内のそれなりの文房具店で店員さんに尋ねたこともあった。しかし、ローラーボールは置いていないことが多かった。また、デパートなどに行けばパーカーのローラーボールを置いてある場合もあったが、1万円を超えるようなペンは買う気にはなれなかった。ネット上の通販ではいろいろパーカーのローラーボールが売られているが、わざわざそこまでして文房具を買う必要も感じなかった。

で、今回このマットブラックのソネットローラーボールを手に入れられたのだ。

上海浦東空港の免税店では、そいつが52アメリカドルで売られていた。パッと見で気に入ったし、並んでいるペンの中では一番安い部類だった。ちょっと悩んだ末に購入した。浦東空港の免税店は人民元とアメリカドルに加え、日本円も使えるのだそうだ。配偶者からそのことを聞いていた私は、日本円でこのペンを購入することにした。チナミに「ドル→円換算」は私のお気に入りのケータイ 702NK のコンバータ機能を用いた。このケータイには様々な通貨のレートを予め入れておけば、好きなように通貨の換算ができるのだ。店員さんに購入の意志を伝える前に、念のため計算してみた。以下の画像のように、7月末時点の(ほぼ正式)レートならば、52ドルは6千円弱だった。
usd_jpy.jpg
店員さんに「日本円で...」ってニホンゴで伝えたら、「6100円」と教えてくれた。

日本に帰ってきてから、このローラーボールの定価が9千円であることや、通販で買っても送料込みだと7千円くらいになることを知り、だいぶ得をした気分になった。
なお、おまけ知識として記すと、パーカーのローラーボールは M(Medium) が太字で、F(Fine) が細字である。どちらも結構太いですけど。

尿酸 8.3mg/dL

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表題の通り、本年度の公式尿酸値が確定した。
自覚症状が無いので、尿酸値が昨年度の 7.5mg/dL より減るのか、増えるのかは全然予想がつかなかった。なので、健康診断の結果通知を見ての感想は「ふーん」ってトコロである。

痛風の発作は痛い。
私がこの生涯で、最も失神に近づいたのは痛風の初発作のトキである。

以前、もう10年くらい前の事である。本当か嘘か知らないが、都内の私立女子校のソフトボール顧問の先生に、以下の話を聞いた。
彼は私と同じく理科の、それも専門が地学の教員であり、組合活動もバリバリにやっているという方だった。年齢を除けばかなり共通点があるので、親近感があった。その先生曰く「痛風の発作は痛かった(気をつけなよ)。あの痛みは出産の次に痛いものらしいよ」と。
そんなお言葉を頂いたのだが、その数年後、私も無事に発作を迎えてしまったのだった。

本年度の結果通知をもらってからは、飲酒を控えているのでした。

Pluto(冥王星)について

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大学では地学を専攻した私である。冥王星絡みの話を記さないワケにはいかないだろう。

「太陽系の惑星を12個と"定義"する可能性あり」というニュースを最初聞いた時、全然ピンと来なかった。冥王星の衛星とされていた「カロン」と、思いっきり小惑星帯に存在していた「セレス」、その2つの天体が「惑星」となるというのは、かなり無理があるように感じた。また、太陽系で冥王星よりも巨大な天体が発見されたというニュースも聞いたことがあった。その「冥王星よりも大きな天体も見つかっているんだよね~」って事実は、今年も中学2年生に天文分野を教える際に伝えていた。


私自身は太陽系の惑星の並び順を「水金地火木土天海冥」として覚えた。冥王星の公転周期が248年ということも多分同時期に知った。自分がほんの数年しか生きていないコトと、ヒトの寿命約80年を把握しつつあったその頃、248年というとんでもなく長大な時間が存在することに驚きを感じた。
後に、「水金地火木土天"冥海"になったよ」って話を聞いた時、かなりの違和感を覚えたことも鮮烈に記憶に残っている。改めて調べてみたら、冥王星の方が海王星より太陽に近かったのは、1979年から1999年の話なのだそうだ。私が小学校3年の頃に、海王星と冥王星の守備位置変更が行われたわけだ。


ここ数年、冥王星と同じ様な由来の天体が続々と発見されていることは知っていたが、冥王星が「惑星」という地位を剥奪されることになるとは予想していなかった。何となく、冥王星の大きさを超えたカイパーベルト天体(ウィキペディアへのリンク:以後ウィキリン)は、全て「惑星」という扱いになっていくのだと思っていた。

冥王星は英語で Pluto であり、ギリシャ神話界にいらっしゃる「冥界の王」という意味があるコト、いつの間にやら知っていた。また、超ウラン元素の代表であるプルトニウム plutonium も同じ語源なのだろうと気づいた。
私が数年前まで知らなかった言葉に「冥王代」というものがある。地球における地質時代(ウィキリン)の区分の1つであり、岩石が残っていない時代(地球が誕生してからの数億年間)を指す言葉だそうだ。

今回、冥王星が「矮惑星 dwarf planet」というグループに入ることになったらしい。今日知ったのだが、「矮星」は dwarf star の訳語なのだそうだ。私はドワーフと聞くと、昔の RPG の雑魚キャラを思い出す。専門用語の和訳というのは難しそうなものであると思う。

冥王星はヒトに発見されてから数十年を経て、その名の通り「惑星界」でもなく「星くず界」でもない「冥界」に入っちまったというコトになるのだろう。


今は夏休みなのだが、職場に行くと生徒に会う。
冥王星が惑星でなくなったというニュースが報道された後、数人の中学生から「先生、冥王星がぁ…」という話題を振られた。何となく嬉しいものであった。
なお、職員室でもちょっとした解説を求められたので、私が知る限りのことを話しましたとさ。

夏休みも終わるなぁ

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夏休みも終わってしまう。
私の勤め先は学校なので、普段に比べれば8月はお気楽な季節である。

そして、私は小学生時代から相も変わらず、夏休みの宿題に追われてしまったのだった。夏休みに入る前、校長から「全員必ず研修報告を提出するように」って言われていたのである。そして、やっと先ほど研修報告を作成し終えた。自分で言うのも何だが、それなりに面白い研修報告が出来上がったのではないかと思っている。

ってコトで、気が楽になったので、久々に日記を作成し始めたのである。
とりあえず、簡単に書けるネタを。

このサイトは GoogleSitemap ってヤツを使用している。

最近はやっと Google 様経由のお客様も増えてきた。それは多分、私の腐れ文章が Google 様の中でインデックス化されてきたというコトなのだろう。果たして、数ヶ月前に登録した GoogleSitemap が効果を現してきたのか、それともタマタマなのか。Google 様経由の客が増えた理由が分からないところがもどかしい気もするが、別にこのブログ?で企業活動を行っているわけでもないので、どうでも良いって言えばどうでも良い。

で、GoogleSitemap を利用させてもらって、ひとつ確実に良いことがあった。それは「内部リンク切れを教えてもらえた」というコトである。この「腐れ日記」内で、「とある日」から「とある日」にリンクを張っていたつもりが、日付の指定を間違って、リンクを張り損ねていたらしいのだ。そのリンク切れの存在を、この間教えてもらえたのである。以下がその画像。
g_sitemap.gif

ってコトは、他の内部リンクは一通りきちんと動作していると云うことであり、少なくとも内部リンク先は Google 様の中でインデックス化されたというコトなのだろう。
ってか、そう解釈して平穏な気持ちとなり、宿題も終えて安心し、気持ちよく新学期を迎えるとしましょう。

ここにあるのは2006年8月に書かれた日記です。

前のアーカイブは2006年7月です。

次のアーカイブは2006年9月です。

最近の日記はこちらで見られます。過去に書かれたものはアーカイブで見られます。