グリーン車と私

つい先日、グリーン車に乗った。それは三度目の体験であるはず。
厳密に言うなら、今回は「グリーン車に使われる車両に乗った」ではあるが。

現在、JR東日本の中央線快速は、二階建て車両が接続されている場合がある。数ヶ月後の「グリーン車として正式運用」が始まるまでは、その車両に乗っても追加費用は発生しない。そのことは、二階建て車両が実際に登場する前から知っていた。
で、乗り物ニュースの記事を見た直後、その12両編成の車両がやってきた。帰宅時だった。

(未来の)グリーン座席は、皆埋まっていた。通路部分には人は居なかった。一階の階段付近で邪魔になりづらいように立つ。座席が1つ空いたので、そこに数分間だけ座った。


最初にグリーン車に乗ったのは大学卒業の数ヶ月後、都内の今とは異なる学校に非常勤講師として勤めていた際のことだ。その学校には、1年しか勤めなかった。その学校での宴会帰宅時だったはず。理科の先生方と、東海道線のグリーン車に一瞬だけ乗ったのだ。普通車が混んでたから。

都内の学校であったが、神奈川県へ遠征しての宴会だったのだ。
個人情報保護について、あまりうるさくない時代であったはずだが、個人情報の保護と「生徒や保護者の目を避けるため」でもあったと思われる。とても賢明な学校であると言える。ずっとその「遠征」スタイルなのかどうか、その学校には1年しか所属しなかったので、学校全体および教科での「宴会ポリシー」は不明なままである。

で確か、横浜から東京まで、グリーン車に乗った。当時の東海道線は東京が終点である。
何しろ過去の話なので、「ごく短距離だけ、理科の先生とグリーン車に乗ったこと」しか覚えていない。


二度目にグリーン車に乗ったのは、同僚の結婚式と祖母の葬式が行われた日だ。
青山あたりで同僚理科教諭の結婚式があった。で、その足とその黒い服で宇都宮線のグリーン車に乗って、茨城県の古河まで行ったのだ。結婚式参加は当初から予定されていたが、祖母が亡くなったのは突然だった。結婚式の二次会にも参加させていただくはずだったが、そちらはキャンセルして北関東へ向かったのだ。
結婚式ではお酒を飲み過ぎていたこと、式場を出てから気づき始めた(バカだ)。指定席にきちんと座って休息を取らないと、葬式は体調的に無理だろうと考えた。で、グリーン車に乗ることにした。かなり気持ち悪くなりながら、葬式に参列した。二次会に行けなくて良かったとも言える。

あまりにも気持ちが悪いので、ビールを飲めなかった記憶がある。祖母宅から東京へ戻る際は、親の運転する車に乗せてもらったように記憶している。
ほぼ一日中酔っ払っていたわけだ。


ということで今回の三度目。
なお、最初のグリーン車は、別に二階建てでは無かった。車両のつなぎ目辺りに陣取ったはずだが、夜の上り電車はガラガラだった。宇都宮線のグリーン車は二階建てだった。休日午後の下り電車はそこそこ混んでいたが、空席もあった。

ってなコトを、満席の中央線のグリーン車(的なもの)に乗り、思い出した。書いた。

ここにあるのは2024年10月21日 20:18の日記です。

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