文科省の方に同情する

ご迷惑をかけたのは、私の職場の上司です。
突き詰めれば、文科省の生産性を下げたのは、私自身の、私の上司に対しての監督責任もありましょう。
この書面にてお詫び申し上げます。


その日、職場は年に1回の「停電の日」であった。ここ数年、その日に私は出勤しているのである。校内のサーバーやWi-Fi機器がきちんと復旧することを確認するため。出入りの業者さんも来てくれるので、私がやることはあまり無いが。
以前は、停電に先立ってのサーバーシャットダウンや、電源復旧後のサーバー起動なども私が行っていた。
数年前のサーバーリプレイスに伴い、シャットダウン作業は不要になった。まあ、そもそもその当時も今もUPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)が設置されているので、本来的には「停電があろうが無かろうが放置」で良いとも言えるが。
ま、一種の保険ですね、私の待機も業者さんの訪問も。

で、その日の停電復旧後、私は年齢が一回り上の「そのヒト」に呼ばれた。
その前、しばらくずっと、電話をしていたのは知っていた。
私は私で、その日は専任教諭に貸与されてる端末の整備をしてた。さらにWi-Fiモジュールがイカれた端末が出てきたので、その(物理的な)交換をしたり、幾台かの端末についてサポートが切れるはずのOffice2016をアンインストールし、2021をインストールしたりしてた。


「masakiさーん」と(とうとう)呼ばれたので、そのお方のところへ行ってみる。
20年くらい昔までは、私は「パソコンに不慣れな人々」に優しくしてた。でも、私はずーっと仕事を増やされ続けているし、パソコンは「普通のヒトは普通に扱えるもの」になっていった。基本的には私は冷たいヒトになった、自覚してる。

で、そこを訪れて聞かされる。
電話先は文科省の担当の方、既に小一時間格闘しているらしい。
どうも、文科省主催(?)の中学生のテスト、その管理サイトに入りたいのに入れないらしい。
私は電話先へ自分の名を名乗りつつ、そのお方のパソコン画面を確認する。

そのお方のブラウザ画面(Chromeだった)には、何故かGoogleが表示されていた。「何で、アドレスバーじゃなくて、検索してるのさ」と思うわけです、私は。
で、Googleの検索窓にあったURLをコピーし、アドレスバーに貼り付け直す。で、エンターキー。

画面はGoogleに遷移した。
???

アドレスバーにペーストした文字列は、
hppts:// (以下略)
となっていた。
orz

私はきちんと先方とやり取りをしないまま、「こちらが間違えてました、すみません」とだけ伝え、電話を「そのお方」に戻したのだった。

令和5年ですよ。
しかも、そもそも「テスト結果のリリース日」を勘違いしていて、「1日前だけど、とりあえず管理サイトに入ろう」ってコトで、文科省の役人さんの手を煩わせていたらしい。ま、リリース前で良かったかも知れません、リリース当日だったら、先方が更に忙しかったかも知れない。そのあたりはよく分からないけど。


ま、文科省に対して「いやな思い出」は多々あるし、「意味不明な施策」がむかつく場合もあるが、今回の私の職場の一件は酷かった。酷い。

ここにあるのは2023年8月 7日 23:47の日記です。

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