2022年9月アーカイブ

こちらのサイト(RSSリーダー経由で、いつからかずっと拝見している)にて、ドレイク博士が亡くなったことを知った。
SETI と私 | text.Baldanders.info
9月3日の時点では、日本語のニュースサイトでは、この話題は特に見当たらなかった。

ドレイクの方程式(Drake equation)を最初に知ったのは、多分今から28年前のことである。
雑誌『Newton』の1994年4月号である。ドレイクの方程式は、中学高校の授業のネタにも度々使ってる。

何で、そんなに細かく覚えているのかというと、その雑誌を保管してあるからだ。他の月のものは処分してしまった。この1冊だけ残してある。

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SETI@home も、2年前に休止しましたが、そいつがこの世の中に与えた影響は大きいと思います。BOINC(当初は"BOINC!"だったはず)を生んだわけだし。

この『Newton』の裏表紙には「電源開発株式会社」の広告が載っていた。肖像権の侵害になりそうな気もするので、上に示した画像ではその部分を削ってある。
広告には、女子高校生(多分)と男子小学生(多分)が写ってる。大嶺美香って文字列もあったので、検索してみた。Wikipediaにその人物の項目が立ってた。そのページ内に「電源開発」という語もあった。へーぇ。
男の子の名前は分からない。
おまけの話を終わる。

つい最近、自分の子が希望したので、毎月の『Newton』購入を再開した。『日経サイエンス』と比較し、そちらの方を希望したため。私も、Newtonの方が良いだろうとは思っていたが、一応選択させてみたのだった。『子供の科学』からの乗り換えです。(私自身は『子供の科学』を、親から買って貰ったことは無かった。)


2つめ。
『虚構新聞』もずっと読んでる。「ヒッピーゼミ」も面白かったが、この記事が面白かった。
6連ブロック持ち込みで失格 テトリス世界大会予選

特に、末尾が良かったですね。

近年、対戦型ゲームはeスポーツとして認知が進んできた。だが、昨年4月に行われたインベーダーゲームの世界大会でも、体内に溜めた静電気でゲーム機のCPUに負荷を与え、意図的に想定外の挙動を起こした少年が失格処分を受けている。eスポーツ独自の違反に対処するため、今後さらなるルール整備が求められそうだ。

『ゲームセンターあらし』という語句にて、Twitterをサラッと見てみたが、誰もツッコんでいる気配が無い。だから書くよ。

「エレクトリックサンダー(画像ググリンク)」、その技は私も得意としていたっけなぁ...。

いや、嘘ですけどね。


ノーマルファミコンの前面拡張端子に圧電素子(100円ライターのやつ)からの電圧をかけることはしてました。で、意図的にファミコンをバグらせて遊んだことがあった。マリオブラザーズ(スーマリではない)だと、叩くほどに増殖する「異常な床」が現れたりして、面白かったんですよね。

最終的に、それをやり過ぎてファミコン本体を壊したことがあった。結果的に無料で修理されてきました。任天堂さんゴメンナサイ、昔の話ですけどm(_ _)m

小地球における遷移

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ベランダの鉢植えの「なれの果て」である。
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最初はハエトリソウが生えていて、それを買ってきた。300円くらいだったかなぁ...
そのうち枯れるだろうなぁ...と思っていた。実際そうなった。

ただ、職場の理科室の中では、部活動の生徒がきちんとハエトリソウを育てつつあるようだ。我が家の場合は「何か」が拙かったのだろう。

で、ハエトリソウが枯れた後は、かなりシダの仲間が蔓延った。その同定は行っていない。その時代がしばらく続いた。2年間くらいかなぁ...

その後、今年になってシソが生えてきた。この数年、シソは勝手にプランターに生えてきたりするのだ。10年近く前だと思うのだが、最初だけは「サカタのタネ」を買ったのだ。その後、きちんと育ち、花が咲き、種子が散乱し... 全然「人為的」には種を撒いていないのだが、基本的に勝手にシソは生えてくる。プランター内の土を耕したりすると、それはそれで、またシソが生えてきたりするのだ。

今年のシソは、何故か葉が小さめであった。葉の柔らかさは年々低下してきている気がする。
春になると「改めて種を撒こうかなぁ...」とか考えるだけ考えているが、結局撒かないので、昔にぶちまけられた種子が芽生えるのだった。そして、微妙に形質が変わりながらシソは世代交代を重ねているのだった。

で、今年もそこそこ大きくなったシソだったのだが、この鉢植えについては、突然地面に近い方から枯れ始めてきた。そしてどんどん勢いが無くなっていった。他のプランターなどに生えているシソは、普通に元気に育っているのであるが。
画像の真ん中あたりにある「白っぽい丸い部分」が切断したシソの茎の切り株?である。

また、シダの仲間が育ち始めていた。そして、今はハコベが育ち始めている。双葉が見えるヤツがそれだ。2つほど芽生えが見える。この画像は数日前の撮影なので、今はもっと育っている。

他のプランターでは、春先にハコベがたくさん芽生えた後、ほぼ全て枯れてしまった。そして、改めてそのプランターでは、ハコベが育ち始めている。一度ハコベが全滅したプランターであるのに。

なぜ、そのような遷移(生物用語です)が起こるのか、謎ではある。


過去の遷移に関連する日記
実験データ捏造しました(約20年前) 2006年5月

「国葬」とやら

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「諸手を挙げて」受け入れるわけでは無い。
が、その「国葬」というハナシが出たとき、「まあ、そうだよね」と私は思った。

「賛成か反対か」の二択ならば、賛成に手を挙げる。

シンゾー氏は、かなり頑張ったヒトだと思う。
「好きだったか嫌いだったか」で言えば、好きだった、のかな、多分。

「アベノミクス」とか「教育再生」とか、かなり胡散臭いところはあったが、全般的には真摯なヒトだったように見える。

久しぶりに「物語」を読む

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「小説」を読まなくなった。

が、今回久々に幾編か読んだ。
おおよそ二ヶ月前、子の「夏休みの宿題」の手伝いのため、近隣の図書館に付き添った。その際、幾つかの本を借りた。

SFの古典として「題名」だけ知っていた、ハーバート・ジョージ・ウェルズの『タイム・マシン』を借りた。私が借りたのは『創元SF文庫―ウェルズSF傑作集1』とかいうヤツ。以前、ウェルズについては『宇宙戦争』だけは読んだ。『宇宙戦争(原題 The War of the Worlds)』は、タコみたいな形態の「火星人(という架空の存在)」の元ネタとなったと言われる作品である。

この『傑作集』で私が一番気に入ったのは、その冒頭に収録されていた『塀についたドア』であろうか。まぁ、『タイム・マシン』も面白いけど。
何しろ私は「サイエンス」成分が少ない『塀についたドア』を面白く感じたのである。この書籍の編集者も、『塀についたドア』が良いと思い、冒頭に配置したのだろう。


船戸与一氏の小説を読んだ。この腐れ日記を見返す限りでは、前回に読んだのは文庫版の『午後の行商人』で、2003年2月のことだったのだろう。20年も前なのか。
今回読んだのは『虹の谷の五月』という作品。直木賞とやらを獲ったらしい。当時、船戸与一という人と「直木賞」という組み合わせについて、いまひとつ「ピンと来ない」と感じたことがあったような...

この物語は2003年に文庫化されていたようだ。そいつを借りた。
船戸氏は亡くなっている。既に7年前のことらしい。月日の流れるのは早い。


で『虹の谷の五月』。
例によって人が死にまくる。しかし、読後感は爽やか。
「エンディングの爽やかさ」が無かったとしたら、とてもとても救われない物語ではあるけれど。
船戸氏の小説は大体爽やかに終わる(という認識がある)ので、この物語を読んでいる最中も「せめて爽やかに終わってくれ...」って思いながら読んでた。
主人公の飼ってる軍鶏が死ぬ描写、読んでいて辛かった。ヒトが死ぬ場面よりも辛かったかも。

物語の中間地点を過ぎたあたりから、ラストシーンの「光景」だけは予想がついた。で、当たった。そこに主人公が居るだろうコトは予測がついたが、他に誰が生き残っているのかは、予想がつかなかった。


で、そのラストシーンについて。
かなり「引っかかる描写」があった。それは、「主人公(達)の視線の方向」だ。

科学的(物理学的・光学的)に釈然としない。
そっちの方向に「それ」が現れるとは、到底思えない。

で、その描写周辺などに現れる「猿喰鷲」も虚構かと思った。調べてみた。鷲は居るらしい。


視線の方向が「明らかにおかしい」のは、船戸氏の「何らかの想い」の表出なのだろうと解釈することにした。
「基本的に虚構ですよ」というメッセージなのだろうと。


過去の「『不思議な記述』を含む小説」についての日記
アフターダーク 三日月 朝 西(2007年5月)

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