以下の文章は職場にて、ホームルームを担当している生徒達に宛てて作成したものである。11月7日だったようだ。
紙に印刷することも若干考えたが、デジタルデータ(ロイロノート経由)にて、生徒に託した。
「掃除当番(をサボること)についての、masakiの見解です。長文になりますが、ご覧くださいませ。」というスライドに続け、以下の文面を送った。職場の先輩からも好評を博した(と思っている)ので、披露いたします。
なお、生徒2名からも、直接褒めて(?)もらっています。
掃除当番をサボるのは止めましょう。 簡単に言うと「人から信頼されなくなる」からです。以前、簡単に口頭で言ったことはありますが、少し詳しく説明します。
担任としては、掃除をきちんとやる生徒の方が、印象が良いです。印象が良い生徒については、例えば「大学への推薦書」などを作成する際、「印象が良くない生徒」よりも、真面目にその作業を行います。もちろん、仕事ですので「必要な推薦書」であれば、きちんと作成しますし、調査書(大学へ提出する書類)には、基本的には「生徒の悪い点」は記したりはしません。しかし何しろ、掃除当番という「義務」を果たさない生徒は、私はあまり信用しません。宿題を出さないことよりも、遅刻を繰り返すことよりも、掃除当番をサボることの方が、私は嫌いです。しかしそれよりも、私が気になるのは「周囲の人に信頼されなくなっていくかも知れないことが、怖くはないのだろうか」ということです。
サボらなかった同じクラスの人は、別にあなた(達)を責めたりはしないかも知れません。あるいは「ちゃんとやってよ」と、「にこやか」に言ってくる(だけだと思っている)のかも知れません。私はホリエモン(という人物がいます)が、あまり好きではありません。彼はかなり利己的・自己中心的な感じの人だと思います。彼が学生時代、掃除当番をきちんとやったのかどうかは、分かりません。
しかし、そのような彼でも、今は「ロケット打ち上げ」というプロジェクトを行っているようで、他人に信用・協力してもらいながら、その作業を進めている様子です。あのホリエモンですら、他人の助けを必要としているのです。
あなた(達)が、自分一人で生きていけるのなら良いのですが、人間社会は恐らく、そのような仕組みになっていません。
世の中の仕事の大半は「他人から指示される」ことで始まります。依頼されたことをきちんとこなすことにより、対価の賃金を受け取ることができるのです。まあそもそも私自身、「当番」をサボるのは好きではありません。
多少面倒な仕事などでも、与えられた「仕事」をきちんとやる方が、精神的に楽ですので。「掃除サボり」をする方々に口頭で伝えるよりも、文章で見てもらう方が伝わるかと思い、ロイロノートにてお送りしました。それでは、また来週m(_ _)m