あのブランド、今は高すぎる。
20~30年前の話であるが、当時はポロシャツが5000円もしなかった。England製のヤツが、3000円前後で買えたような気がする。タローズハウスで何度か買ったような記憶が...。
タローズハウスはジーンズ屋なのだが、絶滅危惧種だ。
まとめて(?)あるサイトがあった。
皆、通った!!U.S.VAN・VAN・摩耶・TARO`S HOUSEって覚えているかな~? - Middle Edge(ミドルエッジ)
上記サイトを見ていて、記憶が蘇ってきた。"U.S.VAN・VAN"って店も、どこかで見たことあるなぁ、確かに。"摩耶"はテレビCMで知ってたけど、実店舗は知らない。
私の実家は豊島区なのだ。東長崎駅近く(南長崎5丁目)に残っている店舗は、タローズハウスの本部か何かだったような気がするのである。何度も行ったことがある。
更に何故か、一時期ジーンズメイトの本社も豊島区長崎5丁目にあった、はず。今、検索して「営業本部」であったらしいことを知る。
沿革 | JEANS MATE
平成4年1月
東京都豊島区に営業本部を移転
(途中略)
平成11年1月
東京証券取引所市場第二部に上場
東京都渋谷区神宮前に本店及び営業本部を移転
で、本題のフレッドペリーについての思い出を2つ。
前述のように、昔はそれほどバカ高いブランドでは無かった。
白のポロシャツで、ロゴが紺色のものが一番よく見られた気がする。私もそいつを持っていた。2度くらい買ったような気がする。
そして、私の同僚の2名も、同じポロシャツを着ていたのを見たことがある。私は「ソフトボール部顧問」だったことがあるのだが、前顧問(前監督)と前々顧問(前々監督)も、「白地・紺のロゴのフレッドペリーのポロシャツ」を持っていたのだ。襟に模様が無いバージョン、多分安いヤツ。
お二人とも、既に鬼籍に入られてしまったのであるが。
同じ立場だった人間3人が、同じシャツを持っていたのは、なかなか面白い。まぁ、ただそれだけの話で、特にオチも無いのだけど。
もう一つの方は、もう少し悲しめの話である。
小学生の時、放課後に一緒に遊ぶのは、概ね「近所に住む年齢が近い面々」だった。年上も居れば、年下も居た。女の子が混じることもあった。
で、その面々では一番年上だった男子が、あるときにピンク色のヘッドバンドをしてきたのである。我々は彼に対してこう言った。
「吉野家バンド」
ま、そもそも吉野家はヘッドバンドなんて出していない。ロゴもよく見れば、全然違う。フレッドペリーのロゴの中心に牛は居ない。フレッドペリーは月桂樹の葉らしい。それは後から知ったことだ。対して、吉野家は「しめ縄」ぽい。全然違うじゃん。
今、ついでに検索して知った。吉野家のしめ縄は「横綱級のおいしさ」を表現しているそうな。
しかし、小学生だった我々は、先輩の「おしゃれ」に対して「吉野家バンド」という名を付けたのであった。
「せっかくのおしゃれ、悪いことをしたかなぁ...」って、フレッドペリーを知るようになってから、ちょっと思った私だったのでしたとさ。