地学の教材としての"Cubic Earth"

私のシゴト(高校の地学基礎の授業がメイン)は、現在のところ「消化試合」と「本番」が混在している。
とりあえず、地学基礎については、3学期の授業が最大で18コマあるクラスもあれば、11コマしかないクラスもある。そしてその11コマのクラスは、当然の如く「予定していた試験範囲」を終えていない。ギリギリで終わるはず。
と、思っていたら、多分来週から休校だ。明日の指示を待とう。

で、範囲を終わってしまったクラスは、『君の名は。』を見たりしている。
ま、なかなか面白い映画であるし、繰り返し見ていても、何かしら発見がある。通算では8回目くらいの視聴である。
それでも時間が余るクラスは『風の谷のナウシカ』を見ようと思ってた。昔買ったDVDが家にあったので。この3学期の最後に扱った「地球環境と人間」の学習と、関係があるかも知れないし。

で、表題の"Cubic Earth"。
こちらの方が、より実践的(?)に地学の授業で使える。私は2014年に、たまたまこの動画を発見した。それ以降、「物体としての地球そのもの」を学習する際、だいたいは「導入」として、この動画を生徒に見せている。
来週以降の自宅学習の課題?に、いかがでしょうか。

ま、この物語も、かなり「気になる部分」がある。
とりあえず、一番私が気になるのは「宇宙飛行士(である服部整治さん)は、いったい何千kmの斜面を、何日間かけて滑落したのか。その間、何故握った手を離さずに居られたのか」という点である。
次に気になるのは「何故、立方体地球の『辺』は、あれほどまでにエッジが立っているのか。その割に、『面』にはクレーターらしきものがあったりするのは何故か」ってトコロだろうか。
「キュービック星人」という名称も不思議ですねぇ...。
我々地球人が「勝手に名付けているだけ」な気がするのだが、その名称を「異世界の住人」は普通に受け入れているみたい。高度に発達した彼らだから、心が広い? それとも、そもそも彼らは自称「キュービック星人」なのか? 機械翻訳だから、そうなったの? とかね。


で、その2014年は「教員免許更新」のための講習を受けた年でもあった。
職場のエラい人からは「何だったら、講習免除のための書類も出すよ」とは言われていた。勤め先は私学なので、そういったコトが(正式に)許されている。公立の学校とは身分制度(?)が違うので。
しかし「講習を受けない理由」も特に無かった。また、その「悪名高きもの」を、自分の目で見たいとも思っていた。そんなわけで「ま、講習受けて、普通に更新します」って伝えたのだった。
講習自体は有意義だったと思います。ちゃんと試験も受けました。ちゃんと一発合格しました、全部の授業で。

で、たまたま、私が受講した「教員免許更新講習」の一つには、講師に惑星気象学がご専門の松田佳久氏がいらっしゃった(と記憶している)。「"Cubic Earth"ってのを作ったから、見てね」って、講習で言われた。
私は「はい、この間、ちょうど発見しました! 面白かったです!」とは言わなかった。

慎ましやかな性格なもので、不規則発言をすることが苦手なのですな。自分の職場を除いては。


過去の関連する日記
Youtubeの「再生リスト」を用い、他人の作った動画を管理し、生徒に紹介する(2019年8月)

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