迷走文科省 -「英語の民間検定」編-

教員になった今、Benesseは好きでも嫌いでも無い。
自分が中学生の頃には、大変に世話になった。今でも、そこそこ世話にはなっている。模試の主催者として。今では駿台予備校と一緒にやっている。

しかしながら、安西祐一郎という「私学の雄(なのかな?)」の重鎮を中教審に放り込んだものの、『巨大な利権』の獲得については、最終的に失敗してしまったようだ。そう、「共通テスト」の「民間試験」の件、「GTEC」ってヤツですね。おつです。

私がマジで凄いと思うのが、野原明氏である。元上司。反骨の志士。
というか、厳密に言うと「反骨」ってワケでも無いのかも知れない。単純に「自分に嘘をつかない」ってだけなのかも。
彼は、当初から「センター試験の後釜」は「実現できるわけが無い」と仰っていた。言い続けていた。そして実際、そうなった。当初から、設計が雑すぎたのは確かではあったのだが、それを看破した野原氏の眼力は凄いと思う。


関連する日記
「高大接続テスト」とやらについて、一席(2010年2月)
「学習指導要領案」は総花的で先送りだらけ。問題解決しようとしてないだろ、お前ら。(2016年8月)
迷走文科省(2017年5月)
「高校生のための学びの基礎診断」スか。笑えるわ。(2017年7月)
デジタルネイティブはMacよりSurfaceを選ぶ? から徒然なるままに(2018年1月)

ここにあるのは2019年11月18日 19:44の日記です。

ひとつ前の日記は「"Earth View from Google Earth"は良い」です。

次の日記は「イタリア旅行記 1」です。

最近の日記はこちらで見られます。過去に書かれたものはアーカイブで見られます。