学校における働き方改革推進本部:文部科学省
なるページが出現したので、ざっと見てみた。
なーんか、文科相の文章(pdf)がしっくり来ない。「係り受け」がかなり雑だ。色々と忙しい中、ご本人が作成していらっしゃるのだろうけど。
とりあえず、一番気になったのは第四段落だ。添削してみた。
オリジナル
こうした中で、朝早くからの登校指導や夜間・休日の見回り、勝つことだけを重視し長時間の練習を行う部活動、運動会等の過剰な準備など、必要な授業の準備時間が削られてまで教師が行うことでしょうか。"子供たちにとって真に必要なものは何か"、優先順位をつけて大胆に業務を減らし、家庭や地域の御協力を得ながら、社会全体で子供たちを育む体制が不可欠です。添削後
こうした中で、朝早くからの登校指導や夜間・休日の見回り、勝つことだけを重視し長時間の練習を行う部活動、運動会等の過剰な準備など、漫然と継続されてきた"仕事"は、教師が行うべきものなのでしょうか。"子供たちにとって真に必要なもの"の優先順位をつけて大胆に業務を減らすとともに、授業の準備時間をきちんと確保し、家庭や地域の協力によって"社会全体で子供たちを育む体制"を構築することが急務です。
自分で文章を作成する際は、特に以下の点に気をつけている。
・文章は短めにする。
・性質の違うものを並列で扱わない。
・係り受けをきちんとする。
係り受けについては、なかなか面白い解説サイトを発見した。
「係り受け」はここまで簡単になる! 僕が使っている推敲技術 - Blue あなたとわたしの本
と、自分を棚に上げた文章を記してみたよ。
自分の「授業中の喋り」がどうなっているのかは置いといて。
関連する過去の日記
さらばニチレイ(2006年12月)
書評『誰が教育を殺したか?』(2015年7月)
自殺関数(2016年10月)
鈴木大裕『崩壊するアメリカの公教育 日本への警告』(2017年5月)
迷走文科省(2017年5月)