以前、地学基礎の授業で「日本の活火山の数」を紹介した際の話だ。
「一応、活火山は110ちょいとか言われてますけど、これは北方領土も含まれるんですよね。ま、教科書ですから、そうする必要はあるのでしょう。第二次世界大戦の終わり、ロシア、というかソビエト社会主義共和国連邦が、うやむやのうちに奪い取ったということらしいです。その辺の話も、調べると複雑らしいです。日本の軍人がいたからこそ「あの程度」で済んだ、という話を読んだことがあります。しかし実際、今となってはロシアの人も住んでるし、なかなか返還も難しいのでしょうね。ま、今でも尖閣諸島とか、竹島とか、揉めてるところがありますよね」なんて喋った。
その授業のあと、1人の生徒から質問というか抗議を受けた。
「竹島は日本が自衛隊を不法に置いているじゃないですか」と。
当時の私の認識では「日本領に何故か韓国軍が駐留してる」ってことになってた。ま、それはほぼ正しいらしいけど。
で、「私の記憶では、韓国が軍隊を置いてるはずだよ。間違ってたらすみませんけど。後でもう一度調べてみるわ」と返答した。
先ほどウィキペディアを見てみた。「竹島 韓国軍」で検索したら、Google様は「独島警備隊」を教えてくれた。
韓国の彼らは軍人ではないそうだ。主な理由は以下の通りらしい。
* 事実上の国境警備隊であるため。国境警備隊は軍隊ではなく準軍事組織(警察)であることが多い。
* 日本をはじめとする国際世論を考慮して、対外向けには「軍事占領」ではなく「島内の治安維持」を駐留の理由にするため。
* 韓国国内向けには「軍が駐屯してもよいが、国内の治安をつかさどる警察が駐留している事実こそが、竹島が争いのない韓国領であり、韓国が竹島を平和裏に統治している表れである」と説明するため。
韓国という国の言動は、いろいろと理解不能な点が多いが、熱心な教育あっての「あれやコリア(これや)」なのだろうと、改めて感じた出来事でございました、とさ。
日本が竹島や尖閣諸島の話題を教科書に載せさせるのは、良いことだと思います。私はそれらの「日本国の領土」を知らないまま、義務教育を終えてたし。さすがに北方領土は知ってたけど。