もう数年前になるが、職場に苦情が来たそうだ。
「お宅の生徒が(徒歩のくせに)『自転車用の横断歩道』に入り込んでくる。どうにかしろ」と。
私は「アホか」と思った。そんなコトを気にするヒトが居るとは。
何しろ、それ以降、職場近くの「苦情の出た横断歩道」近くでは、毎朝だれか(自分を含む)が「立ち番」をしているのである。ご苦労なことだ。お疲れ、自分ら。
幸いにして、以下のように「自転車横断帯」は、基本的に絶滅の一途を辿っている。
その理由はこの画像検索結果をご覧いただけば分かるはずだ。律儀な自転車乗りの危険を減らすためとのこと。
かの電話の主、今は「自転車と歩行者の混合」により、釈然としない日々を送っているのか、それとも文句を言わなくて済むから清々としているのか? どちらなのだろう。それが気になる昨今である。そして立ち番は続く。
私は赤信号でも渡る人間である(例1・例2)。
私のような人もいれば、電話の主のようなお方もいらっしゃる。日本社会の多様性のためには、どちらも必要であるということにしておこう。
最近読んだ『限りなく完璧に近い人々 なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか?』はそれなりに面白い本だった。確かに、星4つくらいが妥当かな。(アマリンク)
スカンジナビア半島周辺では、赤信号を守らずに歩き出すと、周囲の人間からの「舌打ち」が発生するそうだ。その話題は何度もその本に出てきていた。イギリス人の筆者は、その点がご不満な様子だ。そして、私も北欧向きではないのだろう。