私の勤め先でも、少々前から「Web出願」というものが導入されている。なんでも「紙の要項や願書を作成するより、安く済む」とのことだそうで。ってコトは、前にも書いた気がしていたら、やはり書いていた。
何か「良くなった点」を挙げるとするならば、「氏名の入力やそのチェック」が不要になったことだ。例えば住所に含まれる「ハイフン」などは、「全角入力で」とした場合、「長音記号」が混じったりして、多少厄介ではある。しかし、氏名の漢字チェックに比べれば、よほど簡単な話である。
ただし、私の勤め先では、真面目に「戸籍にある文字で書類を作成します」ってコトで各種作業が行われており、未だに「外字」を運用していたりする。(その周辺の腐れ日記)
実働部隊は私ひとりなのだけれど。
この間『キラキラネームの大研究』(アマリンク)って本を読んだ。読み始めた理由は後述する。なかなか面白い本だった。
その本の中に「子供の名前に使いたい文字の希望として、『腥』があったが却下されたという話がある。詳細は『日本の漢字』に」ってなコトが書いてあった。で、そっち(アマリンク)も読んでみた。
この本は「じじい」が記しているのだと思っていた。著者は笹原宏之なる御仁。で、一通り読み終わり、驚愕した。私よりも5歳しか上じゃないらしい。やはり「その道のヒト」というのは、凄いのだなぁ...、って思ったのだった。
「腥」は「なまぐさ(い)」としか、私は読めない。が、世の中には「月に星で綺麗だなぁ」って思うヒトもいるからこそ、そういう「子供の名前に使いたい」という要望が出たんだとか。
なお、私の子は「ごく普通に読め、漢字にも意味を込め」て付けた名前である。しかし、ヒトによっては「キラキラネーム」的に見えるらしい。その点に苛ついて(?)いた私でもあるので、『キラキラ...』を読み始めたのであった。
しかし『日本の漢字』を読み進めていくと、私も「キラキラネームを子供に付けるヒト」も五十歩百歩なのかも知れないなぁ...、と改めて考え直すことになった。なにしろ、勉強になりました。
『キラキラネームの大研究』『日本の漢字』、どちらも面白い本です。