椅子にも座れるようになったので、痔の顛末でも記しましょう。
今は入院してるのです。3泊4日の手術。「痔瘻(ぢろう)」ということで、手術をすることになりました。
入院は30日の日曜日。手術は31日月曜日でした。切ったり縫ったりの時間は7分だったそうです。さすが、日本に名だたる名医です。そんな先生に診てもらえるようになったのは、「単なる成り行き」でしかないのですけど。なお「名医」であらせられることは、昔から知っていました。やはり成り行き上。その詳細は個人情報保護(自分の情報です)のため、記しませんけれど。
昨日、自分の日記を自分で検索して知ったのですけど、「ケツがいてーなー」ってのは、もう20年近く感じていたことだったのですね。だましダマシ騙し、ここまで来てました。基本的には「切れ痔」でしたね。時に「いぼ痔」っぽいものが出現した場合もありましたけれど。今思えば、あの「いぼ痔」も「痔瘻寸前」だったのかも知れません。たまたま、膿が皮膚まで出てこなかっただけで。
痔瘻とは何ぞや?って方は、どうぞ画像検索でもしてみてください。簡単に言うと、肛門以外の場所から、大便の一部が出てくるっていう症状です。私はどうも「1型」というのに該当したようです。痔瘻の中では一番軽いやつ。
昨日びっくりしたのは、グーグル様推奨のサイトについてでした。「痔」を(iPhone上のSafariの)グーグル様の検索窓に入れると、「サジェスト」に「19歳、女、痔瘻になりました」が提示されました。
http://blog.goo.ne.jp/dw123
すぐに終わるブログ(放置されてるブログ)なのですが、私は「そうだった、そうだった」って思いながら、読みました。私の瘻孔は小さかったので、皮膚にガーゼ等(厳密には女性用ナプキン)を当てるだけですけどね。彼女は重症だったらしく、「シートン法」の手術を受けたようですね。最終的には難病指定されてる「クローン病」が原因だったらしいです。彼女、薬が効いて、寛解状態になってると良いですねぇ...。
で、私の出術の場合は、便漏れの全ルートを切開・切除しておしまいでした。背骨の途中に注射して、下半身の麻酔をかけた状態での手術でした。
結局、私の場合は切れ痔を繰り返すことにより、肛門が引き攣れを起こしていた(部分的に狭窄していた)そうです。確かに、この2年位は、ずっと「全力での排便」はできていませんでした。全力で排便すると、肛門が切れ、場合によっては鮮血が出るから。当然、痛い。
で、この3月には、過去何度か遭遇した「いぼ痔」が出てきたのです。今までよりは大きかった。上に示した19歳女子と同じような感じです。私の場合は肛門の後ろ側、正式な穴(肛門)のすぐ近くですけど。
自宅にて、「今回のイボは、ずいぶんでけーなー」とか思いつつ、ソファーでダラダラしていました。ら、イボが暴発したのです。
ケツに違和感を感じ、手をパンツの中に突っ込んだら、膿がついてきました。結構大量でした。
ケツの疾患については結構勉強していたので「これは痔瘻だったのか?」と気づきました。
面白いことに、この痔瘻が完全開通してからは、排便時の痛みが消え去りました。プリプリ普通にうんこができました。その点は良かったです。痔瘻経由でケツ(パンツ)が汚れることは、全然良くないけど。
結局、その数日後に、いま入院している病院の外来にかかりました。職場を抜ける時間ができたから。で、前述の「名医」がちょうど外来担当だったこともあり、相談の上手術をすることになったのでした。決めたのは5月でした。仕事に穴を開けないように。って言っても、部活指導は別の先生にお願いせざるを得ないんですけどね。
もう少し、個人的な「痛み」について記します。多分、その辺に需要があるような気がするので。
先程も述べたように、ここ2年位は、排便時に痛みがあることが多かったです。また、排便をしているときでなくとも、ケツに20cmくらいの包丁が刺されるような痛みを感ずることがありました。(ググっても、明確に書かれているページには出会えないのだけど、切れ痔が進行する時に、この「差し込む痛み」が生じる場合もあるとか...?)この「差し込むような痛み」は、何の前触れもなく起こるのです。5秒位で収まりますが、痛いときは息を止めて凌ぐしかないのです。
で、不思議なことに、痔瘻の全面開通以降、この「差し込む痛み」が消えたのです。厳密に言いますと、「痔瘻が塞がりかかっているなぁ」ってときには、この「差し込み」は発生しました。この春以降も。ただし、その包丁は最大でも5cmくらいでした。
まとめますと、現在までのところ、痔瘻が無いときは「差し込む痛み」と「切れ痔の痛み」に怯えていたのですが、痔瘻が元気に活動しているとき?は、その他の肛門周辺の痛みは生じないのです。
ま、なんとなく理解できる気もしますけれど、できれば痛みは無い方がありがたい。
痛み、全部なくなると良いなぁ...。
そんじゃ、病室に戻って、やっと許可されたシャワーの準備でもしてきますわ。
2022/07/14追記
手術後の痛みについて、記してなかったことに気づきました。とある電気店のサイトを最近ずっと見ています。で、そちらの店主さん(ブログ主さん)の痔の記事を見ていて思い出しました。
手術後の痛みは結構強いです。
私の手術は「切ってから縫い終わるまで7分」だったので、あんまり切開していないはずだとは思います。それでも、痛み止めは欠かせませんでした。
貰った痛み止め(既に何を処方されたかは不明)の限度量は、「1日に3回、服用に際しては6時間は空けること」だったように記憶しています。で、基本的に薬を飲んで5,6時間すると、ケツの痛みが再来するのです。で、6時間の段階で痛み止めを服用してしまっては、「薬の効かない時間」が長く続くことになってしまう。
そんなわけで、きっかり8時間毎に痛み止めを服用していました。鈍い痛みに苦しんだのは、数日間だったと記憶しています。薬を飲んで6時間くらいは何とかなるのだけど、その後の2時間は痛みをこらえる。で、また鎮痛剤を服用、と。