模式地がパワースポットぉ?

千葉にある第四紀の地層が「国際模式地」に指定されそうだ、って話、初めて聞いたのがいつだったか、忘れてしまった。
Googleへの照会状況を確認してみた。
chibanian.png

以下のpdfは、日本語化された「国際模式地」の一覧だそうで。
http://www.stratigraphy.org/ICSchart/ChronostratChart2014-02Japanese.pdf

下に示したサイト周辺を見て、いろいろ勉強させていただいた。日本国内に「ゴールデンスパイク」とやらが打ち込まれるという話は、なかなか興味深い。

国際模式地とは - 千葉時代(チバニアン)
https://sites.google.com/a/nipr.ac.jp/chibasection/Home/gai-yao-1

しかし、なんでアドレスが基本的に「中国語のピンイン(拼音)」になっているのだ??? 多分、日本人しか読まないでしょうに。意味分からねー。

で、夏休みにでも、養老渓谷を改めて訪ねてみようかなぁ...、とか思い、近くを通る鉄道(小湊鐵道)の時刻表などを確認していた。
ら、こんなページを発見してしまった。

市原のパワースポット(地球磁場逆転地層)のご案内
http://www.kominato.co.jp/news/powerspot/powerspot.html

おーいおいおい、パワースポットですか。「スイーツ臭」がする語句ですな。止めてほしい。


日本のどこかの誰かが、地層群(の境界)を「パワースポット」と呼び始めたのでしょう。で、それに小湊鐵道が乗っかっちゃったと。
前にも書いたけど、確かに世の中には「神々しさ」を感じるような場所も、あるにはある。その「景色の美しさ」や「独特な雰囲気」を指して「パワースポット」と表現すること、それはまぁ許します。私は「他人の設定した『パワースポット』」は信じないですけど。

でさ、その千葉は養老渓谷の露頭、特に神々しいと思えないのですよ。神々しさを纏うような科学的な要素(?)も、私は見いだせません。
パワースポット業界(?)は大変ですなぁ。

病は気から、パワースポットも気から。


過去の関連する日記
物理的にいうと"パワースポット"は太陽だろうよ(2009年2月)

ここにあるのは2017年7月 3日 16:01の日記です。

ひとつ前の日記は「梅棹忠夫をいまさら読む」です。

次の日記は「「高校生のための学びの基礎診断」スか。笑えるわ。」です。

最近の日記はこちらで見られます。過去に書かれたものはアーカイブで見られます。