ドラクエは今年で「生誕30周年」らしいですね。私は「I」から「V」までは、「攻略本」とか見ずに「自力」でクリアしました。
「I」が発売されたのは、私が高校1年生のときらしいです。夏から秋あたりに、中学時代の友達が貸してくれた記憶があります。「面白いからやれ」と。「II」から「V」は、自分で買いました。「II」を買った時の記憶は、あまり残っていません。私の中では「一番難しいドラクエ」として記憶に残っています。洞窟で、地道にマッピングしたなぁ...。
「III」は発売当日、高校をサボって池袋はビックカメラに買いに行きました。「社会現象」となった時でしたね。その当時、私は高校2年生でした。クラスメイトは50名弱でした。
発売日前、ゲーマー仲間である映研所属のT君に「O君はドラクエ買いに行く?」と質問されました。私は素直に「買いに行く」と答えたのです。質問してきたT君は「僕は(学校サボってまでは)買いに行かないかなぁ。」って、言ってました。「水泳部の〇〇君(名前忘れた)も買いにはいかないって言ってたなぁ」ってな会話をしたはずです。学校をきちんとサボってビックカメラに行くことを明言していたのは、クラスでは私1人でした。
でも、後から判明しました。T君、水泳部の彼とあと1人、計4名が学校をサボって「ドラクエIII」を買いに行っていたと。
ドラクエをとりあえずクリアしていた春先、T君が私に言ってきました。「ねぇねぇ、O君は成績上がった?」
「うん、少しだけ上がったね」と、私は素直に答えました。1年終了時はクラス内順位が42位だったのですが、2年終了時は37位(と記憶している)へと上がっていたのです。
T君は言いました。
「おお、O君も上がったのか。僕も順位が上がったし、水泳部君(卒アル見れば思い出すハズ)も上がったんだって。「あと1人」君(本当に忘れちまった)も成績が上がっていたなら、『ドラクエをやると頭が良くなる』っていう事が証明されるんだよ」と。
それを聞いて、私は嬉しく、面白く、心強く思ったのでした。しかしその後、T君からの嬉しい報告はありませんでした。「あと1人」君は成績が落ちていたのだろうと思ってます。確かめないまま、約30年が経過しました。ま、42番が37番になったって、大したことでは無いのですけどね。
なお、「ドラクエIV」は、大学の友人達と、やはり池袋に買いに行きました。前の晩、彼らと無駄に酒を飲んだ私は、朝の行列から脱落しました。気持ちが悪くなりすぎて。
そんな私の分まで、ソフトを買ってきてくれた石田君達には、今でも感謝しています。
「ドラクエV」については、やはり「買った際の記憶」がありません。あまり内容も記憶してないのですが、スーファミのカセットの外装は見覚えがあります。
まとめますと、難しくて苦労して楽しかったのは「II」であり、物語として楽しかったのは「III」です。「伝説となる地」に足を踏み入れたときの静かな興奮は忘れられません。
なお、「ドラクエVI」はやったことありません。「VII」は妹に借りて、しかも「攻略本」を少し見ながらやったけど、途中で放置したままです。「VIII」以降は未知の世界ですね。