昨年、JR阿佐ヶ谷の「発車メロディー」が変わった。そのメロディは「ジャズ風『七夕』」になっている。毎年8月に行われる「七夕祭り」と10月下旬の「ジャズストリート」に由来するものらしい。
私は「JRの発車メロディーは、同時に鳴らしても『聞ける』ように作られている」と聞いていた。実際、「よくある『発車メロディー』」は、そのように作られているような感じがする。また、ネット上にて「同時再生」を再現している方もいらっしゃる。
発車メロディ同時再生シリーズ
また、同じ駅で「様々なメロディ」が「様々なタイミング」で再生されていても、別に「気持ち悪くて聞けない」というコトは無いように思う。というか、この間まではそう思っていた。
阿佐ヶ谷駅では「チョー気持ち悪い音」がすることを、約一ヶ月前に知った。以下のサイトを多重に(複数のウィンドウにて)開けば、「気持ち悪さ」が再現できるのかも知れない。そういえば、昨年7月は「録り鉄」の方を幾度かお見受けしたっけ。よくこれほど綺麗に、余計なアナウンスを突っ込まれずに、録音できるものだと思う。相当なご努力、忍耐力が必要なはず。
で、改めてそれぞれのメロディーを聞いてみた。1,2番線の2曲は親和性が高い気がする。4番線は帰宅時に聞くので、馴染みがある。3番線の曲は三連符を用いていること、改めて知った。とりあえず、それぞれのリズムだけ見ても、合わないのは明らかである。
私の素人耳で聞く限り、一番 jazzy な和音を用いているのは4番線だ。音だけ見れば、他の曲との親和性は低そうだ。
毎日阿佐ヶ谷駅を使用している身からすると、運行ダイヤの許す限り、車掌さんにはこの「オリジナル」の発車メロディーを長く鳴らしてほしい。「jazz による『聞けない』不協和音」という体験、少し面白いので。