一大転換

とうとう、私は痛風(高尿酸血症)について、投薬による治療を受けることにしました。ってか、既に受け始めて10日程経過しました。

8月の頭、同僚数名と阿佐ヶ谷の焼き鳥屋さんで盛大に暑気払いをしました。焼き鳥を食べ、あまり得意で無いレバーもきちんと摂取し、生ビールばかり飲み続けました。最近はあまりアルコール自体を摂取していませんでしたので、久しぶりの飲酒でした。
その3日後、右足首に違和感を感じたのです。特に「捻った」ワケでも無いのに、痛みが生じるのです。2012年に入ってから、度々そういうことがありました。
更に翌日には、歩行に困難を来しました。
なお、今年7月時点での尿酸値量は、8.5mg/dLでした。立派なレッドゾーンです。検診前の3週間程度の断酒では、尿酸値はそれほど下がっていなかった様子。

「大して(連続的に)酒を飲んだわけでも無いのに、痛風の発作が出るなんて、いよいよ年貢の納め時か...」というコトで、自宅近くのクリニックの門を叩いたのです。正確には自動ドアだったけど。

処方されたのは「アロシトール」という薬でした。正式な物質名は「アロプリノール」といい、尿酸の合成を阻害する薬だとか。確かに、その分子は核酸チックな形状をしています。ネット上で調べてみると、高尿酸血症の治療の際には、この薬が第一の選択肢になる様子です。
ただ、薬を処方される際に薬剤師から「尿酸が動くので、痛みが出るかも知れません」とのお言葉を頂きました。実際、薬の服用以降、四肢の様々な関節が度々鈍痛に襲われています。分かる人にしか分からないだろうけど「痛風の発作の前触れ」の軽いヤツが現れるのですヨ。数分後には痛み自体が消えてしまうので、大して苦痛ではありません。

今回、クリニックから痛風についての小冊子をもらい、改めて知ったことがあります。それは「高尿酸血症の人体には、既に『尿酸の結晶』が蓄積されている」ということ。

「アロプリノール」の服用
→尿酸生成の抑制
→血液中の尿酸量の減少
→「既存尿酸結晶」の溶解と崩壊
→結晶の移動による鈍痛
ってなコトらしいです。
この「鈍痛」が消えた時、それは「私の体内の尿酸の結晶」が溶けきったときを示しているのでしょう。

10数年間の結晶、いつになったら消えるのかしらん...
あと、今まで言い忘れてましたが、私は「痛風発作の定番」と聞く「足の親指の付け根での発症」は体験したことがありません。少なくとも5回以上の発作に襲われているのですけれど。なお、発作は初回が一番強烈でした。

ここにあるのは2012年8月19日 17:23の日記です。

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