先日、やっと「買わねばならない」と思っていたものを買った。それは「1円切手」だ。前島密氏の肖像が用いられている切手だ。初めて買った、手にした気がする。
何故、1円切手を買ったのかというと、こいつがあったからだ。
9円切手。
1枚だけ、ずーっと手元に残っていた。
こちらのページを見ると、郵便料金の変遷が見られる。
公共料金の推移
私がモノゴコロついたとき、封書は50円、葉書は20円であった。私が5歳になったとき、その価格に値上げされたものだったようだ。
いつの間にやら、葉書は30円→40円と値上げされた。平成元年(1989年)、3%の消費税が導入された。その際、葉書は40円→41円、封書は60円→62円になったのだ。
ミスチルの"my life"はちょうどその頃に発売された歌だ。
平成6年(1994年)、郵便料金は更に値上げされ、現在と同じ価格となった。封書は80円、葉書は50円である。その際に発行されたのが、上の画像にある9円切手だ。知っている人には説明する必要もないかも知れないが、「古い41円ハガキに貼り付け、新料金の50円にするための切手」である。当然「18円切手」もあった。画像を検索するまで、そのデザインを忘れきっていたコトに気づいた。
Wikipedia によれば、9円切手や18円切手は、2002年に発売が停止されていたらしい。知らなかった。
何しろ、10年以上「この9円切手、使わなきゃなぁ...」って思ったまま、引き出しの中に放置してあったのだ。晴れて9+1円で10円になったので、いつか旅立つ日も来るだろよ。
しかし思えば、私が授業を担当している生徒達は、モノゴコロついたときから、消費税が5%だったのだろうな。
2%上がったのは、平成9年(1997年)のコトらしい。私がネット上に駄文を披露し始めた頃だ。
そのときに生まれたヒトビトは、もう中学2年生になっているのですなぁ...。ま、そりゃ私も老いるわなぁ。