以前、長年の疑問を家庭科の教員にぶつけてみた。
「先生って、普段自宅とかで料理するとき、調味料を匙で計ったりするんですか?」
「しないわよ」
「でも、家庭科の調理実習ではいちいち計量しますよねぇ?」
「そうよ。生徒に料理させるときは、調味料をきちんと計らないと、食べられないものができあがるから(笑)」
確かに、2時間かけて「食べられないもの」を作っても、意味はない。
料理は慣れてくれば、途中で味見しなくても作れるようになっていく。
最近、「土間土間」というチェーン居酒屋によく行く。
配偶者に勧められて「カルボナーラきしめん」というヤツを初めて食べたとき、結構衝撃を受けた。しかし、二度三度と食べるうちに、インパクトが薄れてきた。
配偶者曰く「この店で最初に食べたときは、もっと酢が効いていて、美味だった」と。そう言われれば、そんな気がしないでもない。
料理は奥が深い。