この新書(アマリンク)は、20年前に発行されたものだ。大学1年のときの一般教養「言語学」で先生から「買え」って言われて買ったような気がする。講義はかなり記憶に残っている。おもしろかった。試験のできが悪く、その単位は落とした。
生涯に「買わされた本」の中では、かなり良い作品だと思う。
今回改めて読み直してみて、私は結構きちんと「本の内容」を吸収していたように感じた。
「読み直し」は多分2回目かな。実家に置きっぱなしにしても意味がないので、学級文庫に置こうと思ったのだ。置く前に、改めて読んでみた次第。
私は
「エスペラント語」なんて、普及するはずがない。日本語と他の言語に於いて、「単語」や「概念」は「1対1」で対応するわけではない。だったら「1(エスペラント) 対 多(すべての言語)」なんて、成立するはずがないって思っている。
この認識のタネが、20年前の読書だったらしいことに、改めて気付いた。
忘れていた内容も多々あった。「虹を7色に数えるのはニュートンが始祖らしい」とか。
この本の他に、鈴木孝夫氏の他の著作を読んだかというと、読んでいない。
学級文庫に置いてきた。