欧州連合 - EU - 「EUがあなたの学校にやってくる」EU大使・外交官5万人の高校生に出張授業って企画に当選したそうで、駐日イギリス大使の David Warren 氏が勤務先にいらした。
大変に日本語が達者な方で、スゲーなーと思ったのでした。
高校生全員が大体育館に集まり、授業を受けました。
私がその授業で面白いと思ったのは、「(国家が)EU に加盟できる条件」とやらです。後で、ネット上を検索したら、同じ情報がありました。
欧州連合 - EU拡大 から引用
EUに新規加盟するための基準は1993年のコペンハーゲン欧州理事会で決定され、「コペンハーゲン基準」と呼ばれています。 コペンハーゲン基準は加盟のための要件として、加盟申請国が以下の諸条件を満たすことを定めています。
- 民主主義、法の支配、人権および少数民族の尊重と保護を保証する安定した諸制度を有すること(政治的基準)
- 市場経済が機能しておりEU域内での競争力と市場力に対応するだけの能力を有すること(経済的基準)
- 政治的目標ならびに経済通貨同盟を含む、加盟国としての義務を負う能力を有すること(EU法の総体の受容)
とりあえず、「ぽっぽ兄が夢想するアジア共同体」は、彼の目の黒いうちは実現しないだろうと再認識しました。EU の形成だって、50年以上必要だったワケです。
なお、授業の最後には質疑応答がありました。
昨日の教員間の打ち合わせでは、「ギリシアの件について、イギリスとしての見解を聞こう」というような声もありました。しかし、みんなオトナなので、控えることにしたのでした。
最終的には、ちゃんと、代表の生徒が英語で質問していました。スゲー。
そのうちの一人は「アジアで、HATOYAMA の言う「EU のようなもの」はできると思いますか?」って尋ねてた。Warren 氏は、ごくやんわりと「なかなか難しかろう」って仰っていた、と私は認識しました。
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