この間、結構見入ったテレビ番組に『ルビコンの決断』があります。1月14日放映でした。公式サイトから引用します。
葉っぱビジネスで稼げ!「テレビ東京」って、なんか鼻白むんですよね。金儲けネタを扱う番組が多くて。
~限界集落おばあちゃんの挑戦~
徳島県上勝町は高齢者が元気な町である。高齢者が山林や庭で葉っぱを採集し、「つまもの」として出荷される。料亭や割烹で料理に添えられる「つまもの」である。仕掛け人は農業指導員だった横石知ニ(金子貴俊)。地元のおばあさんを使った横石の奇抜なビジネスは大成功。おばあさんたちは収入を得て生きがいを見つけることになった。県内で有数の高齢者の多い町にもかかわらず医療費があまりかからない地域になった理由は、仕事に生きる元気な高齢者が多いからだと地元の人々は胸を張る。
上記番組で扱われた「葉っぱを商品化した集団が居る」ってハナシは、以前に聞いた事がありました。過去、「おばあちゃん」達は金が儲かってウハウハだったかも知れません。
しかし、それは「労働者が搾取と感じない搾取が行われていただけ」だと思うのです。
公式サイトを見てみました。
そして町の半数近くを占めるお年寄りが活躍できるビジネスはないかと模索したところ、"つまものビジネス"="葉っぱビジネス"が1987年にスタートしたのです。たまたま、バブルと事業開始が重なったので「買い主」が存在していただけのような気がします。今はライバルが多そうな気がします。良く知らないけど。
この「おばあちゃんの葉っぱ」話、私が初めて聞いたのはせいぜい2,3年前だと思います。その界隈(青果市場など)では有名だったのかも知れませんが、ニュースなどで聞いたことは無いです。
私は「(高級)料亭」って行ったコト無いです。
政治家以外にも、そういった場所に行く方々はいらっしゃるのでしょうが、ニュースでは「政治家某が料亭で会談」みたいなヤツしか見ません。よって、私の頭の中では「料亭=政治家の巣窟」ってコトになってます。その料亭の支払いには、賄賂も含まれているのだろうと常々思います。
賄賂というのは、ゼネコン(とか)の従業員の給与がピンハネされたものだと思って、間違いないでしょう。ま、そのピンハネによって、企業が生き存えると云う面もあるのかも知れませんので、一概に悪とは言えないかも知れません。とりあえず、日本の法律的には「罰が与えられるべきもの」なのでしょう。難しいですね。
おばあちゃん達が集めた「葉っぱ」が売れたのは、生産者?である「おばあちゃん達」が真面目に働き、ゼネコン周辺のヒトビトが低賃金で働かされ、上納金がしっかり「消費者」たる政治家に回ってたってコトがあるのでしょう。
バブルも終焉を迎え、積み上がった国債が気になる昨今です。景気の良いハナシは少なくなり、仕方なく20年前のハナシを発掘し、「まだどこかに商機はある」って喧伝を行う「テレビ東京」。ちょっと寒いッス。
私は金子貴俊氏にも寒気を感じます。いまいち受け付けないんですよね、武田鉄矢よりは余程マシだけど。
金が無駄にあったから、高級料亭も需要があったのだろうと思います。今後、更にそういった業態は衰退していくだろうと思います。正しい流れだと思います(と、胡散臭い筆者 Masaki は言った)。
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