2009年9月アーカイブ

夏休みの悪しき風習

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8月は、ほとんど「腐れ日記」を記さなかった。しかし、Google 様のおっしゃるコトには、ariori.com 全体のアクセス数は、先月比で4割増だという。

結局、そのアクセス数増は、
冬の自由研究(リンゴの変色について) -"知恵ぶくらー"を嗤う-
に因るものなのであった。
ずっと昔、小学校や中学校に通っていた頃、私も「自由研究」には困らされた。


で、新学期が始まり、高校3年を担任している私の手元には、いくつかの作文(のようなもの)が集まっている。大学等へ提出する「志望理由書」である。

「君らの担任として、仕事をしてますよー」ってフリをするために、彼らの作品を添削するのである。文章の「キモ」こそ変えないよう心がけるものの、文体や構成がかなり違ったものになってしまうのだった。そして、それは毎度のことである。私が真面目にやるほど、その傾向は強くなる。
ただ、「もっときちんと書け、それから見てやろう」ってコトになる場合も多い。何しろ、ある程度書けている文章じゃないと、私も添削はしない。それほど「暇&お人好」じゃない。
ただ、言い方はそんなにきつくなく、「縁日のあんず飴の水飴」でくるんだような表現となる。「オブラート」どころではない。私は、八方美人の教員なのだ、エッヘン。

そんな私は「一般受験こそ、受験の王道である」って思ってる。作文で大学に入るなんて、邪道なのだ。暗く長い、コタツ経由の受験勉強こそ、高校生が辿るべき正しい道なのである。


話を戻す。
「教員による手入れ」が顕著に認められるのが「青少年読書感想文全国コンクール」である。
入賞作品なんか、どう見ても教員の作品だ。あれは、教育上どうなんだろう? 入賞者の心に、暗い影を残しそうな気がする。「あれは、私の作品じゃない...」って。

と、比較するフリをして、自分のシゴトを正当化するのであった。

構成パーツは以下の通りです。
CPU: Intel / Core 2 Duo E8200
マザーボード: ASUS / P5K (現在BIOS1006)
メモリ: KINGBOX / KBD2GD2-1066
ビデオカード: 玄人志向 / GF8600GT-E256HW/HS
HDD: HGST / HDP725050GLA360
光学ドライブ: Sony NEC Optiarc / AD-7200S
CPUクーラー: リテール品
ケース: Songcheer / TQ700mkIV
電源: Antec / NeoPower430
ディスプレイ: EIZO / FlexScan L550

2008年初頭から、全て定格にて使い続けてきました。
メモリは PC2-8500(DDR2-1066)にて運用してきました。しかし、使用して1年経過するかしないかの頃、メモリが死にました。
ブルースクリーンになる頻度が増しました。"Memtest86 v2.01"では画面が真っ赤(エラー頻発)になったので、分かりやすかったです。
「永久保証」の製品だったので、無償にてメーカー交換となりました。

そしてまた、この3週間くらい、突然フリーズする頻度が増えました。
起動途中でのフリーズや、BIOS 設定が勝手にクリアされる(ただし、設定の保存やロードは可能だった)こともありました。
"Memtest86 v2.01"では、ほとんどエラーは出ません。2周強で5個のエラーです、ビミョー(^_^;) ただ、メモリテスト中、突然フリーズしたことがありました。

3日ほど色々いじった結果、メモリの速度を落とせば、フリーズは起こらない事が判明しました。ついでに 3.5 インチベイにあったカードリーダーを、念のため外しました。無駄な USB 機器を排除するためです。
現在は PC2-6400(DDR2-800)で動いています。
BIOS のバージョンを落とすことも考えましたが、面倒なのでやっていません。

マザーボードからメモリに供給される電圧を弄れば、当初のクロックでも動くのかも知れませんが、試していません。電源ユニット自体の劣化とは考えたくないです。
なにしろ、どこかのパーツで経年劣化が起こっているのは、確実なのでしょう。

ネット上で検索しても、私のような事例は見あたらなかったので、披露しておきます。
クソ高いメモリを買った意味が薄れました(T_T)


そういえば、休み明けのパソコン室(42台のパソコンが入っている)は、特殊なケミカル臭がします。
「このニオイ、好きー」という生徒と「くさーい」という生徒の両方が居ますね。私は好きでも嫌いでもない。
このニオイを嗅ぐたび、「電解コンデンサが、徐々に劣化しているのだろうなぁ...」って思います。

レメディ

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「紫友同窓会会報 第37号」とやらが、先日届いた。
東京都立小石川高等学校・小石川中等教育学校の同窓会報である。

そのなかで「ホメオパシー(参照)」なる語を発見してしまった。高校の先輩であるらしい「日本ホリスティック医学協会会長 帯津良一氏」についての記事内にて。

協会名から怪しい。そして、そのサイトを見てみた。
「場」という語が多用されていた。

「波動」とか「場」という語に対して、私の「似非科学センサー」は激しく反応する。仮にも、医学部を出たような科学者であるならば、やたらに「場」という語を使って欲しくないものである。同窓会報の「プロフィール」を見る限り、外科が専門らしいから、単なる「技術者」でしかないのかも知れないが...
「老人の宗教かぶれ」は始末が悪い。


私が愛読している NATROMの日記帯津氏の病院のコトが書かれていたので、数日間温存していた話題を書いてみた。


この音楽は、私の子どもが反応した歌。先月末だったか、車の中でラジオから流れてきた。
♪アオ、アオ の部分が気に入ったようだ。真似をしていた。
彼女は NHK教育 で流れる「ぐるぐるどっかーん!」などの歌も好きなのだが、ビートの効いた曲も好きであるらしい。

帰宅後、ネットで検索し、曲名とアーティスト名を再確認した。どこかで聞いたことがある方も多いのでは無かろうか。
「レメディ」繋がり、終わります。

Sept. 11, 2001

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"NASA Image of the Day" は常にチェックしている。
昨日は以下のような画像だった。

20010911nasa.jpg

私としては珍しく、フルサイズの画像を見てみた。
画像左下に"ISS003E5387 2002/01/24 16:10:35"との印字があった。
最初は NASA がアサヒっているのかと思い、"ISS003E5387"でググってみた。
最初に出るページには、こう書いてあった。

Please note: The date identifiers on some frames (other than those that indicate Sept. 11, 2001) are not accurate due to a technical problem with one of the Expedition Three cameras.


中途半端に画像を修正するよりは、生データを披露することを選んだのだろう。


過去の関連する日記
2001/09/11 貿易センタービル
2001/09/17 緩慢な搾取のもとに
2001/09/26 情けは人の
2001/10/11 「911テロ」から一ヶ月
2002/03/11 もしかして
2006/09/12 「罪のない市民」など存在しない
2008/09/11 ミディアムボイルド・ワンダーランド

2005/12/06 教員採用試験の公平性

2006/07/25 「教員免許更新制」vs「開かれた学校」

2007/06/22 教育職員免許法

2007/07/13 教員の総「修士化」にもの申す

2007/09/26 教員免許更新制について

2008/02/23 卒業式と国歌「君が代」

2008/05/27 書評『誰が学校を殺したか』

2008/09/03 怪しい教員が怪しい教員達を観察

上に示した教員免許や採用システムについての意見を、新設カテゴリ「教員免許の周辺」に、放り込むつもりです。


私の経験から言うと、教員のシゴトってのは、系統立てて学べるものでは無いと思います。就業前に「教員のシゴト」について学ぼうとも、あんまり意味はないと思います。
教員生活17年目に突入している私にとって、役に立ったと思える大学時代の勉強は、「理科教育学(指導要領に基づき、授業案を考える授業)」と「教育実習(教育実地研究だったかな?)」と「卒業研究」です。「児童心理学」や「青年心理学」なども、履修した記憶がありますが、それとオシゴトは関係ない気がします。


今日はとりあえず、早晩無くなるという噂の「教員免許更新」研修の無意味さについて記します。

2.教員免許更新制の目的:文部科学省 にはこうあります。

教員免許更新制は、その時々で教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識技能を身に付けることで、教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることを目指すものです。

「定期的に最新の知識技能を身に付けること」が目的ならば、「10年間の最後の2年、まとめて合計30時間の講習」なんて、意味が無いです。
『本来の目的』通り、きっぱりと「ダメ教員はクビだよ」ってシステム構築に力を注ぐべきでしたね。


私は多分毎年、最低でも合計10時間は研修に参加しているはずです。命令で行かされたこともあれば、自ら志願して行ったこともあります。役に立ったこともあれば、直接シゴトの役には立たなさそうな研修や、行ったことも忘れてしまった研修もあります。いくつかは当サイト上にも記録を残してあります。多分、理科というのは、研修が多めに必要な教科だとも思います。
何しろ、それらの合計は、10年間あたりで優に100時間を超えるはずです。

10年間で「たった30時間」では、「資質向上」は望めないでしょう。意味がないシステムだけが残ったわけです。消えても差し支えないですね。
なお、私自身が研修によって、教員としての資質が向上したかどうかってコト、それは分かりません。キッパリ。



文科省は「自ら学び自ら考える」子どもを育成するつもりだそうです。異論はありません。私も自ら学び自ら考えるヒトでありたい。
現行の「教員向け講習」、基本的に教員が講座を選べるようです。しかし、そもそも「教員」は自ら学び自ら考える存在でなければならないハズです。言われなくたって研修に参加するようじゃなきゃダメでしょう。


公立学校では、公正な採用と人材の流動化(首切り基準の明確化)を進めるべきだと思うのですね。「校長にその権利を与えろ」って方などもいらっしゃいますが、公立学校の校長がスバラシイヒトである保証は無いです。

勤務時間内に政治活動するとか、ワケ分かりません。北海道とか山梨とか、そういった方面で有名な地域もあるようですが。


公立学校では次から次へと、お上から無理難題が降ってくるようです。最近決まったことでは「小学校での英語教育」とかね。現在の「上意下達」的な公立学校に奉職なさる「コマ」を育てるためならば、下手に「何か」を教え込まない方が良いのでは無いでしょうか? 政権交代も頻繁に起こるでしょうし、あんまり教育を施すと、柔軟性・従順さが減りそうな気がします。


そんなこんなで、教員免許取得のための修行期間は、大学の4年間で十分だと思います。
さっさと現場に入って、揉まれた方が良い。
免許更新は教育委員会の事務作業が膨大になり、無駄な役人・無駄金が必要です。


2009/10/26追記
私が「もっともだ」と思った、愛読しているサイトの記事を紹介します。

ネットで教科「情報」日記 : ここからが本当の始まり

免許は4年で取れないと - 情報科blog

教員養成6年制は愚策である - 学校教育を考える

ここにあるのは2009年9月に書かれた日記です。

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次のアーカイブは2009年10月です。

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