幼子の眼差し

昨日、池袋のサンシャインシティに行った。私と配偶者と子と。
配偶者は GAP にて捜し物があるというので、私と子は周囲を散歩することにした。

彼女は「吹き抜け」が好きなので(というのは、以前に吹き抜けがある病院で、ガラスをバンバン叩いて騒いだことがあったので)、「ほぉれ、吹き抜けだよー」などと機嫌を取っていた。
しばらくした後、気がつけば、彼女は私でも吹き抜けでもない方向をじっと見ていた。
視線の先には、「夏休みなので、ナンパでもできたら良いなぁ... って思ってウロウロしている(ように見える)、高校生くらいの男子3人組」がいた。特に、そのうちの1人と目が合ったようだ。
私は例によって「ども~」と言って、彼女に挨拶を促した。彼女は私の指示に従い、素直に挨拶をした。残りの2人は、幼子と挨拶した彼をはやし立てていた。「おいおい、そんな小さな子じゃあ、ナンパもクソも無いだろう」ってな感じなのだろう。私の子は「逆ナン」に成功したと言えるのかも知れない。
私達親子が佇む場所には、何となく居づらくなったのだろう。彼ら3人組は別の場所への移動を開始した。私が子に「ばいばーい」と言って挨拶を促すと、彼女は素直に手を振った。かすかに逡巡した後、逆ナンされかけた彼は手を振り返してくれた。

ここにあるのは2009年8月17日 19:52の日記です。

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