秋葉原と錦糸町、必ず連休中に行こうと思っていた。
秋葉原では、「不要なパソコンソフト」を売り払うつもりだった。錦糸町ではオリナスに行き、ちょっと前に貰った「福引きの券5枚」を消費してくるつもりだった。
連休中に実家を訪れた際に、「絵馬が付属した破魔矢」とか「お守り」とか「お札」など、「湯島天神関連グッズ」が再発見された。なお、絵馬は巳年だった。私が大学受験した年である。
職場の個人ロッカーには、湯島天神のお札がちゃんと置いてある。
大学時代の旅行サークル帰路の長崎でゲットした「亀山社中の木製お守り」とか、勤務先の修学旅行引率で買った「太宰府天満宮のお札」とかと一緒に。
私は割と信心深いのかも知れない。「無神論者」を自称している割には。
実家の「湯島天神グッズ」は、20年近く置きっぱなしになっていたようだ。妹の分(だと思う)も一緒に湯島天神にお返しするコトにした。
公式サイトのFAQには、以下のような記述がある。
Q 古くなった御神札(おふだ)・お守りはどうしたら良いのでしょうか?
A 御神札・お守りはお受けになってから一年ほどしましたら新しいお御神札・お守りに受け替えていただくのが一番よろしいかと思います。古い守札は境内に「古札納所」がございますのでお納め下さい。
「古札納所」とやらがあるコトを、そのサイトで知った。
で、実家に行った翌日、矢やお守りをお返しすべく、さらっとお参りしてきた。現在の住居からは、自転車で楽に行ける距離である。秋葉原や錦糸町を含めて。
上野公園をサンダル&ママチャリですり抜けた。「私は地元民だよーん」って主張しているようで、ちょっと誇らしいような気がした。単なる自意識過剰である。
秋葉原の歩道は混んでいたが、ソフマップの買い取りセンターは空いていた。
福引きでは、微妙な「福」を引いた。最下等である6等賞の「ポケットティッシュ」を5個ゲット。
電車やバスを使わなくて良かった。アシが出る。
大学時代に所属したサークルは「伸歩会」という名称で、年に3回ある長期休業中の「徒歩旅行」が最大の行事だった。
「そのサークルに入ったから歩くコトに興味を覚えた」のか、あるいは「歩くのが好きだったからサークルに入った」のか、定かではない。ま、何しろ歩いたり、チャリンコで移動するのは嫌いではないのである。
見知らぬ土地を歩くのは面白い。
もちろん、見知らぬ土地自体を訪れるコト自体が面白い。だから、初めての場所に、無理に徒歩でアプローチする必要なんて無いのである。若さって素敵。
もちろん、「車窓見学」ばかりの旅行は味気ないケド。
自転車や徒歩の利点は、「普段、自動車や電車で通り過ぎてしまうような場所を、比較的ゆっくりと移動し、その周辺についての情報を得られる」って点にあるような気がしている、ここ数年。
で、気になっていた「東京スカイツリーの根元」も行ってみた。
住み処から買い物のために錦糸町へ車で向かう際、その横を高速通過していたからだ。
地味に人出があった。
8年前に私が危惧した「地上波デジタル化の成否」は、今も流動的である気がする。
しかし、スカイツリーの現場では、鉄骨を組み上げる努力が続いている。
「構造」を設計した職人、「業務遂行方法」を設計した職人、「鉄骨そのもの」を組み上げる職人。
私も私なりに、職人として精進したい。