最初はグー またまたグー いかりや長介 頭はパー 正義は勝つ ジャンケンポン
気がつけば、私に於いては「昭和体験」よりも「平成体験」の方が、長くなっていた。
「昭和の日」って、祝日の名称として今ひとつピンと来ないのだが、まぁ、それはそれとして。
冒頭の「最初はグー...」は、私の記憶の中のフルバージョンである。
結局、無駄な装飾は脱落し、「最初はグー」だけが生き残ったわけだ。
この駄文執筆に先立ち、Wikipedia で「ザ・ドリフターズ」や「8時だョ!全員集合」の項を見てみた。大変に興味深かった。
今、私が担当している学生は、すでに数年前から「平成生まれ」である。そして、その彼女らは、何の疑い(?)も無く、じゃんけんをする。「最初はグー、じゃんけんポン!」って。
ごく稀に、「ねぇねぇ『最初はグー』って、志村けんとかが開発したんだよ」と教えてあげる(?)コトもあるが、彼女らにとって、それはどうでも良いらしい。ま、確かにどうでも良いね。
志村けんという「じいさん」は知っているが、「8時だョ!全員集合」は伝説としてしか知らないようだ。当たり前だ。彼女らが生まれたのは、あの番組が終わってからだ。
私は以前から思ってる。日本をもっとも変えたのは「8時だョ!全員集合」であると。
だって、じゃんけんって、やったこと無いヒト、居ないっしょ。老若男女、今やじゃんけんするトキゃ「最初はグー」だ。
「日本の伝統文化」とか「伝説のTV番組」なんて、甘いレベルじゃなく、DNA にかなり近い部分に、ザ・ドリフターズは取り入ったと思うのだ。いや、ホントに。
ここ数日、パチンコの CM で、赤い忍者装束のいかりや長介氏が「おいっす!」って現れるヤツが流れてる。
あれは、いかりや氏は「おいっす」だが、対するコドモは「おー(っす)」と言っていたハズだ。間違っても、コドモ達の大多数は「おいっす」とは言わなかった。私の記憶では。
その点が、若干残念な CM である。どーでも良い話題だけどね。