昨日今日、学期末なので、担任としての事務作業をしながら、並行してやっているコトがある。
来年度から、職場の「学籍・成績関連」のシステムは、完全に入れ換わる予定なのだ。
その準備として、様々なデータの整形を行っている。
生徒個人のデータや、教職員のデータは、それぞれ担当者で分担して、数ヶ月前に作成してあった。昨日は、それぞれの生徒が「どの年度にどのクラスに所属していたか」ってテーブル(csvファイル)を作成した。それなりに面倒であった。
ファイルの整形・作成には「桐」を用いた。桐は職場のパソコン全てに入っている。自宅でも購入したが、それほど使っていない。自宅の Vista のヤツは、桐のバージョンが新しすぎるからだ。Xp版とVista版の間には、ファイル形式の互換性がないのだ。
今日は「科目コード」なるものを作成した。
この作業は「先の事を考えずに行う」と、後で困ることになる。
「教科コード」については、先日職場のセンパイと相談しながら行った。そして今日、中学校と高校の全ての「科目」について、私がコード番号を(勝手に)割り振った。
なお、教科ってのは「国語」とか「数学」とかの括りです。科目は「現代文」とか「古典」とかの括り。
高校生が卒業するときには、「調査書」や「生徒指導要録」がきれいに仕上がっている必要がある。それらの帳票に於ける「科目の並び順」を考慮に入れながら、コードを割り振っていくのだ。「コード順」イコール「調査書での並び順」となるのがベストである。
簡単そうに思えるかも知れないが、これはそれなりに面倒なのだ。1,2,3,... と連番を振ってしまってはダメなのだ。
科目名というのは、「学習指導要領」が変更されるたび、バンバン変わっていく。
これから導入するシステムは、しばらくの間(数年~十数年? あるいは数十年??)は使い続ける事になるだろう。その間には、複数回の学習指導要領の「改訂」が行われるはずだ。
それを見越しておく必要がある。各教科毎に、コードがやたらに連続しないよう、高校時代の3年間+教員生活の15年間で培った感覚で割り振っていく。隙間を空けておいて、そこに新しい科目名が入れられるようにしておくのである。
楽に調査書などがプリントアウトされるように。
私は現在、職場で理科と情報科を担当している。
今度の「新学習指導要領」にある両教科の科目名は確認してあった。
で、改めて他の教科の科目名を確認した。
英語は逝っちゃってます。新しい科目名。
コミュニケーション英語基礎
コミュニケーション英語I
コミュニケーション英語II
コミュニケーション英語III
英語会話
英語表現I
英語表現II
私だったら、そんな無意味な「コミュニケーション」なんて枕詞は付けないッスね。
本来、語学はコミュニケーションのためにあるのだろうし。
そういえば、職場では実力テストなどの際、「リスニング」が行われることがあります。以前は「ヒアリング」と言っていましたが。
英語の試験監督に当たった場合、生徒の気持ちになって問題に臨むことがあります。
聞き取れないこともあれば、(教卓に近い)生徒の間違いに気づくこともある。
私はそんな感じなのですが、およそ20歳年上の理科の先生は、「私は全然分からないねぇ、第一、そんな授業を受けてこなかったから。文法などはやったが、聞き取りなどはしなかったから(意訳)」っておっしゃってました。
「ふーん」って感じです。
センター試験のリスニングの平均点が妙に高い(難易度が低い)のは、大学の英語のセンセイ(老人達)が、生徒を見くびっている(自分たちよりも「リスニング能力」が低いレベルだと思っている)からじゃないかと思いましたね、その会話の後で。
って、ここまで書いてみて、あながち「コミュニケーション」って入れるのも悪くないかも... って思いかけました、 が、やっぱり変じゃねーか? 語感が悪い。アベシンゾー効果ッスか?
この科目名がほぼ確定したのは昨年半ばらしいです。「再チャレンジ」とか「スピード感」みたいな、一連の「変なニホンゴ」の上にあったのかも知れませんね。
こちらの最後に科目名の一覧があります。
今年の頭、新聞などで一通り報道はされていましたが、英語のグダグダっぷりには気付かなかったッス。
「現代文A・B」や「古典A・B」ってのも、かなりヤバめな気がします。日本語なのにアルファベット使ってる。
「現代文其之壱」とかで良ぐね?