WindowsVistaは本当に買いなのか
http://secret.ddo.jp/planets/Toshi/vista.html
は面白かったです。初稿は Vista が出始めた2007年3月に書かれたようです。
例によって、何故そのページにたどり着いたのかは忘れましたが、一通り読ませて頂きました。
「ウィンテル同盟」という語もあまり聞かなくなりましたね、何故でしょうか。
特に興味深かったのはこの部分です。
とうとうやりました。マイクロソフト!
VISTAでは従来のAPIを捨てて、.NETフレームワークを基本としたAPIに乗せ変えました!
つまり、高速で動かなければならないAPIで有るにも関わらず、遅いAPIにしてしまい、強引に開発者に使わせようと言う訳です。
おそらく互換性の為に今までのAPIも使えるはずですが、きっとマイクロソフトは開発者に向けてこう言うでしょう。「古いAPIは互換性の為に残して有るだけで今後サポートされる保障は有りません。新しく開発するアプリケーションでは新しいAPIを使ってください」と。
つまり、今まで作られたアプリケーションはVISTA上でもそこそこの速度 (とは言えXPよりも重くなるでしょうけど) で動いてくれるはずです。
しかし、今後VISTA専用アプリとして作られたプログラムは、重たいAPIを使っているのでもっと重くなるのです。
もはや我々は、CPUパワーやメモリインフレがもっと向上して救済してくれるのを待つしか有りません・・と言う状況になるのです。
実際、一番最後の文については、実現されています。CPU も メモリも、クソっ速くなりました。
私が Vista に乗り換える気になったのも、2008年初頭には、だいぶ環境が整ってきたからです。それまで、自宅では古いパソコンで Windows2000 を使っていました。
".NET"が何なのか、今までハッキリと知らなかったのですが、何となく理解できました。
また、確かに Vista では動かないプログラムに出会った事があります。ノートパソコンの"BIOS 更新プログラム"でした。ちょうど、この文章を読んだ後だったので、古い Windows 上で走らせ、事なきを得ました。もしこの文章を読む前に、それを弄っていたら、いつまで経っても解決しなかったかも知れません。
ソフトウェアの進化(?)と、生物の進化って、かなり似ているような気がします。
無駄なコードがどんどんどんどん蓄積していくところが。
ウイルスは、パソコン用も生物用も、逆の方向へ進化している気がします。特に生物内で増殖するウイルスは、どんどん素敵で単純なコードを目指しているように見えます。
単純さを求めるコードと、過去を飲み込みひたすら巨大化していくコード。相反する力の駆け引きによって、コンピューターの世界も、生物界も、その姿を変化させていっているような気がしました。
「プ会」に参加したから、こんなコトを考えたのかも知れません。
ま、生物とパソコンで究極的に異なるのは、パソコン用のコードは複雑になっても、何も良い事は無いってコトですな。
そんな事をぼんやり考えていたのは、この週末なのであるが、今朝、生命の起源について、面白いニュースがありましたね。
'生命の起源''有機分子は隕石の海洋爆撃によって生成した!!