トコジラミ 100日戦争

既に笑い話になったので、書きます。

私が現在住んでいる場所はマンションです。
10年くらいの間隔で行うらしき大規模な修繕の際、何故か手足に発疹が現れ始めました。蚊でもなく、ダニでもなく。
遭遇したことのないルックスの発疹は、遭遇したことのない痒さでした。

しばらくそれが続いた後、配偶者が隣人に相談しました。
「その痕は南京虫じゃないの?」

南京虫の正式名称はトコジラミです。(ウィキリン)

ネット上で調べたところ、"エヤローチA"という製品が良いらしいことが分かりました。
通り道になりそうなところに、定期的に散布するのだそうです。
その当時は子供が生まれてくる前だったので、何とか子供が生まれるまでには退治しておく必要がありました。かなり必死でした。子供には殺虫剤を吸わせたくないし。
ってか、まず痒い。
私は比較的痒みなどには強いようなのです。何に比較するかというと、私の配偶者。彼女はかなり痒みに弱い人間なのですね。私は蚊に刺されても、だいたいそのまま放置します。そのうちに痒みなどは引っ込んでしまうから。彼女は、体質的なものなのか、痒み止めは必須なのだそうです。そうしないと、掻きむしったりしてしまうから。蚊でもそんな状態ですから、南京虫は洒落にならない。私でも十分に痒く、薬を塗るくらいですから。

で、およそ3日おきに、部屋の隅など奴ら(南京虫)が深夜徘徊しそうな場所に散布しました。
また、時々は布団の上などで発見し、プチプチと潰していきました。潰した数は10匹は下らないでしょう。大きめのヤツから、生まれたてみたいなヤツまで。

南京虫が通る場所には、ウンコをするのか何なのか、黒っぽいシミ(排泄された血?)が付着します。部屋のそこここに見ました。そこに重点的に殺虫剤をスプレーしました。
で、徐々に襲撃は収束していったのです。殺虫剤の効果もあったのでしょう。また、進入経路だったと思われるエアコン配管用の換気口?も封鎖しました。しかし、まだ私だけは刺され続けていました。


ある日、カーテンを見ていて気づきました。謎のシミがあることを。
それは、カーテンのフックを設置する、「くしゅっ」と縫われた場所近くでした。

親玉(母親?)が居ました。かなり大きなヤツが。
ブチッと潰しました。過去最高の血が出ました。私のヤツでしょう。
last_boss.jpg

その後、定期的に殺虫剤を散布しておきましたが、被害は出なくなりました。徐々に散布の間隔を開けていき、戦争は終結しましたとさ。


結局、"エヤローチA"は3本買いました。2度に分けて。使ったのは1本半分でした。
1本未使用が余っていますので、ご希望の方が居たら、送料そちら持ちでお譲りしますよ。
air_roach_a.jpg

ここにあるのは2008年11月23日 11:44の日記です。

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