私は常々、「現在の」銀行という存在には疑問を持っている。
「余っている人からお金を預かり、足りない人へ貸す。その際、手数料を取る」という、「銀行本来の業務」ならば、これからもきちんと続けてほしい。しかし、現在の銀行は、アメリカも日本も腐っている。
アメリカの銀行は、不動産価値が上がり続けるだろうという前提の元、金を持たない人に対して、彼らの所有する不動産を担保に金を貸し付けた。どうも「証券化」などと云うらしい。しかしそれは結局、金持ちに上手いコト言って、せしめたものだ。不動産価値が下がり、貸し付けた金が戻ってこなくなった。当然、銀行は営業が成り立たなくなる。ざまあみろ。
日本の大手都市銀行は、テレビCMをバンバン打って、自らの支配下に置いた「元サラ金」を宣伝している。金を持たない人を煽り、上手いコト貸し付けて、そこから金利を貪り取ろうとしている。そして、その資金はカネを持つ人から、ほぼ無利子で調達しているのだ。
「公的資金」を注入された銀行などは、給与も中小企業並みにすべきだと思うのだ。
かたや「財政再建団体」となった夕張市職員などは、普通の公務員(おおよそ従業員50人以上の企業の平均?)以下の給与しか、得られていないはずだ。銀行も同じ扱いにすべきだ。今までさんざん高給を取ってきたのだから、それくらい構わないだろう。
と、ここまでは一気に考えたが、よく考えるとニホンって、そのクニ自体が赤字だった。国債という名の借金漬けになっている。と、云うことは、地方公務員も国家公務員も、もっと給料が少なくても良いのかも知れない。なぜ、夕張市だけは可哀想なことになっているのだろうか。ま、特に夕張の場合は、前任者たちの無策が招いたコトではあるだろう。しかし、無策ぶりはクニも夕張も、それほど変わらない気もする。
ニホンと夕張のどこに境界線があるのか、不思議といえば不思議である。
東京都の公式ページを見ていて、凄まじい情報に遭遇した。
都立高校のヒラ教諭(最近できた「主任教諭」や「主幹」ではないヒト)は、劇的に給料が下がりそうである。それも、高齢(特に40代以上)の方々。
元ネタはこちら。
平成20年 職員の給与に関する報告と勧告
「教員の残業手当」はどうなったのか、今のところ不明ではあります。そっちを増やす可能性も、未だ残されてはいるのでしょうけれど...。