中国産の牛乳にメラミンが混ぜられたのは、タンパク質が多いように見せかけるためであった。
タンパク質とは、α-アミノ酸(図は最も簡単なアミノ酸 グリシン)が多数つながった物色の総称である。アミノ酸は、その分子内に、必ず1個以上のアミノ基(-NH2)を持つ。簡便なタンパク質検出法は、試料中の窒素 N を定量するらしい。詳しい仕組みは知らない。
今回の事故、検査する方も、牛乳を(正に)水増しする方も、「仏作って魂入れず」じゃねーかと思った。生産者(の元締め?)は酪農業の心意気から逸脱してるし、加工会社は本質的な品質管理からはズレているように思える。
で、面白い(不謹慎でスミマセン)と思うのは、メラミンの毒性の表現方法である。日記の表題にした「エッグタルト428個」。これは毎日食べ続けると、メラミンによる健康被害が出る量のコトらしい。
多分、その計算はある程度確かなのだろう。そして、ppm(parts per million)オーダーのメラミンなんて、普通の大人なら、無視して構わないハズ。
しかし、百個超のエッグタルトを毎日食ったらば、それは危険だろう。確実に成人病になれる。糖尿・肥満・高血圧や、そこから派生する脳血管障害などが、近い未来に待っているハズ。
エッグタルトはマカオ名物だそうで、数年前に訪れたトキ、本家?の店で頂きました。おいしかったです。KFC でも一時期エッグタルトを扱っていたが、マカオの方がおいしかった気がするッス。ま、名物・名産品とはそんなものなのでしょう。
ちなみに、私が忘れ難い食べ物を適当に挙げると、こんな感じ。
青森のホヤ いわきのメヒカリ シルクロードのハミウリ パリのパン 大連のサヨリ 上海の焼き小龍包 喜多方のラーメン 広島のお好み焼き(以上、思いついた順)