強欲すぎるっしょ。-バーミキュライトは金ではない-

最近おもしろかった新聞記事。

「幸福の木」から金の粒 ?
高校生が調査 ▼ 園芸土と判明
台東区の女性が育てている木の鉢から、金色に輝く粒がたくさん見つかった。以来、女性は気になって仕方なかったが、都立科学技術高校(江東区)の科学研究部の生徒たちが調査し、ナゾの粒は主にオーストラリアで産出する園芸土と判明。女性は「金じゃなくて残念だったけど」と言いつつ、胸をなで下ろしている。
自営業の佐々木舞子さんは6月末、約20年前から自宅で育てていた「幸福の木」を別の鉢に移し替えようとしたところ、金色の粒が手のひらをいっぱいにするほど出てきた。一粒が直径数ミリの大きさで、見かけは金箔(きんぱく)にそっくりだった。
宝石店などで調べてもらったが判明せず、悩んでいたところ、同部部長の相川幸平さん(17)らが調査を買って出た。「蛍光エックス線分析装置」などを使って調べたところ、物質の成分は鉄38%、ケイ素21%、アルミ19%など。金は含んでいなかった。この成分比率は「バーミキュライト」と呼ばれる園芸土と似ており、国内でも広く市販されていることがわかった。
佐々木さんは「ゴールドじゃなかったのは悔しいけれど、楽しかった。こんな機会があれば、子供たちももっと科学に興味がわくはず」と感激した様子。顧問の早川信一・主幹教諭は「不思議に思ったことを調べるのが科学の基本です」と話していた。
(2008年8月12日 読売新聞)

ササキさんの勘違いも分からなくはないです。私も同じような勘違いを小学校のときにしました。
鉢植えの中に、「妙に角張ってるキラキラしたツブツブ」を見たときはドキドキしましたねぇ。しかし、同じツブツブが DIY の店先などにも存在するのを見て、「金じゃないんだろうなぁ」って気づきましたね。
この記事、ツッコミどころが多すぎるのですが、個人的には、"バーミキュライト"の姿と名前が一致したことが、一番の収穫でした。

ここにあるのは2008年8月21日 18:44の日記です。

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