割とどうでもいい話だけど、印象的だったデキゴトがある。
上の画像は、阿佐ヶ谷駅の商店街通路にある水道メーターの蓋である。昨日、やっと画像を撮影できたので、記事にすることができるのだ。
もう多分2年以上前のある朝のコト。職場に向かう私とは逆方向へ歩いてくる女性がいた。
30歳前後だっただろうか? あるいは、私と同じくらいだったのかも知れない。
その女性はハイヒールを履いていた。
カツカツ音をさせながら通路を歩いてきた彼女の足下から、ガシャッと金属的な音が響いた。そして、彼女の歩みは止まった。
上の図のように、彼女はメータの蓋を踏んでしまったのである。そして、持ち上がった「作用点」にて、もう片方の足の甲を強打してしまったらしい。
ま、私でも電車内でヒトの足を踏むことはあるから、彼女も人の足を痛めつけたことがあろう。多分、そのデキゴトは、今までの埋め合わせだったのだ。
画像のような水道メーターは、その通路にたくさん存在する。時々、布テープなどで周囲を貼ってある。事故防止のためなのだろう。しかし、地面に貼った布テープなど、すぐすり切れてしまうのだ。どれくらいのヒトが、同じような事故に遭ったのだろうか。
ハイヒールを履かない私のようなヒトは、少しだけ幸福なのだろう。