悲しみのピヨピヨ

一昨日一八時過ぎ、JR阿佐ヶ谷駅はダイヤ街側の改札。
六十歳がらみのバックパックを背負った小柄な夫婦、自動改札を「ピヨピヨ」言わせつつ通過。
JRの正規職員ではなく「警備員」と思しき、やはり六十歳がらみの男性、何も言わず。
三十六歳の私、老夫妻の直後を通過。
無事自動改札を通過した両人、アイコンタクト&「してやったり」との微笑み。

あの夫婦、自動改札を子供料金で通過すると、ランプが点いて「ピヨピヨ」言うことを、知らなかったのじゃないかと思うのだ。
…私は淡く深い悲しみを感じた。


とは言うものの、私も何度かキセルしたことありますけどね。定期券が紙製だった頃の話だ。昔はおおらかだった。キセル乗車を推奨するワケではないが、それが簡単だったことは確かだ。
大学時代の友人には、京都の遙か向こうから「無銭乗車」で東京まで帰ってきたという強者もいた。ま、乗ったのが無人駅の上、道中、検札が全然来なかったコトもあったそうだが。

ここにあるのは2007年7月12日 20:56の日記です。

ひとつ前の日記は「消えゆく教科「情報」」です。

次の日記は「教員の総「修士化」にもの申す」です。

最近の日記はこちらで見られます。過去に書かれたものはアーカイブで見られます。