ミランコビッチ・サイクル

本年度は「理科総合B」って科目も3クラスほど担当している。
一緒に担当しているのは、私よりも若い生物の先生である。コキ使えて楽である。

って、別にヒトを「アゴで使っている」ワケではありません。ただ、年上の先生と接するときよりは、多少「大ざっぱ」な応対となってしまいます。
「理科総合B」では、1学期の授業案は私が作成し、2学期以降はその先生にお願いすることにしてある。ごく簡単に言うと1学期は天文学メイン、2学期は遺伝メインとする予定なのだ。1学期は授業用のプリントを作成し、全クラス共通で使用している。

中間試験が終了し、私が行った理科総合Bの授業は、1クラスあたり最大2コマである。あるクラスは試験後最初の授業が今日だった。
で、もう一人の先生(Nセンセ)のクラスでは、明日「試験後4コマめ」に突入するそうなのだ。そんなわけで、本日17時過ぎから授業プリント原稿作成を行った。


絶対、私よりもNセンセの方が大変なのだ。

私は大学で地学を専攻した。現在の勤務先には「東京都私学適性試験」の「化学」を受験し、ソコソコの結果を出したため、呼ばれたようだ。で、最初の非常勤講師のトキ、担当したのは中3の理科と高1の生物Iだったのだ。豪快な学校だ。

自分の専門外を教えるコト、高校ではソコソコあるだろう。私も「生物II」まで担当したことがある。あれはキツかった。
Nセンセも修行として頑張って欲しい。
これって、日記に書く内容か? ま、本人にも直接「修行だと思ってください」って言ったはずだ、確か。


で、本日私が作成したプリントについて、思うところを記述する。
扱ったのは「地球という星(惑星)の特異性」である。

「太陽からの絶妙な距離」とか「光合成生物の誕生」とか、今この地球が存在するには「たくさんの偶然」が存在したのは確からしい。で、「地球の大気」についても触れるわけだ。今は「地球温暖化」が進行していると言われている。
しかし、このネタについて触れるならば、地学専攻としては「水蒸気による温室効果(ググリンク)」や、「ミランコビッチ・サイクル(ググリンク)」についても触れざるを得ないだろう。「地球温暖化はぜーんぶ人類のせい」っていう「偏った報道」に接しがちな現代ニホンジンだ。

確かに「省エネ」は重要だが、盲目的な環境保護(理科の勉強不全)は「牛乳パックの再利用」みたいな「ワケ分からない活動」を生み出しもする。
って、パソコンを使う私は、化石燃料やウランの核分裂の「成れの果て」である「電力」を消費するさ。クーラーつけてないから許してチョンマゲ。


話は冒頭に戻るが、私と一緒に「理科総合B」を担当しているのが別のセンセイだったら、もっと丁重に授業案を作るだろうなぁ…。
Nセンセは明日、彼の机の上にある私の原稿に初めて出会い、午前中の3時間で予習をするはずだから。スミマセンねぇ…。


「ミランコビッチ・サイクル」等を学ぶ(教え込む)コトについての哲学的考察、気が向いたら作成します。

ここにあるのは2007年6月12日 23:05の日記です。

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